現在の家作りで床材を選択するとき、殆どの人がフローリングを希望
します。シックハウスを考える人は無垢の木材を使うよう希望される人
が多いです。以前はカーペットを使う人が殆どだったんですが
シックハウスの話題が出るようになった頃からはカーペットは使う人が
少なくなりました。時代の流れでしょうか、しかしここで気になるのは
シックハウスとハウスダストを混同している人が居ることです。
シックハウス症候群はご存知の通り科学物質過敏症の事です。
ハウスダストは家の中の細かな塵で家ダニの死骸などが体内に入って
健康を害すると言う事です。カーペットは繊維の中に塵が溜まり易い
と言う事で嫌われますが、フローリング材を使うときに注意しなければ
いけないのは、無垢材は材料が伸縮しやすいので、材料をぴったりとつ
けて張る事は出来ません。隙間を空けなくては成らないのです。
その空けた隙間に埃が溜まる事になるので、
注意して掃除する事が大事です。
07年05月16日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
07年05月14日

坪単価

建築費を考えるとき坪単価はいくら?と聞いて値段が高いか低いかを
判断している事が多く有りませんか?果たしてこの方法は正確なもので
すか?非常に曖昧で漠然としているのに坪単価で判断していることは
危険です。建築構造の違いや同じ構造でも使われている材料の違いで
夫々の金額が違うのは当然なのですがこれを一括りにして金額を決めて
判断する。家を作ることは一生に一度の大事業だと言っているのに判断
する基準は大雑把なのです。一例を上げると、キッチンセットを決める
とします。120万円のキッチンセットを選択した場合40坪の家だと
坪3万円です。30坪の家だと坪4万円になります。坪単価が1万円
変わってきます。このように書くとあたりまえの事として判りますが、
いざ自分の家の事となるとそう単純に考えなくなるようです。
現代の住宅は設備に掛かる金額が多くなってきていますので坪単価で
全体を考えることに無理が出てきています。坪単価を言われた時代は
現代のような設備が無いときなので坪単価で内容のずれが大きくなる
割合は少なかったのですが現代では違います。出来上がりの見た目を
良くする事が設備品などに費用が掛かる事であり坪単価で設備の占める
割合が高くなって来ていますので坪単価で判断するには設備以外の金額
がどのような割合であり使われている材料がどんな物かを知った上で
バランスの取れた判断をする事は大事です。
07年05月14日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
07年04月28日

花嫁修業

現在ではこの言葉を言ったら叱られてしまうかもしれませんが、
花嫁修業と言えばお花、お茶、料理と言われた時代が有りました。
アメリカのインテリアデザイン学校に通っていた方に話を聞きましたが
あちらでは、花嫁修業と言って良いか判りませんが、主婦としての心得
として、インテリアデザインが出来ることが必要で学校に多くの人が
通っていたそうです。私も昔、外国人専用のインテリアデザインの仕事
をさせて頂いたことがありますが、ルームコーディネートを行うのは
主婦の方でした。コーディネートは徹底されていて、カーテンの生地
からソファの生地のデザインを統一するなど、有る物を選択するだけで
は無くて、作っていくと言う感覚で取り組まれていたのを思い出します。
07年04月28日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
07年04月18日

雨でも行くぞ

昨日は現在工事中の「小淵沢の家」の基礎の配筋検査に行って来ました。
この家は寒冷地に有る事と、地盤が傾斜している事、その他諸々の条件
のために基礎は地表からは高く地盤からは深くなっているので、基礎工
事が結構掛かります。その為に基礎の検査だけでも数回は行う事にして
います。そんな事で一路小淵沢へ、朝、東京を出る時は結構雨が降って
いるため現地の様子が心配されたのですが、

20070418_01.jpg

到着した時は雨も上がっていて無事検査は終了と成りました。

20070418_03.jpg


こちらはやはり山の気候でやっと桜が咲き始めた所です。
この工事のお陰で桜をこちらでも見ることが出来て良かった。
(役得ですかね?)

20070418_02.jpg

それでも、山の天気は目まぐるしく変わり、途中、
雹(ひょう)が降ってきたりして、帰りはすっかりの雨に
なって仕舞いましたが、

20070418_04.jpg

お陰で、車中で読もうと持って行った本が読めて良かった良かった。

20070418_05.jpg
07年04月18日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
07年04月10日

液状化現象

地盤の液状化現象とは砂質の土が水を多く含んだ時、今まで砂の粒子と
粒子がぶつかり合って安定していた状態がぶつかり合っていた摩擦が水
に妨げられて振動する事によって粒子が移動する状態で、その土の上に
建っている建物が土の中に沈んで行ったりする危険な事です。
地震が起きるたびに最近は地盤の液状化現象が報道されますが、この現
象が初めて経験されたのが1964年に起きた「新潟地震」だったと記
憶しています。それ以前は地盤にひびが入るような事は有っても地盤自
体が液体のようになるとは考えられていなかったのです。ですから建物
を支える地中の杭には横から力が掛かり折れるとは考えられていません
でした。この新潟地震の時に4階建ての県営アパートが倒壊したり陸上
競技場が壊れたりして液状化現象が広く認知され、その後の建築の構造
計画の基本の見直しが図られた訳です。過去の経験が1つ1つ生かされ
て今が有る事に、人間は経験で進歩して行くのだなぁと、感じさせられ
ます。
07年04月10日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
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