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09年01月11日

2009年の傾向

2009年は、己丑・九紫土星中宮の年です。

黄帝内経を紐解くに、「天元紀大論」に、甲・己年は土運に属し、丑・未の年は
太陰が天を司るとあります。

「六微旨大論」には、「天気は上にあって下に降りて来る。地気は下にあって上に昇って行く。
両者が交じり合うところを「気交」と呼び、人間はこの「気交」の中で生活している」とあります。

「気交変大論」に進むと、太陰が天を司る時は、湿気を主とし、己(つちのと)の年は、土運不及とあります。

土運が不及の年は、風気が広がって、土の化生能力が発揮できなくなる。
すると、草木は生長して茂るのですが、育ちすぎて、花が咲いても実が実りにくい傾向が働きます。
実っても、殻ばかり生育してしまいがちとか。^^;

こういうときには、春の花粉の飛来は、一か月余り早くなり、
花粉の量も多くなる傾向が働きます。
花粉症の人は、一月くらいから、シジウム茶やグァバ茶、甜茶などを飲み、
花粉に耐性をつけておくべきですね。

天文では、これに対応して、木星の光が強まり、土星の光が弱まって、黄色の穀物は実を結びにくくなるそうです。

人は夕食後に下痢を起こす人が増え、コレラ、腹の腫瘍、身体のだるさ、筋骨の
動揺、筋肉のぴくつきやだるさなどの症状が出やすくなります。

気分的には、怒りっぽくなる傾向が働きますね。^^;
顔の表情筋がピクピク、こぶしプルプルさせて、怒っちゃダメですよ。(笑)

土気が不及だと、水を剋することができ難いので、寒水が旺盛になります。
冬になると、虫は早く冬眠に入り、人は寒気に当って、病気になりやすくなります。


腹中に寒気があると、便が柔らかくなりますが、冷えから来る症状は、お腹の内から温めてあげる必要がありますね。
痛みある方に、冷えは禁物です。
ふむ。薬味はショウガと唐辛子が効きそうな。^^v

土運が不及の場合、四維の月(3月、6月、9月、12月)が気候のポイント。
雲が軽々と浮かんで、気が潤うような、正常な気候が現れれば、春は風そよぎ、
日差しの麗しい良い気候になるのですが・・・
もし、この四維の月に、風が荒れ狂うような異常な気候が現れれば、秋は寒々と
した陰鬱な雨が続く天気になると記載されています。

これによって起こる災害は、南東、南西、北西、北東の四維方位に、疾病は脾臓に現れ、
気候病は内側では心腹に、外側では四肢に現れるといいます。

土気の不及、つまり本来の土の気が足りないと、これに乗じて、本来の土の気か
ら生じる金気(土生金の理)が、土気に報復します。

金気が報復にやって来ると、苛烈な秋気が出現し、大きな樹木の枝や葉が枯れ落ちることがあります。
人は突然胸や脇が痛み、下腹が下に引っ張られて、しきりにため息が出るようになるそうです。

農作物では、黄色で甘い食物は虫に食われてしまったり、邪気が脾土に宿るため、
黄色の穀物は収穫できにくくなるといいます。

これに対応して、天上の金星の光が強くなり、木星の光が弱くなるそうです。

不及は、これを助ければ、災害が軽くなると述べていますので、通年の課題は、
土気を補い、脾胃を潤してやることですね。^^v

「五常政大論」に読み進むと、土気が不十分な年は、土が水を制せず、却って水
気が土気を侮って剋する事象が現れるといいます。

五行のバランスは、土気の作用が抑制されて発揮できず、木の生気だけは旺盛で、
火の長気が正常となると、適時に雨が降りにくいとか。

また、金の収気が正常であるため、大風と寒気が起こり、草木は果肉が実りにくく、人は湿気の停滞が生じやすいといいます。

甘味と酸味を大事に、注意してバランスを取ることが良いですね。
メタボリックな人はご用心を。^^;

風水上は、青と黄色に今年の気は現れるといいます。
今年の手帳、私は黄色にしました。
ネイビーブルーのスーツと合うけど、持ってないのだ。(自爆)
09年01月11日 | Category: General
Posted by: kinokagaku
方位の吉凶といえば、先ず、気学が定番になっていますね。

そもそも、「気学」という呼称は、大正14年、故園田真次郎(地角)氏によって命名された呼び名で、その内容は、干支九星学が主体であり、その根源は、易経に由来しています。

気学では、年々月々、方位の吉凶が移行していくものですが、その二大凶方位と呼ばれるものが、「暗剣殺」と「五黄殺」です。

「五黄殺」とは、後天定位盤の八方位に、五黄土星の巡った方位を指し、「暗剣殺」とは、その反対の方位を指します。

2009年では、五黄土星は、先天定位盤の一白水星の定位置「カン宮(かんきゅう)」に巡りますので、北方30度が、「五黄殺」に当たります。

「暗剣殺」はその反対側ですから、今年中宮に入る九紫火星の定位置、「離宮(りきゅう)」の方位、南方30度が、2009年の「暗剣殺」となります。

今年は己の年ですから、午未の南方位と申酉の西方には、には「金神(こんじん)」 が巡ります。
土を動かしたり、造作、修理、移転、旅行を忌み、家族7人に災いが及び、家族の数が足りないときは近隣にまで害を及ぼすとか?^^;
巡り金神には、季節別の遊行期間と遊行方位、間日(まび)と称する差し支えのない日もありますから、大事に考える方は手立てを講じるといいですね。

「五黄殺」の方位を犯すと、自発的に、徐々にと、災難や損害が生じたり、縁や物事の結果を腐らせるといって恐れられます。
例えば、死者を出すこともあれば、営業・財産・信用の破滅、家庭不和や親子断絶、一家離散の因となるなどと言われていますね。(><)

北の凶方位を犯したり、北位凶相の家に住むと、次のようなことが生じやすくなるといいます。
●愛情面の問題が生じ、家運が衰退する。
●腎臓や陰部、下半身などの病気を患う。
●盗難や金苦に陥る。
●部下や使用人の失敗で、損害を被る。
●新しい仕事や取り組みで失敗する。

「暗剣殺」の方位を犯すと、他動的、突発的な災いや損害を被り、その累を子孫にまで及ぼすことがあるといって恐れられています。
例えば、交通事故で先方から出し抜けにぶつかって来るとか、先方の事業の失敗や倒産で、こちらもあおりを被って突如の危機に瀕するとか?(><)

南の凶方位を犯したり、南位凶相の家に住むと、次のようなことが生じやすくなるといいます。
●離別や死別、解散や離散が生じる。
●文書や印鑑、保証問題で公難に遭う。
●違反や不名誉な問題が起こる。
●女性関係で大きな損害を受ける。
●頭、眼、心臓、循環器系の病気を患う。

もちろん、陰陽五行の定理によって、相克相生の関係がありますので、生まれ年と生まれ月の干支九星との配合によって、その時々の吉凶も多少することは、自明の理ですが。^^;

こういったウラナイを、信じる、信じないは、人それぞれの自由です。^^
天気予報も、スポーツの勝敗予想もまた同じこと。
ただ、その時でなくても、後々災いが出た場合に、あの時こうしておけばと、後悔はしたくないですね。^^;

備えあれば憂いなしとか、心得あれば災難去るとか?(笑)

凶方位にゼッタイ出かけないなんて、できっこないですもんね。^^;

凶方位を防ぐ手段は、色々考えられます。

一般的によく用いられるのが、方除けのお札ですね。

地元の氏神、産土の神社や、方除け神社へ行って、ご祈祷を依頼し、お札とお守りをもらうこと。
身代わり不動や身代わり観音などの社寺で、災いや厄を形代が身代わりに受けるお守りをもらうこと。
気を込め、心を込めて、依頼されてそうした護符を作成することもありますが・・・

信じる者は救われるのか?未だ、クレームは付いたことがない。善哉、善哉。^^
次によく言われるのが、方違え(かたたがえ)の法ですね。

例えば、今年、一白水星の人が、暗剣殺と巡り金神の重なる真南にある会社へ大事な商談に出かけるとします。
一白水星の人は、今年、東方30度が大吉方、南西60度が吉方位、北東60度が小吉方ですので、南へ直接赴かず、東方30度にある顧客や関係業者を回ってから、南西60度に入る目的地に向かうという方法です。

旅行や移転も、こうして吉方位に当たるところへ寄り、吉気を受けてから向かうが良しと言われています。

もう一つの手段は、気を養うという方法です。

日頃、吉のある気を養い、凶方位のダメージを受けないようにする方法ですね。
ノロウィルスやインフルエンザなどの流行しているところへ往くのに、日頃の元気と予防が大事な所以です。^^

予防は、凶方位に当たる方位を、家屋内できれいにして調えておくことです。
今年は、北と南が凶方位ですので、家屋の南北ラインは、日頃よく清掃して清めておくのが良いですね。
宝玉や縁起物を置いたり、観葉植物や生花を世話することも、一法です。

吉気を養う方法は、吉方位に当たる神社や気の良い土地の水や食物を取り寄せて、日頃の飲食に用いることです。
神社は、墓地と違って、その土地のエネルギースポットに建っていますので、産土社や吉方位の神社へ、お散歩や月参りなど、足しげく通うのもいいですね。^^

さて、この原稿を終えたら、家の南西に出向いて、新春の升酒を飲みに行ってこようっと。^^v

09年01月07日 | Category: General
Posted by: kinokagaku