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私がFPとして独立する時に、別の独立FPとして成功している方の話を伺いに行きました。

首都圏におりましたので、それなりに時代の最先端の独立FPがいらっしゃるのだろう、お会いしてすばらしい話を聞けるだろうと思っておりました。

ところが、実際に会ってみると実情はただの保険代理店。

保険販売手法としてFPを名乗っているだけでした。

保険にとって大事な世帯主が死亡した後に必ずおこなう相続のことやマイホーム手続きのこと、遺族年金のことをFPとしてわかっていることを想定して会話しましたが、まったく噛み合いませんでした。

「あ!この方はFPとしての勉強はしていないんだな。保険販売のことだけ考えているFPの仮面をかぶった保険営業マンだ。」

と思いました。

最近になって、その方が保険代理店向けにセミナー講師をされていることを知りました。

もう8年以上も前なので、その間に本当のFPとしての様々な分野の勉強や経験をされていらっしゃることを望みます。

ただ保険販売をするだけの方、そういう代理店を増やすだけの方は「FP」「ファイナンシャルプランナー」を名乗っていただきたくありません。

本当に相談者の幸せを考えた上での保険代理店が増えるようなセミナー講師はぜひともやりたいですね。(ひがみが入っているかもしれませんけど(笑))


昨日映画「おおかみこどもの雨と雪」

のテレビ放送がされました。

狼に変身する人間「おおかみおとこ」に恋した女子学生が男との間に女の子と男の子を授かり出産する。
「おおかみこども」となった二児を育てていく矢先に、狼男が狼の姿で亡くなり、
その後人間の若い女性一人で経済的にも環境的にも誰にも相談できずにこどもふたりで育てていくというお話。

鑑賞させていただきましたが、FPとしての職業病が出てしまいます。

このような早くにご主人を失くした母子家庭の生活設計の相談をしていますので。

「狼男は免許を持っているようだから、戸籍はあるな。でも狼の姿で亡くなったから、
死亡の確認はとれず失踪という形になるから遺族年金は支給されない。」

「失踪宣告をすれば7年後には死亡として扱われるから遺族年金は出るか。
いやそもそもこの二人って婚姻届だしているのか?認知しているのか?(病院で出産せず自宅出産)」
「このお母さん若そうだから中高齢寡婦加算は、適用にならないだろうな。」

これ以上はネタばれになるので控えますが、純粋に作品として楽しめずリアルに考えてしまいます。