今NHKドラマ「篤姫」が人気で、私も毎週見るのを楽しみにしている一人です。
ところで、これはけっこう有名な話なのですが、江戸時代の長州藩での藩主と家臣らの年始の挨拶は「明けましておめでとうございます・・・・・」などという生ぬるい挨拶ではなかったのです。
家臣らが「殿、今年こそは・・・・」と言うと、
殿様が「まあまあ・・・まだ時期尚早である・・・・・・」と家臣らを諌める、というのが慣習であったようです。
「今年こそは・・・・」とは、「今年こそは倒幕を決起いたしましょうか」ということなのですが、この挨拶を260年間も延々と行ったわけです。
日本国のためにという大義名分のもと、毛利輝元の無念と長年の怨念を晴らしたわけです。
この執念には見習うべきものがあります。