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昨日のブログにて、どれだけ保険代理店・保険会社が設けているのか説明しましたが、
細かいところを突っ込まれても不本意なので。

生命表はあくまで生存と死亡を出しているので、高度障害という死亡保険金と同等額の支払対象になった状態は含んでいません。

データは見つけられませんが、1000人の30歳男性が10年間に高度障害に何人かなるかもしれませんので、その分は考慮にいれるべきというのは確かですが。

ただ、次のような高い条件を満たす方の確率は・・・・。

高度障害保険金の支払該当

1.両眼の視力を全く永久に失ったもの
2.言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
3.中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
4.胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
5.両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
6.両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
7.1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
8.1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの

これらのいずれかに該当した場合というのが多くの保険会社の約款に記載されています。

7、8はわかりにくいですが、脳梗塞などで左半身とか右半身が麻痺したものは該当しません用は失っていても、存在はするので。

ただ、もし死亡保障の保険に加入していて、これら高度障害に該当しているのに保険金を請求しないのはもったいないですので、可能性があればダメもとで請求してみましょう。

16年01月09日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
【保険会社はボロ儲け?】

厚生労働省の「生命表」から日本人の死亡確率から保険会社の儲けの計算をする方法があり、ネットでもよく見かけます。

まず、日本人の平均余命から日本人の平均寿命は、
男性:80.50年(≒81歳)

女性:86.83年(≒87歳)

これは、生まれたばかりの乳児が何歳まで生きるのかを 平均した場合の数値です。
残念ながらコウノドリに出てくる赤ちゃんのように生後まもなく亡くなる方もいますし、幼くして事故で亡くなる子どももいます。
そういってものも含みます。

一方、生命保険会社が死亡保険の保険料などを算出する際に利用しているのが、「平均余命」です。

例えば
30歳男性の平均余命は51.21年、50歳なら32.18年  
30歳女性の平均余命は57.32年、50歳なら37.96年

先ほどのように子どもの頃に亡くなる方を除いていくと30歳など大人になった方は平均寿命よりも長く生きることになります。


では、保険会社の儲けはどのくらいか。

例として30歳の男性の場合の10年間で。
国内漢字生保の10年更新型で5000万円の死亡保障がついた特約付き終身保険に加入。 

5000万円死亡保障部分の保険料が月々8000円とします。


30歳男性の生存数は1000人中989人、一方40歳の生存数は981人。 

10年間の間に死亡者は1000人中2人。10年間の死亡確率は0.2%。
(実際は10年目の生命表の30歳と今の40歳を比べるといいですが、統計的に差は小さいので同じ年(H26年厚生労働省)のもので出しました)

更にいうと保険に加入できるのは、健康状態が良い人なので実際の死亡確率はもっと低くなるはずです。

ただここでは考慮しません。

10年間で0.2%の死亡確率に対して10年間の支払保険料が8000円×120ヶ月=96万円。  

5000万円×0.2%=10万円 96万円-10万円=86万円。

これが保険会社の利益で保険代理店・保険募集人はこの中から手数料や給料をもらっています。

5000万円の死亡リスクに対して10年間で86万円が高いかどうかは各人の判断になりますが、単純に生命表による死亡確率だけを考えた保険料は
30歳男性が5000万円を10年間保障する場合、5000万円×0.2%=10万円なので、年間1万円、月額で900円弱で本来いいはずです。

営利を目的としない共済でもここまで安くは無いです。もちろんチラシや事務費などのコストはかかりますが。
コストを押さえていると言われているネット生保もメディアへの広告費をかけていますので結構な保険料になります。

本当は20代、30代の死亡リスクに対する掛捨て保険料はもっと安くできます。しかしそれをしないのは代理店手数料など儲けを重視した提案をせざるを得ないから。

もっと安く死亡保障を備えることを知っていて、相談者に教えることができるFPは本当に限られます。
当然無料相談では知ることはできません。
16年01月08日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
16年01月07日

先進医療特約

【「先進医療特約」は必要か?

先進医療特約は、医療保険・がん保険に付帯されてよく販売され
ています。

「最新の高度な治療が受けられる。しかし、費用がとにかくかかる」
というイメージがあります。

たしかに先進医療としては有名な重粒子線治療や陽子線治療などは健康
保険適用外で、300万円ほどの自己負担がかかります。
ガンの治療法に関する先進医療は高額になりがちです。

これ以外の先進医療には30万円とか20万円とか、数万円の先進医療
もあります。

先進医療というのはあくまでも実験的な段階の医療で効果の確実性
に乏しいものであるとされています。

必ずしも病気にかかって先進医療を受けるとは限りませんが、私は
できれば加入してほしいとおもいます。

先進医療特約自体の保険料は月額100円程度です。それだけ先進医療
を受ける可能性は低いということかもしれませんが、先進医療は今この
時間にも日本のどこかで治療が行われています。その費用は300万円
ということになれば、月100円程度の掛け捨ては保険としてはあって
良いと思います。

しかし、先進医療のために入院日額1万円の医療保険に加入するというのは
お勧めしません。先進医療だけ加入することはできませんが、基本の医療
保険やガン保険を最低限のものにすれば、全体で月1000円くらいの保険料
でも先進医療を備えることはできます。
(年齢と健康状態によりますが)

16年01月07日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
16年01月05日

健康診断と保険

【20代、30代のうちに確かな生命保険】

昨年12月に健康診断を受診いたしました。
40歳になったこともあり、追加健診項目も補助があった
ので受診しました。

その中の一つ、眼底検査で「要精密検査」に該当し、年明け
に眼科を予約して、検査をしてまいりました。

もともと極度の近視・乱視でしたので、いずれなんらかの眼の
病気にはなるだろうと思っておりましたが、40歳で健康診断に
ひっかかるとは思いませんでした。

しかし、失明などしたら今後の仕事にも人生に大きな影響が
ありますので、しっかり精密検査を受けました。

視野検査など色々検査(料金は5000円弱)を受けましたが
現在は特に異常はありませんでした。

しかし、経過観察(定期的に検査)とのことでした。
経営的に病院としてはリピーター患者の確保かなと少し疑
った気持ちにもなりますが、眼に何かあるとやはり大変なので
しっかり受けなければという気持ちです。

特に異常は無いので一安心というところではありますが、
FPとしては微妙な気持ちす。

「健康診断で眼で経過観察がつくとなると死亡保障保険も
医療保険も入りにくくなる」ということを知っています。

私はすでに

「掛捨ての無い4000万円以上の死亡保障保険」や
「どんながんにも対応できるがん保険」
にも加入しているので、いいのですが、
まだしっかりした保険に加入していない方が40歳を迎えて、
健康診断の項目が増えわずかな異常でも指摘されると、保険
の加入が難しくなります。

もちろん20代・30代でがんになる方も珍しくありません。

20代、30代のうちにご家族がきちんとムダの無い充実した生命保険・医療
保険に加入しておいて、健康診断でどんな結果が出ても大丈夫な
ようにしておいてください。
16年01月05日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
あけましておめでとうございます。

といっても大変な中年末年始を過ごされた方もいらっしゃいます。

今年は色々と思うところがあり、保険見直しについてより強く発信していきたく思います。

詳しくはお話しできませんが、若くして大変な病にかかった方がいらっしゃいました。

家計ギリギリに切り詰めて保険に加入していましたが、いざ大病になるともっと保険に入っていればと悔やまれます。

20代、結婚したばかりであれば月1000円程度でもしっかりとした保険に加入できます。健康状態も良いですし。

どこかの家計のムダを1000円以上節約し、しっかりとした保険に加入して月1000円の保険が安心を生みます。

月1000円の保険料では保険代理店の手数料は当然すごく安いです。
積極的に勧めたがりません。

勧めたとしても、あまり役立ちそうもない特約をつけてきて保険料を月1万円台以上にしたがります。

もっと若者中心に月1000円の保険を勧めたいと思います。
16年01月04日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv