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マイホームを買う際の重要ポイントは住宅ローン。

この住宅ローンはいわゆるブラックリスト(借金、滞納歴がある)などの方は住宅ローンを組むのが難しいのです。

以前は、マイホーム業者もブラックリストの方は相手にしなかったのですが、最近はブラックリストの人でもいいので、お客さんが欲しいようです。

ブラックリストにのったかたでも100%住宅ローンが通らず、マイホームを変えないわけではありません。

しかし、そのためにはいくつもの壁があります。

マイホーム業者は簡単に「大丈夫」といいますが、これをそのまま信用すると大変な目にあうことがあります。

事前審査は無事通って、金利はそこそこ。
安心して契約をしたところ、本審査を出すとダメ。

やむをえず金利が高い金融機関で契約することに。
これが住宅ローン破綻の第一歩。

ローン条項は適当に作ってあるため、金利が高いことを理由に解約しようとすると手付金は没収されてしまいます。

これはブラックリストの方に限りません。マイホームを購入する方はくれぐれもご注意を。

2008年7月16日(水)
新たに5物件で使用確認 神奈川の規格外生コン問題

 生コン製造販売会社の六会コンクリート(神奈川県藤沢市)がJIS規格外の不適切な材料を混ぜたコンクリートを出荷していた問題で、国土交通省は16日、新たに神奈川県内のマンションなど5物件で使用が確認されたと発表した。

 同社は、焼却灰を溶かして固めた「溶融スラグ」を混入した生コンを県内の建設や土木工事の現場計約300カ所に出荷しており、国交省はさらに調査を進める。

 新たに判明したのは横浜市のマンション2件と介護老人保健施設、鎌倉市のマンション、茅ケ崎市の工場。茅ケ崎市の工場は昨年10月に完成、残る4カ所は強度確認などのため工事を中断した。

 このうち横浜市のマンションと介護施設、鎌倉市のマンションの3件で、コンクリート壁などの表面がはがれる不具合が見つかった。

(共同通信社)

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ちょっと前にブログに書きましたが、なぜかそれほど社会問題化されていないのが不思議です。

あらゆるコンクリート製の建築物が調査の対象となりうるのに。

ただでさえマンション販売が伸び悩むのに、こんなことが大きく報道されたら、どうしようもなくなるからでしょうか。


凶器はとんかち“リフォーム殺人”で息子逮捕
 大阪府警西成署は18日、殺人容疑で大阪市西成区、無職今里孝一容疑者(43)を逮捕した。

 調べでは、今里容疑者は17日未明、自宅1階寝室のベッドで寝ていた父親の無職村上達美さん(80)の頭を金づちで数回殴り、殺害した疑い。

 自宅の改装をめぐり、村上さんが選んだ業者の見積もりが高いなどと口論になったという。「これまでにも父親に疎まれていた。悪いことをしてしまった」と供述している。

 今里容疑者が18日午前5時ごろ、友人(44)に「父親を殺した」と連絡、友人が西成署に届け発覚した。今里容疑者は村上さんと2人暮らし。

[ 2008年07月18日 スポーツニッポン

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リフォーム殺人という見出しはどうかとは思いますが、自宅のリフォーム業者が少しは絡んだ動機による殺人事件。しかも親子で。

どういったいきさつかまでは書いてありませんが、リフォーム業者がちゃんと息子さんとも話しをしてくれていれば・・・・。80歳の方との話だけで事をすすめてよいものなのか。

やっぱり顧問FP制度の導入をすすめて欲しいです。
私は色々なサイトで名前を出して(匿名ではなく)FPとしてアドバイスしています。



その一つの

「マンションってどうよ。関東版」
http://kanto.m-douyo.jp/

ここに消費者からの相談で、契約した分譲マンションのコンクリートがゴミを混ぜたものだった。というのがあります。
※どうやらゴミというか、ゴミの焼却灰のようです。

まだ、どこのことか調べていないのですが、複数の方からの相談があるので、事実だと思っています。

こうなると耐震強度どころじゃないですね。

昔からシャブコン(水が多いコンクリート)の問題は言われていましたが、ゴミを混ぜるとは・・・・。

もしかしたら、すでに建っているマンションにも多数そんなゴミ入りコンクリートを使っているものがあるとしたらゾッとします。
ちょっとお怒りモードです。

先日、分譲マンションを購入済みの方に住宅ローンをアドバイスしました。

マンション業者の提携ローンの中から選ぶつもりでいたのですが、明らかにそれよりも金利等の条件が良い住宅ローンを知っていたのでその金融機関を教えました。

相談者は喜んで、その金融機関に申し込みをして無事審査が通りました。
※金利は0.5%くらい下がりました。

相談者は、マンション業者にそのことを伝えました。(一応提携ローンでの手続きをマンション業者がしていた手前。)

別に提携ローンでおこなう義務は無いですからマンション業者も相談者の選んだ金利の安い金融機関でもOKです。

しかし、ここから先が問題です。

金利が下がったことを知って、オプションの営業に入ったのです。

これをされると、非常に困ります。金額が増えればそれだけ貯金が減ります。
確かに月の返済額が予定より少なくなったので負担は減りますが、それだからオプションをつけた方が良いという理屈にはなりません。

マンション業者が金利の低い住宅ローンを提案して、オプションの営業するならまだいいですが、私のノウハウで、金利が低くて返済に無理が無い住宅ローンを教えた成果です。

「他人のふんどしで相撲をとるな」という気持ちです。
FPのノウハウはタダじゃないんです。

せめてお礼の電話くらいあればまだいいですが(しかし、不動産業者はプライドが変に高いのでFPにお礼を言いたがらないです)

また、その業者は私が提案した金融機関に電話をしていました。
※私は金融機関からその話を聞いています。

詳しくはここにはかけませんが、またしても他人のふんどしで相撲をとって、自分の手柄にしよう、儲けようという魂胆のようでした。

マンション業界自体が良いものになっていけばいいのですが、まだまだ深刻なマンショントラブル相談は耐えません。

その一端が垣間見えました。


6月30日はいくつかの物件の引渡し立会いでした。

その中のひとつ。本来ほかの物件の引渡し立会いと重なるため、行くことができなかったのですが、買主から電話が。

「隣の人と会っていないので境界杭が打てないそうなのですが。このまま進めていいのでしょうか?」

引渡しまでに境界確定して杭を打つことが約束だったのに、引渡し当日になって突然隣の人と会っていないと伝えてきた不動産業者。

予定をキャンセルして慌てて飛んでいきました。

実は1週間以上前から現地でまだ杭が打っていないので、引渡し日までに打つのか確認し、もし間に合わないのなら引渡しを伸ばしますか?と提案していた際に
「大丈夫!」と言っていました。それが当日になってこんなことを言うとは・・・・。

私は朝、現地に行って杭はなかったですが、小さな鋲が打っていたので、なんとか間に合ったのかな。

と思っていたのですが、なんとその鋲は隣の人に確認せずに打ったとのこと。

隣の人に勝手に「境界はここだから境界鋲を打ちました。」なんてことになったら、もし自分だったら怒ります。

どうやら、隣の人は遠くへ行っているらしく、会えなかったかららしいのですが。

そこからの不動産屋の言い訳がびっくりしました。

「売主さんからの予算が○○万円だから、そこまでできない!」(それは売主の都合!買主は境界確定してなければ安心して買えません。)

「○十年トラブルになっていないのだから大丈夫!」(隣人は高齢の方です。記憶の問題や、本人はよくても相続人との間でトラブルになる可能性は十分にあります。※ハンコ代をせしめる目的でごちゃごちゃ言う人)


「○○さんが何年前には隣の人と会って境界について話をしているから大丈夫!」(じゃあ、なんで○○さんは境界杭をそのとき打たなかったのでしょうか?そんな○○さんを信用しろというのが無茶です。なんらかのトラブルがあったから杭が打てなかったと推測するのが自然です。

そもそもこの不動産屋は以前書いた契約書に印紙を貼らない常習犯です。それでは信用しろで押し通されても・・・。

契約から1ヶ月。その間にまったく隣地の人に会わないとは・・・。(もっとも本来は売ることが決まって買い手が決まる前にある程度めぼしはつけておかないといけないと思います。)

30日に間に合わないのがわかったのならその時点で連絡すれば良かったのに、当日になってそんなこと(隣地の人にあえず、勝手に鋲を打った)を言うとは酷いです。

重要事項説明書と契約書を当日にしか渡さない不動産屋の悪しき習慣の影がみえます。

世の中には、こんな風に不動産業者のいいようにやられてトラブルの種を抱える人がいっぱいいるのでしょうね。

なんとか、不動産業者も売主も土地家屋調査士も司法書士もいるところで、きちんと境界確定のハンコをもらってくるという約束(口約束ですが。書面とまでするとかなりもめそうな雰囲気でしたので。そもそも売主の方は誠実そうな方でしたので。)を取り付けて引き渡しとなりました。


昨日に引き続きおかしな住宅ローンセミナー広告についてです。

「生命保険を見直せば家が建つ。」

この根拠もよくわかりません。

家を買って、生命保険が得するケースには団体信用生命保険が住宅ローンに付属(民間金融機関の場合は保険料は金利に含まれる)してくるので、その分の保険料が節約できる。

そのため、家を買える。という理論がまず考えられます。

しかし、30歳男性が35年間、当初3000万円相当の死亡保険金がだんだん減っていくタイプの生命保険の保険料は月4500円くらいです。これでは家は建ちません。

あとは確かに多くの家庭は月3万円くらいの保険料を払っていますが、私の基準で見直してもせいぜい月1万円くらい減額になるくらいです。(きちんと意味のある保険に見直した場合。)

生命保険はまったくいらない!という理論をとる場合もありますが、その場合でもその保険料分は貯蓄をしないといけませんので、家の費用には回せません。

月5万円以上の本当の意味で無駄な保険(保険会社に有利な掛け捨てばかり)に加入している人の場合は確かに家は建つかもしれませんが、そいういった方はほとんどいません。

おそらく、そのセミナーは具定例を挙げれば
「生命保険を見直せば月3万円くらい節約できる。今の家賃が7万円なら、月3万円をプラスすれば月10万円住宅ローンに払える。すると家が建つ!」
という理論なのでしょう。

ライフプランを無視して保険料を全部家のお金に回す理論は売り手の工務店等の理論ですので、真実なのかごまかしなのか見極めなければいけません。