今日の日経新聞NET版に、今日から開催される「アイ・ウェイウェイ展」
は観客の撮影が許可されていると言う報道がされていました。(この手
の報道はリンクしても直ぐにリンク切れになるのであえてURLは掲載しま
せん。)

日本の美術館は殆どが撮影禁止になっていて、著作権保護のお題目にあ
まりにも振り回されているような感じを受けているので、この撮影許可
は嬉しい報道です。

この撮影許可を実現したのは「クリエイティブ・コモンズ」の仕組みを
採用した。とあるのですが、このクリエイティブ・コモンズはウェブ上
で行われる物に対する著作権をどのように定義して検索などをしやすく
するかで設立された団体です。

それで今回採用した内容は、撮った画像は加工しない。非営利目的での
使用のみと書いて有りましたが、クリエイティブ・コモンズの2.0以降の
ライセンスでは表示(その作品の利用に関しての著作者の表示を求める
か)が必須事項なのですが、報道では詳細が不明です。

いずれにしてもこのような動きが拡大してくれる事を期待しています。
時間を作って見に行きたいと思っているところです。
09年07月25日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
昨日の記事でスマートグリッド(Smart Grid Technology)の事に触
れましたが、今日はこのテクノロジーに付いてのお話。

このスマートグリッドの定義は「デジタル情報分野の最新技術を活
用して、さまざまな集中型・分散型エネルギー源を効率的に管理、
供給するもの」(クリーンテック革命 2008年05月 ファーストプ
レス)となっていますが、これだけでは具体的な内容が判らない。
ウェブ検索してブログなどを見ると「賢い送電網」と書かれている
のを目にしますがやっぱりハッキリしないなぁ・・・。

自分なりの解釈をすると、現在の送電網は発電所から送電されて最
終地の各家なり事業所なりとなるピラミッド型が現在の姿で、これ
からは各家庭で太陽光発電などをしてその余剰電力を電力会社に売
る形になっていくと予測されています。
その時に電力会社としては買った電力をそのままコントロール無し
に供給すると電力需要にマッチしないので電力が多い地域から少な
い地域に流すなどのコントロールする必要に迫られる訳で、その時
に現在の方法ではコントロールできない為に電力メーターから電力
会社に信号を送り電力会社はその信号を元にコントロールすると言
う考え方です。

そんな双方向に信号をやり取りする事から現在のコンピューター
ネットワークと同義的な扱いになり、コントロールが発展して電気
製品にスマートグリッドを組み込む事により電力需要のピークを制
御する事も可能だという視野も持たれているようです。
この分野ではアメリカのGE社は実用段階で既にスマートメーター
を販売していると言う事なので、最近のニュースでGE社が本業の
電気部門の売却を当面見送ったと有りましたが、案外こんな所が影
響しているのかな?とも思ったりします。

09年07月21日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
09年07月20日

太陽光発電に思う

景気浮揚の方策としてアメリカはグリーンニューディール政策を打
ち出し実行に移しているようですが、日本ではどうなっているのか
際立ったニュースは聞こえてきません。政治家たちがこれからは
クリーンエネルギーとして日本が世界に誇る太陽光発電の事を話し
ていますが、具体的な事は何も示されてはいません。

太陽光発電は助成金を出して普及を図ろうとしていますが、我々の
現場サイドから言えば、新築時に太陽光発電を設置したいという要
望はあまり多くは有りません。
元東大総長の小宮山宏(現在、三菱総研理事長)氏のアイデアは国
が太陽電池を買ってそれを家や学校などに設置させて貰うことによ
りその電気を売って買った電池代が償還される事と買う事により量
産が出来て電池代が下がり一般家庭にも普及すると言う物です。

この様な考えは早晩何処かで受け入れると考えられますが、その時
にクリーンエネルギー源の分散化をコントロールするシステムとし
てアメリカではスマートグリッドといわれるシステムの導入を考え
られていますが、日本では送電線網の老朽化が問題になっていない
為にこの研究が一部の産学協同でしか行われていないと言う現実を
知ると、先行きはそんなに楽観出来ないと感じるのは私だけ?
09年07月20日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
09年07月16日

地方分権

日本の政治の世界が大変な様子を連日報道されていますが、少なく
とも今回の衆議院選挙の争点に上がるだろうと目されるのが地方分
権の問題です。

地方分権と一口に言っても中身は色々な事が有り一括りにされた地
方分権にはいささかの不安を持つのは私だけでしょうか?
このブログで行政とのやり取りを幾つか書いて来ましたが、本来全
国一律の法律である建築確認業務でさえ、現状は統一された物では
無くて、下手に「他の行政では問題ありませんでしたよ。」などと
言っても「うちはうちのやり方ですから。」と言われて、睨まれた
事も一度や二度では有りません。

建築の事だけを言えば地方独自の慣習などは別として、生活の基本
レベルは何処でも変らないように住まい手が不利益にならない行政
であって欲しいと、報道を聞きながら思うのでした。
09年07月16日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
09年07月13日

LEDと景気

照明器具の光源は昔は白熱電球でしたが、現在は省エネの事も
手伝って蛍光灯が主流になりつつありますが、これからはLED
(Light Emitting Diode)照明だと言われています。

このLED(発光ダイオード)の事は青色LEDの特許の所有権を
巡っての裁判でご存知の方も多いと思いますが。このLEDを用い
た照明器具が発売されたいますが、ネックになっているのは値段が
高いこと。照明計画で提案したいのは山々なのですが全体予算を考
えると二の足を踏んでしまうと言う状態です。

エネルギーコストを比較をすると100Wの白熱灯は現在では消費
電力も抑えられて大体90W程度で定格寿命が1000時間。
その明るさに相当するインバータ蛍光灯の消費電力が22Wで定格
寿命が6000時間。LEDだと消費電力が17.5Wで寿命が
40000時間。

LEDの寿命は原理的には半永久ですがダイオードを封印している
樹脂の劣化によって明るさが70%に落ちるまでの時間を言ってい
ます。数字を比較すると明らかに省エネであり寿命が長い為に廃棄
物となるサイクルが長いための環境に易しい製品と言う事が判りま
す。

景気浮揚策なのか省エネ推進なのかハッキリしないエコポイント制
度で、地球温暖化対策でCO2排出量が産業界でこれ以上絞る事は
困難で各家庭での排出量の削減が目されている事を考えると、照明
器具はどの家庭にも有るもので新たに買う事ばかりでは無くて買い
替えの出来る製品なので、このLED照明に補助金を出せば省エネ
推進は進み結果として景気浮揚の一助となる様に思うのですが・・・。
09年07月13日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
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