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11年03月31日

保険会社への提言

震災間もない頃に保険会社への提言としてある方に送ったメールより転載

今回の災害で感じている保険会社の対応大きく3点お送りします。

その1
私が契約しているA社(外資系生保)

震災わずか3日後3月14日の夕方に電話がありました。
安否確認の電話かと思いきや「住所変更についての連絡です。」
※震災直前に住所変更手続きのトラブルで連絡していました。
「今どんな状況かわかっていますか!?そんなの今することじゃないでしょ。」
と怒るも、そのまま住所変更についての手続きを進めようとしたので、急いで電話を切りました。

震災3日後に電話回線を使うこと、特に被災地の電話回線を使うことがどんなことかわかっていない。
救える命が救えないかもしれない。

普通の職業ならともかく命に関する生命保険会社としては許せない愚行。


その2
T社のラジオ広告(被災地だけ?)
地震の被害についてのお見舞いや保険請求に関する連絡先を流すのはいいですが、同時に「当社代理店・研修生の安否情報もお寄せください。」と。

賛否両論あると思いますが、聞いている被災者の心情としてはいかがなものかと。
「お客様の安否情報はいらないわけ?自分の代理店と研修生の安否の方がお客様より大事なの?」

その3
生保・共済の保険金・共済金請求の広告の無さ

損保会社数社は地震保険について震災間もない頃からラジオ広告で保険金請求の仕方を案内していました。

ところが生保(共済も)については、ほとんどラジオ広告を聞きません。
なぜ?
遺族の心境に配慮しているので生保=死ということだからなのか?しかし地震のケガで入院している方もいるわけですし。

被災地だけやっていないのか?

もしかしたらテレビではやっているのか?(最近は見るようになりましたがほとんどACばかりな気がしますが)

しかし、被災者はテレビよりもラジオです。避難所にずっといる方はテレビを見るかもしれませんが何かをしながら聞く(いつ地震速報や津波警報がでるかわからないので)のはラジオなので。

私も日中はほとんどラジオです。

ラジオもテレビも普通のCMが自粛していますのでいくらでも生保系のCM(保険金支払いについて)は流せると思いますが。。
制作費もほとんどかからないでしょうし。

もしかしたら少しは流しているのかもしれませんが、ほとんど見ません聞きません。

こんなときだからこそ保険が役にたつのですからもっと広告すべき。
それをしないので「保険会社は入れるときは熱心だけど払うのは渋る」という印象になる。
下手に広告して請求を忘れている遺族が請求するのを恐れているのでは??
と思ってしまいます。

もちろん保険商品によって、今回の件で保険金が出るものと出ないものとあると思います。それが広告をしにくい原因かもしれません。
※私の今の状況では調べれられませんが、藤田様の方で各社で現在販売している商品(医療・死亡)にもし加入していた場合に保険金が出るのかどうかを調べてみると特集としてはいいかもしれませんね。

といっても生保についてはある避難所には保険会社の一覧表がありました。

しかし、それを見たのも1箇所だけです。数多く避難所を回りましたがその貼り紙もしてなかったです。

共済については、その紙も一度も見ません。
まあ、損保についてもケガの保障があるわけですから損保も無いとおかしいのですけど。

※たまたま私が回ったところだけなかったのかもしれませんけど・・・・。

個々の保険会社では無理でも生保協会でせめてやって欲しいと思うのですが。
子育てママの家計塾参加者へのメールから転載

皆様

色々とご支援ありがとうございます。

29日はひさびさに自分のことをしました。
津波で流された父の車探し(父は無事です)。
車の発見情報が入ったので行ってみたのですがどこかに撤去されたのか発見できずガソリンのムダでした。
よほどのことが無い限り車を流された方は探索しない方が無難でしょう。

避難所生活の親戚のところに行きましたが別の親戚のところへ疎開していました。
※結局毎日のように避難所に行ってますね。

毎週水曜日のラジオ(14時くらいから10分くらい)に復帰です。(TBCラジオ。山形でも一部で視聴できます)

震災・復興関係の話をしていきます。どのあたりまでの話ができるかわかりませんが、ラジオを聴いている被災者が希望を持てるようなものにできればと思います。

11年03月29日

避難所の現状

その日のメールから転載しております。
※宮城で被災者とNPOをつなぐ活動をしている方へのメール


お疲れ様です。

余計なことかもしれませんが、参考になれば。

昨日、水のいらないシャンプー支援やってきました。

事前打ち合わせをしていた災害対策本部の方も急遽、別のところへ支援とか、休みとかで当日はいないということも出て、基本支援の運営は支援側で全部やらないといけないなど、支援側での段取りが大事ですね。

ある避難所では、家庭科室が2階で水がまだ来ていないので、炊き出しはできるがその時間になると避難者の方たちが1階からバケツリレーで水を上げるようなことも見ました。(食料で場所をとっているので水を置くところが無い)

支援に行く際には、避難所の方にどのような協力をしてもらう必要があるかも確認しておかないといざ支援に入ったときに、避難所の方に迷惑をかける可能性がありますので、その視点でも現地調査を。

最後に回った避難所では終了時に拍手が沸き起こるという形で、支援した側も励まされました。

最後に回った避難所だけで拍手というのは、避難所に日中は活動できる方たち(片付け・復興・仕事・病院通い・今後は学校も)はいないため人が少ないのです。
事前に案内していればその支援を受けるために残ってくれていたり、その時間に戻ってきてくれたりしていました。

日中については、被災者から本当のニーズは聞き取りにくいということです。
本部も本当に忙しいところは、人が残っていません。
参考に。

あとは、被災者の心情も毎日変わっています。
先週は家族を探していたが、今週は亡くなっていたことが確認された。など。
先週欲しがっていた物資が今週は受け取る気にもならないなんてこともあるかと。

あと、高齢者だと痴呆気味な方(まだらボケ。あるときはしっかりしているので普通に会話できるが、ふとボケてしまう)もいらっしゃるので。

支援は本部(避難所の長、被災者のリアルタイムな心情を理解している)に対してとして、被災者の変わる心情に配慮をと思います。

私のような個人では、点在する小さな避難所を何回も回るなんてことはできませんので、若い力と団体の力でそういったところをフォローしていただければ。

私としては、広報とか何か問題が起こったときの奇抜な解決策アイデアなどの後方にはなりますが、必要なことがあれば相談してください。

くれぐれも身体を壊すことの無い様に。

本日の東松島・多賀城の避難所で「水のいらないシャンプー支援」を行いました。(私はコーディネートしただけですが)

無事、事故等なく終了いたしました。

1日で計400名超の方がシャンプー・マッサージを受けてスッキリし、ひと時の安らぎを得られたと思います。
まだ先が長い避難所生活の中で少しでも役に立つ支援となっていれば幸いです。

高齢の方・腕をケガして使えない方・赤ちゃん連れのお母さん・赤ちゃん・小学生・目の不自由な方・車椅子の方もいらっしゃいました。
普通には銭湯や自衛隊のお風呂に入るのが難しい方には特によかった支援だと思います。

被災時に海水をかぶったままだった方もいらしました。

震災後から避難所を数多く回っていくと、あるところでは普通に会話で「家ないでしょ。」「家ないよ。」というような状況。
あるところでは、聞こえてくる会話から「〇〇はグランディで寝ている」が「〇〇は亡くなっている」という意味ということで使われていること(一部の方だとは思いますが)を察することができてしまう。

探し人の掲示板に書かれている名前をグーグルで検索すると、安否確認できている人も多くいますが、亡くなっていることが確認されている方も多数いらっしゃいました。それでもそのメモを掲示板から外すことができないという複雑な気持ち。

今回のシャンプーボランティアのコーディネートがどこまで役に立ったかはわかりません。
ただの親切の押し売りだったのかもしれません。

それでも、シャンプーを受けたみなさんが笑顔になった。支援を終えて帰るときには最後の避難所から拍手が沸き起こったことからやって良かったと思えます。

これができたのも、被災直後から多くの子育てママの家計塾参加者・子育て家庭支援者との情報交換ができたからこそだと思います。
被災直後に支援に動いていたこと・支援していたことが、避難所の信用を得ることにつながっています。
ありがとうございました。

本当に電気も水も物資も無かったときに皆様からいただいた支援は被災者に希望を与えたと思います。
支援に時間が経ってしまい、避難所に服も食料も水もある程度たくわえが見られた今ではそこまででは無かったでしょう。

まだまだ復興にはつらい道のりが続きますが、一歩一歩前に進むことができれば。そのための小さな後押しになれば幸いです。

西村和敏
被災地支援のためにNPOとかNGOとか色々被災地入りしてきています。

震災からもう16日。

震災直後は自衛隊や消防などブロではないとなかなか被災地入りできないところが、いわゆる民間人に近い立場の方たちがやっと入れるようになってきました。

それからすでに1週間。あちこちで活動しているような気はするのですがなんか会議ばかりしている気も。

毎日毎日被災地の要望は変わっています。宮城県については仙台に情報が集中するのは確かなので仙台で会議をするのはいいと思いますが、本当に現場を見ているのか疑問になることが多数。

私なんかの個人と違い、セスナとかヘリとか色々使えるようですのでどんどんやってほしい。
そんなに困っていない避難所にいってちょっとだけやっていくだけ?と思うことも。

せっかくの支援はそのまま避難所にいる方たちで継続できるように。そしてほかの避難所に広がるようなものにしないと本当に役に立つ支援とはいえないのではないかと思います。

みんなが様子を見ていた・会議をしていた震災まもない4日目から私は支援に動きっぱなし。

本当、震災直後に私の予測したことが次々本当になっている(メールとかで記録のこしてあります)。私にもっと力があればもっと救えた命があったのではと悔やまれます。

まだ携帯電話が通じない地域はありますが、車で30分も走れば携帯通じます。

某映画ではありませんが、事件は現場で起きています。会議ばかりしていないでいち早く被災地の復興、被災者の通常生活への復帰を促して欲しい。

この震災を自分のアピールのチャンスと勘違いしていないか?と思うことも。

テレビで色々言っている方たちも現場実際に見たのかと言いたい。(数日前に1回見たくらいではもう古い情報です。1日おきとか見ないと本当のリアルな情報じゃない。テレビ見てみて不信感がでます。現状を知らないでえらそうなこと言っている。)

最近は私がツイッターでつぶやいていることが数日遅れとはいえどんどん実現してくれているのでうれしいです。(ガソリンスタンド整理券・臨時ガソリンスタンド・ハガキなど)

明日も現地行ってきます。





その日のメールから転載しております。子育てママの家計塾参加者へのメール

皆様

いつもありがとうございます。

本日は石巻・東松島・松島・多賀城・利府と周り各所必要なものを渡して参りました。

※女川より先にも行きたかったのですが、渋滞になっていたので緊急車両の邪魔になるので引きかえしました。

私が見る限りだいぶ物資も行き届き、自治体・地域の被害が少なかった市町村は町内会とも連携がとれてきており自宅避難者にもいきわたり出しています。

まだそういう状態ではない地域の方、自宅避難者に避難所が物資を分けてくれないということがあれば自治体・自治体にある災害対策本部に連絡してから行くと良いでしょう。困っている施設の方、自宅待機の方などいれば教えてあげてください。

私のところにあるのは子ども用古着と水だけですが、必要としている方がいればご連絡ください。
引き続き困っている子育て家庭あればご相談にのります。

水のいらないシャンプーについては28日(月)午前中に東松島の鳴瀬。午後に多賀城で実演等を行います。できれば地域の美容師・理容師の方がいらっしゃるといいということでした。(今後も継続できるように)
※ほかの地域からの要望に応えられずすみません。避難所・学校の協力が得られないと実施できないという壁がありまして苦慮しました。

ご報告でした。

西村

混乱を避けるためブログやツイッターでは行っていませんで、一部のかたにメールしていました予測どおり、ランドセルや文具用品の寄付が動き始めたようです。

集めるのはいいですが、送り先にちゃんと保管場所があるのか、個人が持ち帰れる家があるのか確認してから送ってくださいね。避難所の学校も授業開始に向けて教室を使い出しています。

ランドセルを集める・届けるくらいなら生きるための物資を送って欲しい状態がまだ続いています。

ガソリンの消費ももったいない。
その日のメールから転載しております。
※子育てママ参加者へのメール。

皆様

お世話様です。

子育て家庭支援センターについて新聞ラジオで案内しております。お知り合いの困った子育てママがいらっしゃったら遠慮なくお知らせください。

※新聞等を見て電話はきているのですが、子育て家庭ではない人からの相談やちょっと非常識な相談が多くなっているので案内は控えていきます。

皆様からの情報が頼りです。

◆シャンプー支援先募集
阪神大震災・新潟中越震災でも活動実績のある水のいらないシャンプーを使っての洗髪の団体が週末宮城入りします。

そこでそのようなシャンプーが必要な避難所・施設の情報を募集します。
民間・自衛隊の入浴施設が近くでやっていない。
入浴施設に行くことができない人が多くいる施設。

などの情報をお知らせください。(水がきていない地域の保育園・幼稚園などでもいいかもしれません)

よろしくお願いいたします。

3月21日、支援物資を送ってくれた方への出したお礼メールより転載

〇〇様

ありがとうございます。
わざわざ買ってまでは結構でしたのに・・・。
でも、活用の場はあると思います。

現在多くの物資は大きな避難所にはあります。しかし点在する小さな避難所や自宅避難を続ける子育てママ達に物資が届かない(移動手段がない)。という現状があります。

私が沿岸部を視察したところ、ガソリンスタンドがダメージを受けていてなかなか再開できないのでいくら大量にガソリンが沿岸部の被災地に届けられても子育てママの苦悩はまだまだ続くと思います。

携帯電話は臨時の基地局が作られてつながるようになってきていますが、電気が通じないと電話が使えません。電気と郵便・宅配便等が復旧すればお金はかかっても届けることができるようになるはずですが。
今も沿岸部で子育てママのSOSがあり、物資をなんとか各地の子育てママのリレーで届けようと苦慮しています。(私もガソリンが無いので・・)

衛生状態は日々悪くなっているので子どもの体調も心配です。病院もいっぱいなので、そうならないように今の時点でできる手を打つよう苦慮しております。

今後は水の確保とお風呂が厳しくなるはずです。移動手段が無い状態が続くので・・・。

お風呂は宅配便でなんとかというわけにはいかないですから。

自衛隊がお風呂を用意してくれて避難所の方が入ってスッキリしているという映像は流れていますが、おそらくオムツが取れてない子どもは入れないでしょう。(いたしてしまうと多くの方に迷惑なので。最後に入浴ならいいかもしれませんが、それも大変です。)

そういうところに気がついている人がどれだけいるのか・・・。

避難所を見ましたが、大人用の服とか靴は自由に取れるほどいっぱいあるのに子ども用のはわずかしかありませんでした(別に確保しているのかもしれませんが、自宅避難ママが来たら無いと思って帰ってしまう)。何しろ服も全て津波で流されましたし、物資も母数の多い大人中心ですし。
こういったことを広く皆様が知っていただければと思います。

西村和敏
本日、当方事務所にて今回被災した子育てママの支援センターを開設いたしました。

小さな子どもがいらっしゃる子育てママは、ガソリン給油に並ぶことも給水に行くのもスーパーに並ぶのもままなりません。避難所生活では子どもの夜鳴きで肩身のせまい思いもします。共同入浴するにもオムツが取れていない子ども連れでは大変です。
ほかの避難者を気遣ってやむをえず自宅で避難してしまうと電気も水も食料も情報も無い状態になります。県外へ疎開しようにも、長距離バスの予約もしにくく、子どもと大きな荷物をもって長時間乗車するのは大変です。
体力の無い子どもが病気になって子育てママも体調を崩しやすくなります。

そんな、避難生活でも弱い立場の子育てママに支援が届くように、将来の不安についてもなんでも相談できるように【被災子育てママ支援センター】を開設いたしました。本日から3月末までの申込の期間限定になりますが場合によっては延長もします。
支援相談料は無料です。お子さんの笑顔が報酬です。

相談内容としてはたとえば「疎開したいが交通手段の情報がない」「子ども用の服や靴が無い」「避難所に食料はあるがアレルギーがある子どもが食べられるものが無い」「自宅を早く建替えたいがどうしたらいいか相談したい」など様々な支援希望に可能な限りお応えします。
ただし、ガソリン・物資不足等で支援できないこともあることはご承知おきください。






お申し込みはホームページ、アドレスhttp://fplifewv.com  または【くらしとお金のFP相談センター】で検索してください。
トップページに申込のフォームがございますのでそこからお申込ください。インターネットが使えないなどやむを得ない場合のみ電話でも受け付けます022-393-7178。(毎日朝9時から夜9時まで)

同時に、被災した子育てママを支援したい子育てママの募集もしております。保育士資格がある、近くの避難所を自転車で回って赤ちゃん物資を探せる、外国語ができる、代わりに給水所に行けるなど小さな支援ができるだけでもぜひご登録ください。

登録は同じく
ホームページはアドレスhttp://fplifewv.com  または【くらしとお金のFP相談センター】で検索してください。登録のフォームがございますのでそこから登録ください。

被災して我慢している子育てママは遠慮なく助けを求めてください。支援したいがどうしたらいいかわからない子育てママもきっとできることがあります。

被災地の明るい将来を支える小さい命をみんなで護りましょう。

支援で多忙だったため、その日のメールから転載しております。

某テレビ関係者様

お疲れ様です。
※お忙しいと思うので返信は結構です。

今日の〇〇〇はいいですね。仙台中心街の活況と、もっと酷い被災地へミルクとかいらない物資を受け付けて送るという動きの報道。
※私の動きより1週間遅いというのはありますが、そこは被災者の気持ちの余裕の違いということで。

キャスターさんのお年寄りや子どもがいるママがスーパーに並ぶのはつらいということのコメント。
いま、私達にできること。の特集。

インタビューでも、仙台よりよほど酷いところがあるというのを忘れないということ。それに気づいているなら大丈夫。

今後は石巻、山元町など酷いところの受け入れ支援の入り口と仙台がなるべきと思います。

石巻とか見てきましたがガソリンスタンド自体が壊滅で再開するのに時間がかかるでしょう。(仙台はGS設備自体はほぼ無傷)

今後市境のGSは仙台以外の方の給油がしやすいように、並ばないようにすることですね。

あと、避難所の物資のミスマッチの解消。本日仙台の避難所を回ってきましたがそれなりに物資はある。
お年寄り用品、赤ちゃん用品が大量に余っているようであれば、仙台以外の避難所を持ってくように(仙台はたいてい買えますので)。

そして避難所以外の自宅避難の方にきちんと物資が渡るようにする組織づくりが課題ですね。
私のところにもSOSが届きます。

明日から私は、子育てママ限定の支援を開始します。(子ども連れだと何をするにも大変なので)
上記のようなSOSの際にママに代わってあげられるようにとか、住宅ローンのこととか建替えのこととか、今後の生活のこととかもろもろの相談を。

※ジャニーズが支援物資の中にハガキを入れるという報道がありましたね。以前の安否確認にハガキが有効だということに気づいてくれたのか。

西村和敏
11年03月20日

石巻支援報告

支援で多忙のため、その日のメールを転載しております。

皆様

たくさんのご支援ありがとうございます。本日11時までに到着したものを持って石巻に行きました。
避難所の保健室にて具合悪くなっている子どもたちの姿を見ました。
色々避難所を回ろうと思ったのですが、とても一般車両が通れる道路や避難所ではなく、避難所を前に引き返すことがなんども。
結局2000人超の避難者がいる避難所に全て置いてきました。
自宅にいる子育てママもきっと人数が多い避難所に行くでしょう(移動手段の問題はありますが)。
避難している人が多いということは困っているママも多いでしょうし、自宅避難のママが困っている
いるという相談も入るし、届けられる人もいるでしょうという予測でです。

石巻はニオイのする泥が道にいっぱいでちょっと歩くだけで靴も服も臭くなります。
(私の靴は捨てないといけないです。)
避難所の一階も同様です。
衛生状態もとても心配です。
きっといただいたお子さんの服や靴が役に立つでしょう。

想像以上に食べ物等の物資は大きな避難所には届いているようですし、大きな自衛隊のキャンプもありました。
物資もうまく届くようになってきます。
自宅で避難生活を送っている方は気になりますが、道路に廃車が積み重なっている状態でとてもいけません。(下手すると私が遭難しかねない)
その片付け状況はこちらからではわからないので現地の方にお任せするしかありませんでした。

石巻にいた同時間に10日ぶりに祖母と孫が救出されたという報道がありました。
気持ちが落ち込んで帰った私には明るいニュースでした。

子育てママ物資ですが、集めるのは終了いただいて結構です。
集めたものはよろしければお送りください。
ガソリンの都合がつけば遠方に運びますが、そうでなければ仙台・多賀城の避難所に運ぶ、困っている自宅
避難ママ情報が入ればお届けするようにします。

もうすぐNPO団体とかが動き出すと思いますので、集めたものはそちらに出していただいても結構です。

ありがとうございました。

※まもなく、被災した子育てママ(妊婦含む)の支援体制を発足します。
疎開・引越し・建替え・ライフプラン・資金計画・相続等々の相談を子ども連れでも受けられるように。
必要な子育てママにどうぞお伝えください。

震災から時間が経って道路も色んなところにつながってきました。

首都圏などの遠方から車で被災者の親族を迎えにくる方も徐々に多くなるでしょう。

そんな方、必ず冬タイヤを装着してください。ノーマルはもってのほかです。

寒さで道路が凍る、ただでさえ狭い道ががれきで狭くなっている。のぼりおりが激しい。

スリップして道路を塞ぐようなことになったらせっかく落ち着いてきた物流ルートが断絶されて不安が高まります。

絶対に冬タイヤ。しかもパンク修理材(できれば2本くらい)を持ってきてください。大通りはまだいいですが、ちょっとわき道に入るとデコボコな上に色んなものが落ちています。パンクでJAFとか呼ぶのも大変迷惑です。

よろしくお願いいたします。

東北関東大震災のため、ブログ更新できませんでしたので、送っていたメールから転載します。

どこのキー局の放送がきっかけかわかりませんが、こんな動きがでているようです。

> 被災して困っている人を一時的に一般の家庭で受け入れが出来たら…
> テレビでそんなFAXを見て、その通り!!と思いました。
> 高齢の方や、子供を抱え過酷な日々を送っている人たちを『今』『すぐに』助けてあげたいと思っています。
>仮設住宅が出来るまで!!ほんの一時的なら『なんとかなるさ』と思っています。
>義援金、節電、いろんな支援がありますが私は受け入れの支援もぜひさせて貰えれば!!と思っています。

ありがたい話です、いずれはショートステイのような形ができればいいでしょうね。

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ただ、今の時点では私としては今回の被災についてはこの動きは早すぎだと思います(ご気分を害されたら申し訳ありません)。

今かかえる問題の根本原因は物資(食料・ガソリン・灯油など)不足の不安だと思います。※福島の原発も。

2日連続で塩釜に行ったのですが、前の日つながらなかった携帯がつながっただけ、初めて給水車が来てくれただけでもかなり不安がやわらぎます。わからない(いつつながるのか、いつくるのか)というのが不安になる。

私は、被災地の今後のガソリン供給復活・物流復活の予測が経っているし、そこまでの最低減の自分一人分だけは確保しているのでそんな不安は無いです。(自分の物資の一覧とキャッシュフロー表(グッズフロー表)?は頭の中にできてます。)

もし、全国的にこうゆうショートステイ(仮)ボランティアがたくさんでてくるとなると


「被災者受け入れのために食料とかガソリンとか灯油とか水とか用意しとかなきゃ。次々くるかもしれないし、何人・何日分あればいいなわからないな。泊めている期間は家を離れられないからたくさん買いだめしておかなきゃ。・・・・・・・・これだけあれば十分ね。さて、いつうちに到着するのかな?どうやって募集するんだろうな?」(←オイ!)
(この時期に不謹慎ですが、コントみたいです。)

と全国的(西日本方面も)な物資不足ないしはその引き金になって、被災地に物資が届かないもしくは届かなくなるのではないかという不安感をいだく。
※というか今の「西日本から持ってくるから安心です。」いう報道もいかがなものかと(西日本も買いだめに走ったら大変)。生産力は十分・輸入も順調という報道だけにしてほしいです。

このようなことになってしまわないでしょうか?みなさんそこまで考えているのでしょうか。(物資が自給自足できる方ならまだしも。でもガソリンを自給自足できる方はいないでしょう。)

善意の行為ではあるのに否定的な意見で申し訳ないのですが。

今はツイッターとかSNSでこういう善意的な動きがあっという間に広がってしまうので、それにともなう不安の広がりも早いのかと思っています。


11年03月17日

整理券導入提言

震災でブログ更新できなかったので、色んなところに送っていたメールから転載します。

地元メディアあて

お世話様です。

ガソリン・灯油の問題は深刻ですね・・・。
ここが解決すれば、道路がつながっていればボランティア等で沿岸各地にも物資が届けられるのに・・・・。

おそらく本日給油ができるであろうところに、前の晩から車の大行列ができていました。


この寒さの中エンジンかけずに車内いて、体調を崩す方がたくさん出ているのではないか・・・。
給油開始されて動き出してからの渋滞もガソリンの無駄遣いですし。

今回の震災で私はエコドライブを徹底しましたところ、普段の2倍近い燃費になりました(交通量と信号が少なくなっているためもあるでしょうが)

塩釜の製油所も稼動するようですが、この混乱はしばらく続くでしょう。

ガソリン・灯油については避難所または大きな駐車場がある施設で周辺いくつかのGSの整理券3日分くらいまとめて配る方式にすればいいのに・・・。(××町〇〇GS、17日14時~16時 ガソリン10リッター)
※ディズニーリゾートのファストパスみたいなもの。

整理券をもらうためなら立って並ぶので車で並ぶ必要ないのでガソリン消耗しないですし。
寒さ対策のため整理券配布の情報は朝出してお昼すぎから配布とするなどして前夜から並ばないように。

大丈夫とは思いますがもし治安が悪くなると整理券の強奪・転売とかも考えられるので車のナンバー・氏名住所を整理券にすぐ書き込むことにして予防すればいいのでは。物資配送ボランティアには別枠で整理券を用意してもらえるとか色々使えるとおもえるのですが。
11年03月16日

東北関東大震災でブログ更新できませんでしたので、その際送ったメールを転載します。

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仙台市社会福祉協議会御中

仙台のFPの西村和敏と申します。(TBCラジオにレギュラー出演しています。)

河北新報のネットでボランティア情報を得ました。保健師等の経験はありませんが、こんな支援方法があるのではないかという考え・アイデアなどは色々あります。

今、山形におりまして山形のガソリン等物資不足や疎開方法などの実態もある程度把握しています。
8時頃車で山形を出発して仙台に向かいます。

現場での動きはできない(できても効果は小さい)ですが、総合的・後方支援的なことで私の経験知識などを活かして小さな力で大きな効果がだせればと思います。

何かあればご連絡ください。
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その後本部に立ち寄る(ガソリンがもったいないので。)も、とりあってもらえずアイデアが活かされなかった。
震災でブログ更新できませんでしたので。そのとき送っていたメールから転載します。

大型メルマガ発行社に依頼して全国の読者に流してもらった内容

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仙台のFP西村和敏です。

被災された方・亡くなられた方へお見舞いお悔やみ申し上げます。

まずは、全国の皆様節電のご協力ありがとうございます。
もうしばらくご不便をおかけいたしますがなにとぞよろしくお願いいたします。
被災者の一人としてお礼とお願い申し上げます。

もうひとつお願いがございます。

私なりにできることで色々動いているなかで得た情報では、被災地の携帯電話の通話通信容量が足りなく、
いまだ行方不明中の方や孤立中の方が残り少ない携帯電話バッテリーで通話・メール等を発信中で、わずかな電波が一瞬届いてもエリアの通信量通話量が多いとよりつながらないということがあるようです。また救助にあたっている人・捜索している人の携帯電話での連絡もしにくくなっています。
※震災後今日初めて運良くメールがつながって安否がわかった孤立者の話を耳にしました。

ご心配の上の連絡だとは思いますが、まだ不明者の中で生存者の可能性がある当面は「大きな被災地の外の地域」から大きな被災地にある携帯電話への不要不急の連絡を控えていただく、最小限にしてこと、携帯利用が少ない時間帯の連絡でできればやってもらえれば多くの家族の安堵や人名救助、早期復興につながるのかもしれません。

被害が少ない被災地にいる者でも、必ずしも重要度の高くないことで携帯電話をしているケースもあるようなところで大変恐縮ですが。
被災地にはそういった情報もきちんと得られません。一部のデマなどで混乱もしておりますことご理解賜ればと思います。

11年03月12日

震災翌日

東北関東大震災でブログ更新できませんでしたので、そのときに送っていたメールから転載します。

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出演中のTBCラジオディレクターあて

おそらくお忙しいことと思います。
時間帯から局にいらっしゃりご無事でいらっしゃることと信じております。

なぜがAMが入らずFMを聴いています。とりあえず私・家族計4人は無事です。

原町小学校では水を求める行列ができています。

携帯ネットはつながらないことがほとんどで今たまたまつながってメールしています。


みなさんのご無事と被災された方亡くなられた方のお見舞い・ご冥福をお祈りいたします。

来週はうかがわないこととなりそうです。

今国会で問題となっている「主婦年金切り替え忘れ」問題

簡単に概要を説明すると次のようになります。

一般的なサラリーマンの妻(専業主婦)は、公的年金の保険料を支払っていませんが、第3号被保険者として国民年金に加入し、保険料も払っているとみなされます。
 そして、65歳になると、終身の国民年金(基礎年金)を受け取りはじめま
す。

 ところが夫が脱サラし、自営業になると、この夫、国民年金に加入しなければなり
ません。役場で手続きをし、国民年金保険料を支払う必要があります。
 妻も、国民年金の加入手続きをし、自分の保険料を支払う必要もあります。
 この手続を漏らした妻が数十万人いるといわれています。

 知らずにそのままにしていた人は、25年という国民年金の加入資格を満た
さず、65歳からの年金がもらえないかもしれない。

 たとえ加入資格25年を満たしていても、加入期間が短かければ、もらう年金が
少なくなります。

「これはかわいそうだ。救済策を打たないといけない。加入手続きをせずに
未加入だった人も、過去2年分の保険料を払うだけで、残りの保険料未納期
間も保険料を払ったと考えて、老後にはちゃんと年金を支給することにしよ
う」という制度が、この1月にスタートしました。

 これに対して、「ちゃんと正しい手続きをして、真面目に保険料を払ってきた妻は不公平だ」ということがこの問題です。

 まったくもってそのとおりだと思います。社会保険庁のPR不足も大きな原因ということがあっても正直者がバカをみるような制度はおかしすぎるでしょう。

 しかし、この年金問題の不公平については生活保護との不公平問題については触れられていません。

 まじめに年金保険料を払っている人よりも年金保険料を払っていないで生活保護を受けている人の方がもらえるお金が多い。しかも医療費などの負担も優遇される。
 生活保護のお金はやはり税金。

 年金と生活保護の正確が違う、生活保護を受けるためには財産をもてないという違いはありますが、この矛盾を変えないと「年金保険料を払うのはバカみたい」と考える人がでてくるのも当然でしょう。

 生活保護を受ける人を減らすように若い頃からちゃんとライフプランを考えていくようにして、生活保護を受けない。受けても短期間で済む様すべきと思います。
11年03月07日

FP独立の秘訣?

先週の土曜日、FP協会主催のセミナーに参加してきました。

FPとして独立して成功するためには

といった内容のテーマなのでどんな話をするか興味がありましたので。

東京の方で独立系FPとして活躍しているもと証券会社の方の講演でしたが、全体的な結論としては

FPとして独立して成功するには、お金持ち(純資産3億円以上)をお客様にしなさい。

というところでした。

確かに事業としての独立FPとしてみるとあまり裕福でない人をたくさん相手にするよりもお金持ちを4,5人相手にしている方がかなり効率がいいです。

私も昔働いていた頃が、お金持ち相手に1000万円以上の投信とか保険とか販売していました。(それで100万円単位の手数料が入ってくるわけです。)

そのとき思ったのはお金持ちをさらにお金持ちにするのは簡単。
よほどのことが無い限り税金とかの得分を考えるとちょっとした工夫で何百万円も得します。

でも、私は思いました。
『果たしてこれで私は世の中の役に立つ仕事をしているのだろうか・・・・』

そんな中で独立をし6年が経ちました。

残念ながら純資産3億円以上のお金持ちのお客様はいません。(首都圏にはたくさんいますが地方にはなかなかいません。いても地主という土地持ちで現金で3億円とかではないので)

メインの相談者は20代、30代、40代の一般的なサラリーマン世帯。

得にに小さな子どもがいる子育て家庭がかなりの割合を占めます。

毎年100世帯以上にアドバイスをしています。

独立FPとしての売上げはおそらくお金持ちばかり相手にしている独立FPより少ないでしょう。

でもお金持ち相手にするにはオフィスもそれなりに立派にしないといけないなどのコストもかかります。

そういったコストを私はかけていないので少ない売上げでもやっていけています。

少ない売上げで数多く相談をこなさないといけませんが、数多く相談をこなすということは当然私のスキルアップ経験値アップにつながります。

そして何より本当に家計が楽ではないたくさんの家庭を笑顔にできる。これが本当の売上げです。


まあ、こんな格好いいこといっても確かにお金持ちのお客様がが何人かいて、高額商品を販売できた方が経営は楽ですけどね(苦笑)。
でもそのために設備等に余計なお金をかけるようなことはしませんよ。

低コストな設備でも私という経験豊富なFPへの相談を希望するお金持ちの方、ぜひご相談ください。(アピール)


ちょっと時間が経ってしまいましたが、確か2月10日発売のヤングジャンプに約1年ぶりにFPが主人公の読みきりマンガ(FPアゲハ)が出ていました。

内容は、最初の読みきりよりずいぶん落ちてしまった印象でした。

闇金対策と出産に関する補助、主婦の小遣い稼ぎみたいな話。

女性FPのブログになんかその作家さんから取材を受けたようなものを見つけましたので納得。お昼の主婦向けワイドショーFP的な内容になるのもうなづけます。

前も書きましたが、私のFPとしての業務の方がよっぽどマンガ向き(聞いたかたはたいてい驚かれます。それ事実なの?と。)。

でも、私の経験や業務FPマンガというよりも、クロサギ・ナニワ金融道・カバチタレなどのマンガに近いかもしれませんね。

FPという分野だけでマンガにするのはなかなか難しいかもしれませんね。

でも私の経験だけでも1年間くらいは連載できるくらいのネタ・ネームはできるかな。

出版を果たすより先にマンガの原作者になったりして(笑)。