生命保険見直しにも色々なタイミングがありますが、先送りにメリットはありません。

先日のご相談者は定期保険にご加入されていました。

すでにお子さんも独立して大型の死亡保障は必要なく、健康状態も良好。

定期保険の満期まであと10年ありました。月々の保険料は約14000円。
それだけでも10年で168万円の保険料を掛捨てすることになります。

さらに、定期保険は加入途中に解約返戻金が貯まっているものも多くあります。
現時点で80万円以上の解約返戻金が貯まっていますが、満期まで継続すると0円です。
さきほどの保険料と合計すると250万円にもなります。

10年以内で亡くなれば1000万円の保険金が家族に残りますが、亡くならなければ250万円の損。
健康状態は良好です。

万が一の際にお金はより多くある方が助かるのは確かですが、子どもも独立している状態でそこまで必要か。

必要性が無い場合の生命保険は命のギャンブル(○年以内に死ぬ方に○○○万円ベット!当たれば4倍!)になりかねません。

多かれ少なかれ生命保険には賭ける部分があります(保険は相互扶助なので)。

必要性と万が一が起こりえるか(生涯で200日以上の入院をするか)はしっかり考えないといけません。

賭けにお金を払うよりも貯金していた方がよいケースはたくさんあります。