本日の河北新報にて

このような記事がありました。

保育料「逃げ得」許さぬ 仙台市、差し押さえ強化

仙台市の保育料の繰り越しを含めた滞納額は園児1248人分の約2億5500万円に膨れ上がっている。

とのこと。

一方でなかなか認可保育園に入れない待機児童がいる中で保育料を払わずにいるという状態はかなりの問題。

もちろん全てが悪質なケースではないでしょう。

保育料は前年の所得によって翌年の金額が決まる仕組みになっていますので、急激に給与が下がったり、残業代が無くなった場合、第二子以降の出産のために休職したりすると家計にズシリときます。

そういう場合は、分割納付やいろいろな対応をとって時間を掛けてでも納めるようにしてもらう対策が必要でしょう。

しかし、収入があるのにも関わらず保育料を払っていないのは言語道断です。

家計に余裕が無いといいながら、老後の年金として貯めていたり住宅ローンの繰上返済に使うなど(場合によっては無理な資金計画でマイホームを購入した方もいるかもしれません)もあるでしょう。

そのような確信犯は私としても相談に応じたくはありませんが、ちゃんとしたFPに相談すれば家計の中から数千円・数万円のムダを発見できます。

滞納額が増えてからですと開き直りなどであえて払わない→差し押さえということになってしまうかもしれません。

1ヶ月でも2ヶ月でも滞納が出た時点ですぐにFPに相談して家計を見直して滞納が増えないようにすれば良いのではと思います。

そのためにはFP業界全体の質の向上が必要です。FP相談=保険の営業という体質ではそのような取り組みは遠いでしょう。