今月の初め日経BP社が行った「建て主がわからなかった建築専門用語
というアンケートの調査結果が出ていました。

この調査は打合せ中に聞いてわからなかった専門用語は何かを5年以内に
戸建て注文住宅の新築を検討している全国の男女200人に聞いた結果だそ
うで、その用語から打合せの内容が透けて見えたりします。

その用語の1つが「坪単価」でこの用語は建築費の総額を建物の坪数で
割り算して出す数字ですが、この建物の坪数が一定ではなくて建築基準
法の延べ床面積なのか施行床面積なのか、施行床面積には吹抜や小屋裏
を含めるのか決まったルールは無いので坪単価を安く見せようとすると
分母である床面積を大きくするのがテクニックと考えられている面があ
ります。

坪単価に関しては私の過去記事「坪単価が安い」も参考になると思いま
すので是非一読を・・・  と 少し宣伝をしてみたり。

我々設計事務所から坪単価が幾らですよなどとはあまり発言しない事が
多いと私は思っていますが(建築主から聞かれて割出す事は有りますが)
その場合はこの言葉の意味を建築主が知っていると言う事です。

この用語が判らないと言うことは建築主の相手側から出た言葉で、明ら
かに営業トークと言えます。
営業する側は日々訓練をしていますので言葉の意味を良く聞いて理解し
ないと後悔する事になりますので、その場で確認したほうが良いですよ。