●厚生年金・国民年金の決算収支 3.2兆円の赤字(8月5日)
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厚生労働省が2015年度における厚生年金と国民年金の収支決算
(時価ベース)を発表し、合計積立金は3兆2,458億円の赤字だった
ことがわかった。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が出し
た5兆3,000億円の運用損が影響した。

●介護を行う労働者の残業免除を義務化へ(8月11日)
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厚生労働省は、家族の介護を行っている労働者の残業を免除する
制度の導入を企業に義務付ける方針を示した。来年1月施行の改正
育児・介護休業法に基づく省令で実施する予定。介護されている
家族の状態は「要介護2」以上で、就業規則に明記することを求める。
指導に従わない場合は企業名を公表する考えで、「介護離職ゼロ」
の実現を目指す。