<立命館大転部>他大学にも驚きの声…「不公平感」広がる
4月15日2時30分配信 毎日新聞

生命科学部のある立命館大びわこ・くさつキャンパス=滋賀県草津市で2008年4月14日午前10時6分、本社ヘリから懸尾公治撮影

 14日明らかになった、立命館大(京都市中京区)の定員超過入学者の転部問題。他大学にも驚きの声が広がった。文部科学省の基準を超えてしまったため、補助金の不交付や翌年度の学部新設の延期を甘んじて受け入れた大学もあり、大学間にも「不公平感」が広がりそうだ。  

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 文部科学省は、私立大学等経常費補助金の交付基準を入学定員超過率1・3倍(新設は経過措置で1.4倍)未満に設定。また、過去4年間の超過率が学部単位で1.3倍未満でないと、学部・学科・研究科の翌年度の増設申請ができない決まりになっている。

 08年度にスポーツ健康学部を新設予定だった法政大(東京都)は、07年度に開設したばかりのデザイン工学部の入学者が定員280人に対し383人に達した。超過率は1.37倍。一部の教員の採用が決まり、雑誌広告などを出していたスポーツ健康学部の開設を結局、1年延期した。

 立命館の措置について、関西学院大学(兵庫県西宮市)の担当者は「人数の設定はギリギリのところでやっているが、10年以上この仕事をしていて(転学部で対応する話は)聞いたことがない」と驚きを隠せない様子。同志社大(京都市)は「ここ数年で超過したことはない。もっと以前なら調べてみないと分からないが」とした。

 法政大や、07年度に新設した政策創造学部の超過率が高く、補助金を減額された関西大(大阪府吹田市)は「コメントすることはない」。近畿大(東大阪市)の担当者は調整の難しさには一定の理解を示しつつ、転学部という措置については「他大学のことなので」とするにとどめた。

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少子化で経営難の大学は苦しんでいます。

質の低下も叫ばれています。

大学はかなりの数が淘汰されるのが当然の流れです。

違法性はともかく道徳的に許されない行為をしてでも生き残りをかけてきています。

建設業者も同様の現象が確実におきてきます。

時代の確かなな流れは何かをとらえて先手を打ってください。