東日本大震災後の異常な住宅市況がそろそろ落ち着きの兆しが見え出しました。

これから人口減と住宅供給過多によって、不動産の格差(良いものそれなりの価格を維持できるが、悪いものは一気に値下がり)が拡大していくと予測されます。

そんな中、我が家に入ってきた中古マンションのチラシ。

『いまの家賃とお比べください!』
毎月返済額61,163円!!

この地域の家賃であれば震災前であれば月8万円弱くらいでした。
それよりも一見安い!!と見えますが、これは2000万円の住宅ローンを30年間0.65%の変動金利で借りた場合。

変動金利ですから金利が上昇すれば当然返済額も増えます。

さらに、『いまの家賃とお比べください!』
ということであれば、賃貸では払う必要の無い管理費・修繕積立金・固定資産税も含めないと家賃との比較にはならないと思いますが。

※不動産業界ではどうか・・・・。見た目安くするのが当たり前のテクニックということも業界の常識ではあるかもしれませんが。

管理費・修繕積立金だけで月31000円強でした。固定資産税分もあわせれば月4万円以上は確実です。※今後上昇する可能性も高いです。

合計すれば月10万円以上。これと家賃をお比べすべきだと思います。

※住宅ローン減税を受けられればメリットはあるかもしれませんが、チラシには購入時の諸費用が入っていないのでそちらでプラマイゼロと仮定します。