最近大雨による水害の被害が多いように思います。

水害で命を落とされる人、避難生活をよぎなくされる人。床下浸水、床上浸水による後片付けなどに追われる人。

のご苦労、ご心労察するに余りあります。

ふと思い出したことがあります。

ある、ハンディのある家族のマイホームについてのアドバイスをしたときのことです。

ご家族としてはご主人の職場に近い海のそばを希望していたのですが、予算やハンディのある家族にとってうまく合う物件がなく、山の方の土地にマイホームを建てるように勧めました。

海沿いを避けるようにアドバイスをした理由には予算のほか、地盤改良費が高くつく可能性があることと、他に万一水害が発生した際にハンディのある家族を連れて避難するのは大変、避難先での生活も大変だということがありました。

多くの方は今回の大雨の被害があるまで、それほど水害について恐ろしさを感じていなかったと思います。

しかし、水害は起こりうるし、被害は甚大です。

しかもハンディを持った家族がいた場合は少しの遅れで取り返しが付かないことや、苦しい避難所生活を送ることによるストレス、床上浸水した自宅を直すための経済的、人的な負担も甚大です。

やはり、その方その方によって適切なマイホーム、立地は違います。きちんと相談者のことを思って土地を提案できることをうれしく思います。
(売ってしまえばそれっきり、手元の物件ですぐに決めようとします悪質不動産業者もいますが・・・。)

ハンディの家族のいる家庭に山の方の土地を提案し、受け入れられて本当に良かったです。