AIG 傘下の保険会社を売却 国内の生保事業から撤退

11月15日 11時12分NHKニュース

AIG 傘下の保険会社を売却 国内の生保事業から撤退

国内市場の縮小などで保険業界の経営環境が厳しさを増す中、アメリカの大手保険グループ、AIGは、傘下のAIG富士生命を香港の投資会社に売却し、国内の生命保険事業から撤退すると発表しました。

発表によりますと、AIGは、傘下のAIG富士生命のすべての株式を、香港の投資家、リチャード・リー氏が率いる投資会社、パシフィック・センチュリー・グループに売却することで合意しました。
AIG富士生命が保有する医療保険や、がん保険など100万件余りの契約は売却先に、そのまま引き継がれるとしています。

保険業界では、人口の減少で国内市場の縮小が見込まれるほか、日銀のマイナス金利政策で金利全般が大幅に低下し、契約者から預かった資金の運用が難しくなるなど、経営環境は厳しさを増しています。
こうした中、事業の見直しを進めているAIGは、日本市場では生命保険事業から撤退し、損害保険に集中するとしています。

一方、パシフィック・センチュリー・グループは2013年に、オランダの大手金融グループからアジアでの生命保険事業を買収していて、今回の買収で世界2位の生命保険市場である日本に参入します。アジアの企業が、日本の保険会社を買収するのは、今回が初めてです。

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保険業界をとりまく環境は今後も変わってきます。
AIGは以前アリコさんの株を持っていたときにリーマンショックのあたりで破綻し、
経営建て直して改めて日本国内に参入してきました。

日本の保険会社は生命保険保護機構がありますし、そもそも破綻とかではありませんので過剰反応する必要はありません。

ただ、とてもいいガン保険を販売していたのに、AIGが入ってきてどんどん内容が悪くなった経緯があります。

それが元のよりよい保険商品を開発・販売する会社になるのか、むしろ今も残る良い保険商品をなくす方向にいくのかは気になります。

もし、業界全体としても良い保険商品が無くなるほうに動くのであれば、生命保険見直しは急がないといけないかもしれません。

100万円以上の保険見直し効果はざらです。