<大手行決算>8グループの損失6950億円 2カ月で倍増


米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に絡む大手銀行8グループの損失額が08年3月期見込みで計6950億円に達することが31日、分かった。保有するサブプライム関連の証券化商品などが一段と値下がりしたため。損失規模は昨年11月時点から2カ月余で倍増した。個別では、みずほフィナンシャルグループ(FG)が3950億円と国内金融機関で最大。三菱UFJFGも950億円に膨らんだ。

 損失見込みは8グループが07年10〜12月期連結決算発表に合わせて明らかにした。損失拡大でみずほFGは08年3月期連結決算の最終(当期)利益が昨年11月時点の予想(6500億円)から4800億円に落ち込む。あおぞら銀と新生銀も08年3月期の最終利益予想を下方修正した。

 みずほFGのサブプライム損失が約4000億円に膨らんだのは、傘下のみずほ証券が営業用に保有する7000億円近いサブプライム関連商品に約2200億円の評価損が出たのが主因。3月末までにさらに500億円を追加処理する。また、米国の金融保証保険会社(モノライン)の格下げで契約通り損失保証を受けられないリスクが生じたことも損失を広げ、みずほFGが490億円、三井住友FGが100億円の引当金を計上した。

 一方、サブプライム問題を引き金とする株安で、各行の株式含み益は昨年末時点で計6兆7617億円と、同9月末から1兆3478億円(16.6%)も目減りした。年明け以降の株安進行で含み益はさらに減少しており、サブプライム問題の打撃は深まっている。
(1月31日 毎日新聞)

大手銀行の経営が悪化しています。地銀にも今回のサブプライム・世界株安で影響を受けたところもあるはずです。

もしも、銀行が倒産したら預金は1000万円までしか保証されないことを思い出してください。

ペイオフです。

どうも最近みなさん忘れているようですが、金融機関が倒産する大変なことになります。

1000万円は保証されるとしても、銀行の精算手続きが終わるまではその1000万円もおろせません。下ろせるのは60万円程度だけです。

災害は忘れたころにやってくる。