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近所に「FP」という冠のついた法人が立ち上がったのを見つけました。

しかし、住所の記載がないし、電話番号も携帯電話・・・。

まさか・・・と思い調べたところ。

やはりただの保険代理店でした。

しかも、私から見ると?マークがつく保険会社。

だって、お客様にとってお得な保険を隠しているところなのです。(そこではなく、関連会社にお得な保険があるのですが)

また、FP=保険屋とのイメージが広がりそうで怖いです。
そうならないための、私の提案

FPという冠を使うにはFPの資格以外に

証券外務員
証券アナリスト
宅地建物取引主任者
不動産コンサルタント
住宅ローンアドバイザー
司法書士
土地家屋調査士
不動産鑑定士
社会保険労務士
DCプランナー(アドバイザー)
税理士
行政書士
などのやや難関な関連資格を3つ以上有していることが必要。

FPという冠がつく法人・団体の相談会の開催は、保険相談会単独で開催してはならない。
必ず住宅ローン、相続、年金、不動産、投資信託などから3つ以上の項目の相談会を一人一人が行う。

こんなルールがあるとFP=保険屋のイメージが薄くなっていくと思いますが、どうでしょうか。
ファイナンシャルプランナーの仕事とはいったい何でしょう。

はっきりした定義があるわけではありませんが、私は
「相談者・お客さまの人生の夢の実現に向けて、全力でサポートすること」と思っています。

さきほどの「ギャンブルで家を買うところだった方」についても、本来は、住宅ローンとライフプランの相談の範囲外です。

「800万円の隠れ預金」を見つけたことも、不動産の運用についての相談の範囲外です。

他のFPや専門家やお客さまにこんな話をすると、

「なんで、そんなことするの?そこまでやる必要ないじゃない。」

「住宅ローンの相談ならそこまでにしておけばいいでしょ。家を建てる契約のことは関係ないでしょ。本人たちの自己責任でしょ。」

「100%見つかる保証も無いのに、そんな預金を探すの?」

と不思議がられます。

でも、私の仕事はお客様の夢の実現のサポート。
その障害になるかもしれないこと、夢の「実現に力を与えてくれる資金を見つけることは必要だと思っています。

なぜか、私のところにはこういった普通の人から見るとやっかいな事件が集まります。相談者は自覚して相談には来ていません。相談の過程で私が気づくのです。

本当は一般的な専門家のところに依頼している方もこういったギャンブル性の買い物や、隠れた資産を持っているのではないでしょうか。

ただ、その専門家が気づかないか、または気づいても自分の仕事の範囲外であるとして指摘しないのか・・・・。

本物のファイナンシャルプランナーとは、いったいどんな職業なのか、謎は深まります。