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先日のご相談者は

「職場に独立FPに無料で相談できるチラシが入ってきたので相談に行ったのですが、なんか納得できませんでした。」

とのこと。

この方は以前、マイホーム購入に関して相談を受けていた方です。私のことを覚えていた(保険についての小冊子もお渡ししていたので)のでご相談にいらしました。

私の相談は有料であることは十分ご存知の方です。

それが、職場のFPの無料相談を受けてとても違和感を覚えたそうです。

無料相談の中身はやはり保険。

保険の見直しをしますとのこと。

このブログでたびたび書いていますが、FP=保険営業ではありません!!

私から言わせるとその職場に来たFPはFPではなくただの保険営業です。

その保険の見直し提案の内容を見せてもらいましたが、散々たる内容。(私が言うツッコミどころ満載の提案)

その職場にはグループ保険があって、そちらの方がよっぼど良い内容で、相談者の方もそういうグループ保険があることをそのFP?に話をしたのですがとりあってもらえず自分の保険商品の提案ばかりをしていたということです。

提案された保険の保険料合計は家族で月額5万円にも。

そのFPを名乗る保険営業は、仙台でもたびたびFPということでお金の無料セミナーを開催しているところでした。

FP=保険営業ではありません。

私の相談の結果、現状の保険を少し減額してグループ保険に加入するという結果になりました。その保険営業が提案した内容ではいいものはありません。

相談料5000円をいただきました。

相談者は納得してグループ保険の契約に。

保険を販売する目的の無料相談やセミナーには気をつけてください。



10年03月16日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
今年も週刊ダイヤモンドの保険特集について声がかかり、意見を寄せさせていただきました。

自分が入りたい保険、入りたくない保険という特集部分があり、昨年につづいてインターネット通販系の生保が上位に入っていました。

確かに保険料が安くみえる。30代男性(タバコを吸う方)が60歳くらいまで入る場合は安いことが多いのですが、これには注意が必要です。

40歳を過ぎた方や、65歳を過ぎた時期の保障を必要とする場合は通販系のほうが高くなることがあります。

自分が本当に必要な時期に必要な保障を得るように設計すると通販系のほうが高くなることがあるので注意してください。

また、ネット通販だとネット上で自分で見積もりを作ります。必要事項を書き入れれば自動的に計算してくれるのですが、勝手に自分が希望しない内容に変えられてしまうことがあります。

こんな例があります。

まず自分が加入している保険が4000万円の保障が65歳まで続いていたとします。

これをある通販系保険会社のネットで見積もりをするときは次のような流れになります。

最初に今の年齢を入れます(仮に40歳)。
次に保障額を入れます(仮に4000万円)。
最後に期間(仮に65歳)。
を入力します。

これで保険料が自動計算されてきます。その結果
「今のものより保険料が3000円も安い!!」
となり、見直そうという風になります。

しかし、よくみてみると、いつのまにか保障額が3000万円に自動的に減額されて計算されているのです。(実際は、もう少し複雑な保険商品の場合なのですが、わかりやすい例にして表示しました。)

これは、保険会社で設定している上限金額に達してしまったためです。(年齢や期間に応じて保障の上限設定があります。)

エラー表示でも出ればいいのに、勝手に保障額を下げられてしまっているのでよく注意しないと保険料が安くなるどころか、むしろ高くなってしまっています。
しかも、必要保障額が足りなくなるという事態に。

こういったところはプロの目でみないといけません。

プロであれば、「え!この保障でこんなに安いはずはない」とすぐに気づきます。




10年03月15日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv