立地商売に関係するビジネスの場合は、行動鉄則は以下のとおり。

①住宅地図上に商圏を朱線で囲み、いつでも見られるところに掲げておく。(商圏内は、薄く色付けしておき、同業店には目印をつける)

②この朱線内地域を週に2、3回は、自転車で動き回る。(このエリア内は、路地まで知り尽くした縄張りでなくてはならない)

③動くときは、必ずデジカメを持参し、肝心な情報はパチリ。(何を撮るかの選択に、情報感知力が光る)

④特に、同業店の店頭は、よく観察し目新しいものが目に付いたら写し取る。(店頭掲示物、店頭回りの改造や改装など)

⑤同業店の場合、販売価格の違いは特に注目。場合によっては、客になり買う。

⑥開店情報とは、開店前の段階で情報キャッチする。(「ここには、何か新しくできるんですか?」などと、現地の人に質問するがいい)

⑦他業界店であっても、新しいアイデアを思わせる商法は、よく観察する。(即席ラーメンを考案した故安藤百福さんは、「街頭実演販売はよく覗いた」という。「よく考えているなあ!」と感心した物は買って帰り参考にしたという。自分のアイデア脳の訓練にも役立ったそうだ)※おれには関係ねえ業界だ、という考え方こそ、脳を萎えさせる。

⑧店舗や施設跡の空地があるときには、街の不動産屋に寄って、何になるのか尋ねればいい。(不動産屋さんは、街の不動産情報に通じている人が多い)

⑨昼間だけでなく夜間も巡回し、同業店の場合、自店との照明の違いなど観察する。(夜間巡回を考えない人は、片手落ちの考え方です)

⑩物品販売業の場合は、たまには同業店で買い物をする。(値段、接客の仕方、陳列の仕方、照明などを観察する)