福島 新築マンションで高放射線量
1月15日 18時55分 NHK
去年7月に新築された福島県二本松市の賃貸マンションの室内で、1時間当たり1マイクロシーベルトを超える放射線量が測定されました。二本松市や国は計画的避難区域に指定された浪江町の砕石場の石が床のコンクリートに使われたことが原因とみて詳しく調べています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120115/t10015282731000.html

残念ながら私の予測がまた当たってしまいました(影響を考えてブログ等では記載していませんので信じていただかなくても構いませんが。)。

昨年の春から夏場にかけて被災された方が相談にいらした際に、新築物件を購入されるときには、このコンクリートの放射線について注意していました。急ぐ必要が無ければ平成24年の春になってからの方がいいです。ともアドバイスしていました。

※すでに業者に物件紹介されていたとか、契約済みの方には不安にさせることと、業者から営業妨害と言われるので伝えられなかったケースもありましたが。

「基礎コンクリートに使う石や砂や水に放射性物質が含まれる可能性があるから、建築前の放射線数値をはかっておいてください。基礎コンクリートを打って後すぐに数値を測っておけばわかります。もし高い数値であれば基礎をやり直させることもできますから。建物が建った後では難しいですからね。」

業者選定の際に私の指示を守ってくれる業者を選んで契約した際にはちゃんと調査をするのでまったく問題ないのですが、ご自身で選んだ業者で契約した場合は自己防衛するしかないので。

実際にどこまでの方が建築前の数値を測ったかわかりませんが。ご相談されてきちんとアドバイスを守っていただいた方はこの報道を聞いても安心です。

ただ状況としては資材不足等の理由で契約を急がされるというところもあったのでそこまでチェックできなかった方も多いかとは思います。

しかし、建築前の数値が無いと建築後の数値が高かったとしても、その高い数値が基礎コンクリートが原因かわかりませんので。難しいところです。二本松の場合はあまりにも高かったので明確に基礎コンクリートが原因と断定できましたが、宮城県では数値的には微妙なことも多いでしょう。

細かいところを言えば建築する際の建物が建つ予定の土をきちんと削り取って外部に運び出したかどうかもですが。土についても建物が建った後には取り除けないですから。

不確定要素であっても建築業者・不動産業者にとって不利になるような話は業者は積極的に言いません。

何度も申し上げていますが一生家族が暮らすマイホーム購入については、売り手業者に相談する前に売り手以外の信頼できる第三者のプロに相談すべきです。