Archives

You are currently viewing archive for April 2008
08年04月30日

暫定税率復活へ

本日4月30日に国会で暫定税率復活への決議が行われます。

暫定税率復活が良いか悪いかの論議は別にしても消費者の行動にスポットを当てます。

暫定税率復活までにガソリンスタンドでガソリンを満タンにしようと長蛇の列。

並んでいる間にもガソリンを消費していますし、時間という貴重な資産も消費しています。

それで得られるお金はいくらか。

給油量には差がありますが40リットルとして、1リットルあたり25円分のメリットがあるとして1000円分。

目先の1000円、自分の財布から出ていくお金には敏感になりますが、本当は将来数百万円損をするようなことをしているのには気づかない。財布に入る前に給料から引かれているお金には無頓着。

きちんと世の中の仕組みを理解すれば無駄な時間をすごさずに数百万円得をするのですが・・・。
4月16日に千葉で行われたプロ野球の試合

ロッテ対楽天


1対1の同点で迎えた5回の裏のロッテの攻撃

ロッテのバッターがファールフライを打った際にボールの落下点は観客席ギリギリへ。

楽天のリック選手はキャッチできるかもしれない状態でしたが、観客席にいた少年がキャッチしてしまった。

結果そのバッターがヒットを放ちそれが決勝点へとつながった。

少年のマナー違反で敗戦ということで仙台の地元テレビで放映されましたが、すぐに放映されなくなりました。
日曜日の全国版ニュース番組のスポーツ特集でも放映が予定されていたようですがカットされていました。

おそらく少年への非難を避けるためでしょう。

ボールがくれば捕ってしまうのは少年の気持ちとしてはわかりますが、それによってプロの勝敗が左右されたとなると少年もショックですし、おかしな嫌がらせがあっても困るということ。

少年の非難をするつもりではないし、それも含めて勝負の運ですが、私の立場からすると複雑です。

私は数名の楽天イーグルス関係者のコンサルティングをしているためです。

彼らは楽天の成績次第で給料が変わったり、解雇されるかもしれないシビアな世界。

あの試合の勝負の結果で楽天関係者の人生が大きく下降するかもしれないと思うと非常に複雑です。

楽しく観戦するためにも観客のマナーは守るようにしましょう。
<立命館大転部>他大学にも驚きの声…「不公平感」広がる
4月15日2時30分配信 毎日新聞

生命科学部のある立命館大びわこ・くさつキャンパス=滋賀県草津市で2008年4月14日午前10時6分、本社ヘリから懸尾公治撮影

 14日明らかになった、立命館大(京都市中京区)の定員超過入学者の転部問題。他大学にも驚きの声が広がった。文部科学省の基準を超えてしまったため、補助金の不交付や翌年度の学部新設の延期を甘んじて受け入れた大学もあり、大学間にも「不公平感」が広がりそうだ。  

【関連記事】 立命館大:生命科学部の定員が基準超過 新入生に転部募る

 文部科学省は、私立大学等経常費補助金の交付基準を入学定員超過率1・3倍(新設は経過措置で1.4倍)未満に設定。また、過去4年間の超過率が学部単位で1.3倍未満でないと、学部・学科・研究科の翌年度の増設申請ができない決まりになっている。

 08年度にスポーツ健康学部を新設予定だった法政大(東京都)は、07年度に開設したばかりのデザイン工学部の入学者が定員280人に対し383人に達した。超過率は1.37倍。一部の教員の採用が決まり、雑誌広告などを出していたスポーツ健康学部の開設を結局、1年延期した。

 立命館の措置について、関西学院大学(兵庫県西宮市)の担当者は「人数の設定はギリギリのところでやっているが、10年以上この仕事をしていて(転学部で対応する話は)聞いたことがない」と驚きを隠せない様子。同志社大(京都市)は「ここ数年で超過したことはない。もっと以前なら調べてみないと分からないが」とした。

 法政大や、07年度に新設した政策創造学部の超過率が高く、補助金を減額された関西大(大阪府吹田市)は「コメントすることはない」。近畿大(東大阪市)の担当者は調整の難しさには一定の理解を示しつつ、転学部という措置については「他大学のことなので」とするにとどめた。

/////////////////////////////////////////

少子化で経営難の大学は苦しんでいます。

質の低下も叫ばれています。

大学はかなりの数が淘汰されるのが当然の流れです。

違法性はともかく道徳的に許されない行為をしてでも生き残りをかけてきています。

建設業者も同様の現象が確実におきてきます。

時代の確かなな流れは何かをとらえて先手を打ってください。


青森・八戸の小4絞殺事件、母「収入なく将来不安」
4月3日3時11分配信 読売新聞

 青森県八戸市で1日、同市立美保野小4年西山拓海君(9)が自宅で絞殺された事件で、殺人容疑で逮捕された母親の無職未紀容疑者(30)が、八戸署の調べに対し、「収入がなく、将来が不安になってやった」などと供述していることがわかった。

 県警関係者によると、未紀容疑者は約5年前に離婚し、両親の住む同市の実家に拓海君と移り住み、4人で暮らしていた。未紀容疑者は定職に就いておらず、将来の生活について悩んでいたといい、「誰にも相談できなかった」と話しているという。

 拓海君が通う市立美保野小の児童数は、今春の新入生4人を含めて8人。近所の60歳代の女性は「同世代が少ないので、困ったことがあっても相談できる人がいなかったのかもしれない」と話した。同署は2日、拓海君の司法解剖の結果、首を絞められたことによる窒息死だったと発表した。

//////////////////////////////////////////

わが子を手にかける・・・・。

心中事件も多発しています。

どうにかならないのか・・・・。

子どもに罪はありません。

子どもの親だって、こんな追い詰められた状況になったのは、その人の責任ではないかもしれません。

経済的困窮に追い詰められる理由には様々あります。

悪徳業者にだまされた。
税金や社会保険の仕組みを知らずに払わなくて良いお金を払っていたり、もらえるお金をもらえないでいた。
安易な離婚で養育費などを受け取れなくなった。
家族の病気でサラ金からお金を借りなければならなかった。
会社のリストラにあった。

などなど。

中小企業のセーフティネットよりも一個人、特に子どもを育てている家庭のセーフティネットに力と予算をかけるべきではないでしょうか。

この親子だって、きちんと相談できればこんなことにはならなかったと思います・・・・。

お子さんのご冥福をお祈りいたします。
08年04月11日

先週の死のはなし

先週金曜日のブログの死の話はネタ元があります。

小学館のマンガ「MAJOR」の第一、二巻あたり。

主人公が小さな頃(5歳くらい?)にある日父親が朝には亡くなっている(すでに母親は亡くなっている)場面。

父親はどんな思いだったであろうか・・・・。

親になってから読み返してみると、泣けてきます。


結構マンガを参考にします。


家づくりについてのマンガ本もたくさんでています。

活字が苦手という方でも簡単に読めますので、お勧めですよ。
先日の高校生からの依頼の続きです。

悪質な勧誘電話から大損をして頭がパニックになり、その息子さんからの依頼がありました。

すぐに現状を把握して「●●のようにしてください。」とアドバイスしたところ、ひっきりなしにかかっていた悪質業者からの脅しのような請求の電話がやみました。

反対に「いくらかの示談金を払うので示談にして欲しい」と悪質業者の方が下手に出てきました。

これだけでも、被害者の心はとても安らかになったのは言うまでもありません。

最終的な解決は弁護士に委ねることになりますが、まずは一安心。

もちろん弁護士に頼むのも容易ではありません。

具体的な状況を説明しやすくすることも大切です。その把握と整理、さらに弁護士への交渉術も必要です。パニックになっていればなおのこと。

弁護士に委ねる前に、プロに相談してきちんとやるべきことをやれば本人も家族も安心して眠れるようになります。

<犯罪に巻き込まれる>不安70%…読売世論調査
3月30日22時40分配信 読売新聞


 読売新聞社の年間連続調査「日本人」によると、自分や家族が何らかの犯罪に巻き込まれ、被害者になるかもしれないという不安を感じている人は「大いに」と「多少は」を合わせて70%に上り、1998年12月の前回調査から13ポイント増加した。

 こうした不安感の高まりを反映し、安全を守るためには、ある程度のお金がかかっても防犯対策をする必要があると思う人は79%に達した。「安全はタダ」という国民意識は過去のものとなっているようだ。

 調査は「治安」をテーマに15、16日に面接方式で実施した。

 犯罪被害者になるかもしれないという不安を感じている人に、具体的に懸念する犯罪を複数回答で聞いたところ、「詐欺や悪徳商法」58%、「ピッキングや空き巣」57%、「ひったくりやスリ」45%−−が多かった。

/////////////////////////////////////////

詐欺や悪徳商法の中には、投資が入っているのか気になります。

立派な会社(証券会社や銀行)の勧める商品を買ったら大きく元本割れをした場合。

投資をした方にとっては悪徳商法と認識することもあるでしょう。

事実そういう相談が国民生活センターや消費者センターに寄せられていますから。

安全をお金を出して買わないといけない世の中であるのは残念ですが、仕方の無いこと。

セキュリティシステムを入れれば月に数千円(初期設備にはまとまったお金がかかりますが)です。

セキュリティシステムを入れても詐欺や悪徳商法は防げません。

顧問FPに相談できるようにしないといけないと思います。

事実、先日1億円以上資産家を詐欺から守りました。
08年04月04日

日々死と隣あわせ

FPの仕事をしていると様々なところで人の死と接します。

保険金請求相談には家族の死

世帯主の死亡によるライフプランの立て直し

死を原因とする相続トラブル

など。

その中で相談者からその死因を伺います。若い方で多いのはガン。

ある程度の高齢者では、心臓疾患など。

夜寝るときは普通だったのに朝には冷たくなっていたということも。

毎日寝たら次の日目が覚めるのが当たり前と思いがちですが、そのような話を聞いていると果たして翌日ちゃんと目が覚めるだろうかと不安になります。

かといって眠らないわけにはいきません。

ただ、気になるのは例えば自分が翌朝には死んでいたら、一緒に寝た子どもは次の日からどうなるのか。

まだ電話もかけられないほど幼い子だったら、誰にも連絡がとれず泣き続ける・・・・。

幸いにも今は妻と一緒に暮らしていますし、実家の両親も連絡がもしも途絶えたら心配して見に来てくれると思います。

しかし、世の中には単身赴任や長期出張でご主人が不在がちの家も多くあります。

そんな中、家で子どもを育てている奥様は一人でどんな気持ちで毎日を過ごしているのか。

この4月で単身赴任になる方、家族にはマメに連絡してあげてください。

できるならば子どもが小さいうちは単身赴任にならないようなマイホーム計画を立ててください。
第2のピークか、「振り込め」被害4年ぶり増
3月31日14時39分配信 読売新聞


 今年1〜2月の振り込め詐欺被害額が昨年同期より倍増して約49億円に上り、ピークの2004年以来4年ぶりに増加に転じたことが31日、警察庁のまとめでわかった。

 同庁は減少傾向にあった振り込め詐欺の「第2のピーク」となる可能性があるとして、警戒を強めている。被害は、昨年の2085件(約25億円)から3532件に増加。特に税務署員などを装って税金の還付を装い、現金をだまし取る「還付金詐欺」は前年(222件、被害額約2億円)から、1029件、11億円に急増しており、「おれおれ詐欺」も昨年より倍増した。

////////////////////////////////////////

この手の詐欺がなぜなくならないのか。。。

親・子・孫とのコミュニケーションがとれていないのも原因のひとつだと思います。

普段からコミュニケーションが取れていれば不審な電話を相手にしないでしょう。

私の実家にもよく振り込め詐欺から電話がかかってくると母が言っております。

しかし、私本人からの電話は必ず携帯電話にかかってくることを知っていますのでまったく引っかかりません。

親はもちろんのこと祖父母にも時間があるときには電話をしてみましょう。

被害予防の第一歩です。