今年ネット専業の生命保険会社が誕生しました。

よりよい商品が増えてくるのは歓迎できます。

ライフネットとSBIアクサの2社です。

ネットだから余計な経費がかからないから安いという理屈で保険料が安いとうたい文句で、消費者も納得しやすい理由で契約を伸ばしているようです。

確かに多くの保険会社・共済商品と比較しやすい年齢と保険金額ではかなり安い方(それでも最安ではないようですが。)ではあります。

30歳男性3000万円10年間の死亡保険といった比較など、多くの比較される条件で。

しかし、生命保険とりわけ死亡保険は30歳に加入するわけでも10年きざみで加入するわけでもありません。

ライフプランニングに従って必要な時期に必要な保障を備える必要があります。

さらに、なるべく消費者が得をする・保険金を受取りやすいような設定で考えます。

そういう考えで保険設計をしてみると、不思議なことが起こります。ネット専業生命保険会社の方が保険料が高くなるのです。

実際に何パターンも設計をおこなっていますので確かです。

ある方ですと生涯で100万円以上もネット専業生命保険の保険料の方が保険料が高く出ました。

もちろん、ライフプランニングによってはネット専業生命保険の商品の方が保険料が安い方もいらっしゃると思いますが、全員がそうではなくむしろ少数派です。

ネット専業銀行の商品もよければどんどん私の保険設計に組み入れていきたいのですが、このおかしな現象があるのでまだしばらく先かもしれません。

特に、消費者が得をしやすいところに重点を置く保険設計をするとネット専業商品は・・・・・。

通販専門の自動車保険もそうですが、なるべく手間がかからない、つまり保険金を支払う可能性の低い人を多く集めて、支払い事務のコストを抑える戦略のようですね。