ある会社の社員研修での話しです。
 「封書の糊づけは、左右にペーパーナイフが入る程度の隙間を開けておくこと・・」
 すると、「もし第三者が開けたら・・?」という質問をした女子社員がいました。この質問はナンセンスです。
 信書の秘密という法律を犯してまで、開封しようとする人がいたら封緘の仕方には関係なく開けるはず。
繰り返します。
 「封書の糊づけは、左右にペーパーナイフが入る程度の隙間を開けておくことが、標準マナーです」
 ところがバッチリと、裁縫の針さえ差し込む隙間もないくらい、糊づけをしてある封書に、しばしばお目にかかります。
 開けるときのことを考えて綴じる、という考え方のない商品があります。どこから開けて いいか、開け口がないのです。
 そういう物は、決まって二流商品です。
 封書も、バッチリ糊づけタイプは、二流と誤解されます。
 我が事務所でも、同じ過ちをしていない事、祈ります。
 ご用心!ご用心!