◆「ねんきん特別便」を17日から発送へ◆
社会保険庁は、「ねんきん特別便」の送付を平成19年12月17日から開始することを決定した。対象となるのは宙に浮いた5,000万件の記録のうち、持ち主が判明している分についてで、今年3月末までに順次送付する。今回の名寄せ作業で確認できなかった部分については二次的な名寄せ作業を行い、追加的に特別便を発送する。
◆「宙に浮いた年金」5,000万件中、特定困難が1,975万件◆
社会保険庁の調査により、5,000万件の「宙に浮いた年金記録」の内訳の全容が明らかとなった。コンピューター上の照合作業で本人を特定できた記録は2割にあたる1,100万件にとどまり、4割近くの1,975万件は入力ミスなどで本人の特定が困難とした。特定できた1,100万件は、850万人分に相当する。そのうち年金受給者では300万件(250万人分)、現役加入者では800万件(600万人分)。