<NECトーキン>社員1万人近くを削減、国内3工場も閉鎖
1月27日20時46分配信 毎日新聞

 NECの電子部品子会社「NECトーキン」は27日、国内外で正社員(現在約1万9000人)の半分に当たる約9450人を今年中に削減すると発表した。昨秋以降の金融危機深刻化を受け加速した人員削減では、国内企業で最大規模となる。

 景気低迷でパソコンやテレビなどのデジタル家電、自動車などの販売不振が続き、収益環境が悪化しており、大幅な人件費削減が避けられないと判断した。

 国内では、正社員約2800人の16%に当たる約450人を削減。3月に35歳以上を対象に早期退職を募る。海外の人員削減も早期退職を中心に実施する。

 また、携帯電話機向けなど小型の角形リチウムイオン電池事業から2月に撤退し、電子機器用スイッチの生産も9月までにやめる。これに伴い、国内7工場のうち3工場(栃木、岩手、兵庫)を5〜12月に順次、閉鎖するほか、7カ所ある営業拠点も2カ所に統合する。これらの措置に伴い、09年3月期連結決算に計約260億円の特別損失を計上する。

 資金は、NECを引受先とする約380億円の第三者割当増資を2月に実施しまかなう。その後、株式交換により来年度中にNECが完全子会社化する。

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仙台に本社のあるNECトーキン関係の相談者は何人かいらっしゃり、約1年前から危惧して、その後の状況などをそれとなくうかがっていました、(中には「余計なお世話です」と怒られたことも。)

予測が現実となり不安な状況になっていらっしゃると推測されます。

アドバイスが正しければ正しいほど、批判であればあるほど人は耳をふさぎたくなります。

しかし、正しい情報を元に早めに手段を講じていれば助かるはずなのですが。

この記事を読んで、氷山に沈没するセレブが乗る大型客船。周りの小さな漁船の方が「もうすぐその船が沈むぞ」とアドバイス
しても耳を傾けようとしない光景が浮かびました。