昨日のブログの続きです。

医療費制度が変わります。

リハビリ病棟について

『新規入院患者のうち15%以上が重症、退院者のうち他病院に転院しなかった患者が60%以上』であることが求められます。

これが何を意味するか。

これまでの制度では病気で寝たきりの人を病院を転々とする介護難民の受け入れ機関としてリハビリ病棟・介護病棟が使われていました(病院にコネのあるような方などごく一部の人だけ)が、これができなくなります。

新規入院患者の15%以上が重症でないといけませんから、違う病院から軽症の患者を受けいれることが難しくなります。

また、退院させる患者は転院させられないので、他の病院への紹介状などの発行も制限されます。

過去に記載しましたが、一つの病院では同じ患者を入院させられる日数は限られています。(病院経営上の問題)

つまり、ほとんどの患者(重症でも)は、最初入院した病院で1ヶ月・2ヶ月程度入院して転院することなく退院して自宅療養(介護)をせざるを得なくなります。

今の入院1日●●万円という医療保険、役に立ちますか?総額で200万円もの保険料(日額1万円)を払っていて、本当に重い病気でも2ヶ月程度しか入院できない。

200万円÷60万円(60日)=4回以上。

それでやっと払った保険料相当額の保険金を受取れます。

それでも医療保険に加入しますか?

この制度改革はまだまだ序の口です。どんどん医療制度は医療費抑制の方向に動いています。

その流れを敏感に感じ取らないと何百万円ものムダな保険料を払うことになりますよ