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ドイツの哲学者、カントは、「手は、外部に現れた、もう一つの脳である。」と言いましたが、
私たちの手は、発生学からみると、親指は上半身と関連があり、小指や薬指は下半身と結びつきが深いものです。

全体は部分に表れ、部分は全体に波及するものですが、
手は身体のほんの一部分にすぎない小さな器官でありながら、
色々な観点で、全身全体を代表している部分といえるでしょう。

他の動物と違っていることを、はっきりと区別できる、最も人間らしい部分ともいえますね。^^

手や指の形や大きさなどは、手相の基盤となるものですが、一般に、手相といえば、
掌に表れるシワを観ますね。
その手相で、重要な基本線は、生命線・頭脳線・感情線の3本を指します。
これらは、個人差や時期差はありますが、半年あれば、変わるものなのです。^^

もしも、かつて、馬鹿で浅はかな手相観から、不幸の呪縛を受けた方は、
これを機会に、より良く変えてくださいね。^^V

生命線は、親指の付け根にある半円形のシワで、親指と結びつきのある線です。
親指を動かすと、一番はっきりと現れるシワです。

身体のコンディションやバイタリティと関連が深く、健康なときには、色もピンクがかってはっきりしています。
特に、女性では一本の線にはならず、二本に分かれたり、細かなシワが入り込んだり、
乱れたシワになっていることが多いものです。

一番よく気にされるのは、切れて短い生命線ですね。^^;
切れて短く見える生命線は、体質的に疲れやすく、大きな病気をすると、
その影響がいつまでも残りやすいといわれます。

根気がなく、飽きっぽいところがあり、気持ちの合わない人や場所では、
長時間話すと、イライラすることになります。
心臓が弱りやすい傾向もあるといわれています。

巷の占い師に、良くないと言われたあなた。^^;
手相はね、変わるし、変えることができるのですよ!^^v
(私の長女なんか、ほっといても自然に変わった。爆!)

生命線が切れてるならば、親指と、小指・薬指を同時に動かす動作を多くすれば、
スジがはっきりと現れてきます。^^

大きなもの(ボールや一升瓶など)をつかんだりするトレーニングは、握力とともに、
活力と、生命線のシワを良くしていく効果があります。

また、上半身と下半身のバランスがとれた運動(ボーリングやリズム運動、
ジャズ体操や水泳など)によっても、シワがはっきりくっきりしてきます。

次に、頭脳線について説明しましょう。

親指と人差し指の間から、薬指や小指のずっと下の方へとカーブしている線です。
頭脳線は、人差し指、中指を動かすと現れるシワで、手の「意識的領域」と関連が深いものです。
自分の欲求や夢、趣味、個性、才能を物語る線と言われていますね。
特に、女性の頭脳線は、男性の頭脳線に比べて、形が複雑で、
分かりにくいものです。^^;
(やっぱり、男の方が単純。爆!
ええねん。^^;男子、この世に生を受け、棺桶に入るまで、
一向に子供やねんぞという稚気をもって生きるモノぞと。自爆!)

男女共に、最も多いのが、一本ゆるやかにカーブした頭脳線で、
一般に、下(手首の方向)に下れば下るほど、空想力が多く、ロマンチストであったり、
ユニークなアイデアを考え出したり、芸術的なセンスが高いといわれています。

頭脳線は、手先の器用さと結びつきがあるものです。
特に、細かな作業が得意な人や、バレーやダンスなどに関心のある人、楽器の演奏の上手な人ほど、
頭脳線は、切れたり、乱れたりしているものです。^^

親指と人差し指による細かな動作を続けることが、頭脳線を良くすると同時に、
反射神経も発達させ、ひいては交通事故や怪我、ボケ防止にも効果があります。(笑)

例えば、プラモデルや貼り絵、ミニチュア人形の着せ替え(笑)も良いでしょう。
米粒をテーブルの上に置いて、親指と人差し指で、一粒一粒つまみ上げて、
お皿に入れる動作も、大変効果的です。

手相を変えるには、毎日50粒の米ツブつまみを続ければ、
早くて1ヶ月ちょい、遅くとも6ヶ月で、手相は変わりますよ。^^V

最後に、感情線について説明します。

感情線は、小指の下の方から、人差指の方向へと延びていく半月形のシワです。
このシワは、小指と薬指を曲げると現れるシワです。

小指と薬指は、親指・人差指に比べて、ものをつかむとか、あまり意識的な動作をすることが少ない指です。

無意識的な動作や(ふと、マイクを持った小指が立ってたり。^^;)、
「触れる」「感じる」などというような、情的な反応の多い指ですね。

感情線が、その人の他人に対する思い遣りや、愛情の表わし方、
無意識的な感情のタイプを物語るといわれる所以(ゆえん)です。

特に女性は、男性に比べて、「感情の動物」といわれるほど、
感情表現が、バリケード、ちゃう、デリケートです。^^;

タタリを怖れて、どんな線が悪いのかは言いませんが(笑)、
ゆるやかに人差指と中指の中間に入るくっきりした感情線が、思いやりがあり、
温和でソフトで、忍耐強い性格を表わすといわれています。^^
感情線を良くするには、小指と薬指を曲げて他の3指を伸ばしたりすると、シワがくっきりしてきます。
運動では、剣道や鉄棒などの動作が、最も線を良くする動作となります。

閑話休題(ところで)、
頭脳線と感情線のなかにシワが多いときは、目の疲れや視力に問題があるときです。

シワが多いときは、近眼や目の慢性過労が多いものです。
全体に細かなシワが多いときは、食事の影響もかなりあります。
急に太り過ぎたり、痩せ過ぎたりしても、手のシワは増えるものです。

食は大事。食餌にあらず。^^
運気を良くするためにも、過食や、偏った食事傾向は、タタリ・障りになりますよ。(笑)



07年03月31日 | Category: General
Posted by: kinokagaku
Health Day News(2006年9月27日)の記事によると、
手の薬指の長さが人差し指よりも長い女性は、運動能力に優れているという説が、
英ロンドン大学キングズ・カレッジ遺伝疫学教授、Tim Spector博士らの研究で示され、
スポーツ医学誌「British Journal of Sports Medicine」オンライン版にも掲載されました。
 
過去の研究から、男性では指の長さの比率と生殖能力、知能、
性的指向、運動能力などの特徴との間に関連がみられることがわかっています。
女性でも同じような結果を示す研究がいくつかあったのですが、数が少なく、
今までは説得力のあるものではなかったのです。

スペクター博士は、関節炎の遺伝に関する研究のため、
指のX線写真を撮影した双子の被験者の記録を保持していたことから、
この記録を利用して、今回の仮説を検証したとのこと。

彼は、被験者の女性の指の長さを測定した後、一卵性双生児と二卵性双生児との比較を行い、
さらに被験者に12種目のスポーツについての実績を尋ねたのです。

この結果、特にランニング、サッカーおよびテニスで、
薬指の長さが長い女性ほど高い実績を収めていることが明らかになったといいます。

また、一卵性双生児では、指の長さが類似していたことから、
指の長さは主に遺伝によるものと考えられ、環境による影響は極めて小さいことも示されています。
これは、指の長さのパターンは、胎内でのテストステロン濃度が原因とするこれまでの仮説に反するものでした。

スペクター博士は、このような結果が出た理由については不明だが、今回のデータから、
「体のある部分に注目することでほかの部分のことがわかる」
という例が、ほかにも多数存在する可能性が考えられると指摘しています。

「全体は一部に表れ、一部は全体に及ぶ」
という考え方は、手相や人相にも、漢方の診断法、整体の反射帯理論にも適用するものですからね。^^

また彼は、手の指に限らず、耳たぶ、足の指の長さ、X脚、O脚などの特徴が、
個性や競争力に影響を及ぼす何らかのものについて示している可能性もあると述べています。

さて、手相学では、真ん中にある中指は自分を表し、
人差し指が母親、親指が父親、薬指は配偶者や恋人、小指が子供を表わすと考えています。

各指のいずれかが、よほど長かったり大きければ、それが最も長じて力を持ち、短かったら縁が薄いことを示しています。

例えば、小指が極端に短かったり、外側に曲がっている場合、子供に縁がなかったり、離れていくことを示しています。

例えば、自然に掌を開いて、中指と薬指を観てみましょう。
中指は自分、薬指は配偶者もしくは恋人です。
どっちの指が、寄り添っていますか?
(むむむ・・・相手も寄りかかってるはずなのに・・・釈然とせんなあ。^^;)

手相を観る場合、伝統的には、男は左手、女は右手を観るのが一般的ですが・・・
運命線(中指の下に伸びる線)の付近に変化の多い方の手を「積極的な手」と呼び、
こちらを中心に観ることが、より、生きた手相の観方となりやすいです。

一般的には、両手を組み合わせてみると、右手の親指が上になる人が65%、左手が上になる人は35%になります。

漠然とした分類ですが、右手が上になるは、理論的・現実的に物事を処理するタイプ。
左手が上になる人は、直感的で、想像力に富み、受身型の人が多いのです。

「積極的な手」とは、親指が下!になる方の手が多いのです。

右利きだから右手の親指が上になり、左利きだから左手の親指が上になるということはありません。^^;

幼児では、左右の運命線の部分に違いが少なく、成人するつれて違いがはっきりしてきます。
その人の生活環境や生活態度などの変化は、「積極的な手」の方に表れやすいものです。

さて、あなたの「積極的な手」は如何?

ああ言えどこう言えど、我が家族、意に副わざり、じっと手をみる。(自爆)



07年03月30日 | Category: General
Posted by: kinokagaku
自信とは、自分で、自分の能力や価値などを信じること。
自分の考えや行動が、正しいと信じて、疑わないこと。

自らを、信じることが、自信なのですよ。
だから、人との比較は要らないのですよ。

今できる、自分なりの精進をしているならば、自分を疑わずに続けててごらんなさい。
努力してるのに、結果を疑い、方法を疑って止めていたら、何にも、結果が出せませんからね。
より良い方法が見つかったら、それを試してみればいいのです。

進化・成長の営みである精進や尽力をしてないなら、自身は疑いや不安・心配に潰されてしまいますよ。

自己否定すると、自分の未来が創造できないですからね。
できない理由を挙げるのではなく、できる方法を考えてください。
今までの方法ではできないなら、違う方法を試してみましょう。
今すぐにはできないなら、今できることを勧めていくことです。
独りではできないなら、自己開示して、力と知恵を集めましょう。

精進や学びのない自信は、過去の栄光の亡霊、あるいは、過信、増上漫。
新しいこと、未経験のこと、分からないことは、仮説検証、試行が大事。
絶対こうだと決め付けず、学ぶ姿勢で、謙虚に人の意見に耳を傾けるのが得策です。

釈迦の言葉には、こう、ありました。
「もし、ある聖者が居って、この教えが絶対であると説くならば、それはもはや聖者ではない。
なぜなら、その者は、己の考えに妄執している。
真理なるものは、もしも、それを絶対というならば、言った瞬間から、絶対ではなくなるのだ。」

正しく、見聞きし、言葉にして、行動するよう意識行動することですね。

絶対に正しいなんて、誰にも分からない。

良悪、善悪、正誤、正邪、みんな、相対論なのですよ。
自ら自由とする、良し・善し・好し・美しと思う理由を以って、自由に、物事に当たってください。

自分が信じられなければ、人をも信じられません。
心は、ころころ流転するもの。

期待が外れたり、思惑が違うと、裏切られた気分になってしまいますよ。

そうなれば、疑心暗鬼が生じ、障りが起きて・・・タタリじゃ。(爆)

前向きに進もうと考え、行動している自分を、信じてくださいね。
曲がりなりにも、自分ができたとき、自信は実感できるのですよ。

成せば為る。成さねば為らぬ。何事も、成せぬは人の為さぬなりけり。

できることから、できる範囲で、できるだけ、実行していきましょうね。


07年03月29日 | Category: General
Posted by: kinokagaku
日本では昔から「春の木の芽どきは、おかしくなる人が多い」と言われています。
実は、これは科学的にも事実なのですよ。

卒業や進学、入学や入社など、新しいことが始まっていくことに対する不安や、
降ったり止んだりの天候不順、菜種梅雨の鬱陶しさ、
陽気が高まるにつれて心の活動が活発になっていくことなどが、その要因かもしれませんね。

しかし、「木の芽どき」は日本だけのことではないのです。
季節とうつ病との関係は医学の祖ヒポクラテスやソクラテスの残した言葉の中にも触れられていました。

今世紀に入ってからは、WHOの調査で、うつ病の季節変動が系統的に研究されるようになりました。
国が違っても、確かに月でいえば3月・4月・5月 季節では春に発病や入院が多いのです。

それとともに9月・10月 秋が多いことも目を引きます。
「枯れ葉どき」もまた、あぶないのです。

わが国では、最近、山梨医大のグループが発表した調査があります。

イミプラミンという抗うつ剤の使用量が季節によってどう変動するか、
6年間にわたって調べたもので、やはり秋(9月・10月・11月)が最も多かったのです。

そして、このような季節的な変動を対象とした研究は、
近年はむしろ「枯れ葉どき」を主要なターゲットとして選んでいます。

医学にとって重要なのは予防です。

精神、神経系の病気、あるいは病気というほど深刻でなくても好不調の波に、
リズムの異常が関係し、それが特定の季節に悪化する、
ということであれば、それを承知して事前の手を打ちたいものですね。

季節性感情障害と睡眠、覚醒リズム障害は、
共に生態リズムの異常が関係していると云われています。

特に後者では、体温、ホルモン分泌など、
生態が持つ各種の日周リズムを同調させることが、予防につながるのです。

季節性感情障害も同様にリズムの同調障害だと考えると、同じ予防法が有効です。

現在の時間生物学の知識を応用すると、日常生活における「リズム障害予防法4原則」が提唱されます。

1. 規則正しい生活
2. 午前中の日光浴
3. 午前中の運動
4. 朝食を欠かさない

「1」については説明には及ぶまいが、あまり規則正しい生活も味気ないものです。

「2」から「4」は、いずれも生態リズムの同調因子として重要なものなのです。

「現実的でない」などと簡単に諦めず、
「バナナ1本と牛乳だけでもよいから朝食を食べ、
朝の光を浴びながら、少し先の停留所まで速めに歩いてから通勤のバスに乗る」など、
できることから工夫をしてはどうでしょう。

また、日常生活で何か興味、関心の対象を持ったり、
充実感を抱いたりすると、睡眠やリズムに好ましい影響が与えられます。

つまり、張りのある生活をする、ということで、これを5項目に加えることもできますね。

5. 励みと弾みある生活

生活に緩急のリズムをつけて、活き活き生きるライフを構築しましょう。

人は人間(じんかん)に生きる存在。
人間関係も活用して、気を養い、気を安らげたいものですね。


07年03月29日 | Category: General
Posted by: kinokagaku
「ものもらい」は、まぶたのふちや内側に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染して起こるもので、
医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と呼びます。

まつ毛の根元にある脂腺が可能して、炎症を起こしたモノです。

やがては膿み、破れて治るモノですが、自然治癒を待つには、それまでの間が痛がゆく、
うっとうしい困りモノですね。

対処を誤まると、細菌が増殖を繰りかえしてタタリ為し、
痛みの強い化膿性炎症などを引き起こしかねません。

春からは目を病みやすい時期ですが、最近、黄砂も多いので、
かゆくて素手でゴシゴシやると、炎症がヒドクなりますよ。^^;

プールや海水浴のシーズンなどは、麦粒腫は、特に注意したい目の疾患のひとつです。

「ものもらい」は共通語ですが、主に東日本語ですね。
関西では、「めばちこ」や「めいぼ」などと呼んでいます。
「めこじき」「めぼいと」などと呼ぶ地方もありますね。

さて、古来の呪による、即効治療。(爆)

「三軒の家から米をもらって食べるとなおる」(福島県東白河郡)
「よその家へ乞食に行くと、めこじき(ものもらい)が治る」(岐阜県土岐市)

そんなもんで治らんってば!(ーー;)

「ものもらい」や「めこじき」・「めぼいと」(いずれも、目乞食。)等の語源は、
「これを治すために人からものをもらう」という無薬の治療行為と結びついて生まれたようですね。

ものもらいはできてないけど・・・ものは要らんが、愛ある安らぎが欲しい。(独り言。。。)

実は、「ものもらい」には、これ以上はないというほどは早く治せる治療法が、タバコ灸です!

患側(悪い方)の二間(じかん)という特効点を用います。

手の親指を上にして、人差し指を曲げ、指先から2つ目の関節にできる折ジワの先端が、二間です。

この二間に、タバコ(線香をまとめても良い)の火を近づけ、熱っ!と感じたら、サッと離してください。

こうして、タバコ灸を、10回から15回、繰り返すだけです。

この治療をすると、妖怪「ものもらい」は、そのまま消えてしまうか、
逸早く膿んでつぶれ、治ってしまいますからね。^^v

07年03月28日 | Category: General
Posted by: kinokagaku
07年03月27日

花粉症対策

花粉が多く飛ぶ日とは、晴れて気温が高い日や乾燥して風が強い日ですが、
雨の日の翌日で晴れた日は最悪日となります。
雨で地面に落ちていた花粉が一気に舞い上がり、二日分の花粉が飛散する怖ーい一日なのです。

花粉が多く飛ぶ時間については

1.日が上り、気温が上がってくるとスギの雄花が開花し始め、やがて街に飛散し始めます。
  お昼前後に飛散量が最大になるので外出時には注意を。

2.夕方、日がかげり気温が下がってくると、上空まで飛散していた花粉が地上まで下がってきます。
  そのために再び花粉量が増加します。
  この時間帯にも注意が必要です。

花粉の多い日や時間帯には外出しないにこしたことはないのですが、
仕事や家事でそうもいきません。
フル装備は以下を参考にしてください。

まず、マスク。

これはもう必需品ですね。
この季節、街はマスクをした人であふれ、遠くから見てもお仲間が来たとわかって、
なんだか安心したりします(^-^)
もちろん花粉を吸い込んでしまうのを防ぐという意味で重要なアイテムなのですが、
満員電車で突然流れて落ちる鼻水対策にもなります。
突然で止められないのが花粉症の鼻水ですからね。

マスクには、価格の安い普通のガーゼで作ったものから、
0.1ミクロンの空中微粒子までもカットする使い捨てのものまでいろいろとあります。
ちなみに、スギの花粉の大きさは30〜50ミクロンです。

一日外にいなければならない日には、細かい粒子までもカットするマスクが欲しいですね
その日の行動や花粉飛散状況によって使い分けるとよいでしょう。

次にメガネです。
特に目は痒くなります。
ゴシゴシまぶたをこすると、目が真っ赤になって充血し、今度は目の周りが痛くなります。

目の粘膜に花粉をつけないのが一番ですから、予防にはやはりメガネです。
サイドにガードが付いている花粉症専用のメガネや、
最近はおしゃれなサングラスタイプも発売されています。
もちろん専用メガネじゃなくても、普通のメガネでもかなりの効果があります。

また、帽子・洋服とヘアスタイルにも留意してください。
髪についた花粉はやっかいです。
夜なら洗髪できますが、日中はそういうわけにもいきません。
お出かけには帽子の着用が有効です。
帽子の素材もさらさらと花粉が落ちそうなのがお勧めで、
花粉が付きにくい帽子というのも発売されています。

帽子と同様に、上着もさらさらと花粉が滑り落ちそうなのがお勧めです。
ウールや毛皮の素材は花粉が付きやすいので避けたほうが賢明です。

とにかく、外で浴びた花粉を屋内に持ち込まないことが大切です。

髪の毛は、花粉が溜まりやすいのです。
できれば坊主頭がよいのですが、そういうわけにはいきませんので、
髪の長い方は、ひとつにまとめて帽子の中に隠しておくのが有効です。

また、家の中に花粉を持ち込まないために次の手立てがあります。

・ 洗濯物、布団を外に干さない。
・ 空気清浄機で花粉を吸い取る。
・ 家に入る前に衣類の花粉を払う。
・ まめに掃除機をかける。
・ 帰宅したら、うがい・手洗い・目や鼻を洗浄する・シャワーを浴びるなどして花粉を洗い流す。

さらに重要なことは、花粉症などのアレルギー反応は、
その原因物質を知ることにより対策方法を考えなくてはいけません。

スギ花粉やヒノキ花粉など飛散時期も違い、
どの時期にどういう対応をしなければならないかは、
まず、どの花粉に反応しているかを知ることが重要です。

花粉症といっても一概に花粉そのものがアレルゲンとしてタタリを為しているとは限らないのです。

ハウスダスト、ダニ、排気ガスなども大きな疑いがあります。

アレルギー科や耳鼻咽喉科でアレルギー検査をしてもらうのが賢明です。

サプリメントや食養生でアレルギー対策に有効なのは、
 ハーブ系では ネトル、バラ、ユーカリなど
 食品では リンゴ、トマト、パパイヤ、落花生、紫蘇、納豆、
 カリブ海ヨーグルト、甜茶、霊芝茶、天然ニガリなど

根気よく、毎日摂り続けることが大切なのです。
目安としては、3ヶ月を超えると体質は変わってきて、6ヶ月を超えると安定しやすくなります。

花粉症の薬としては、第2世代抗ヒスタミン薬が有効です。

ヒスタミンは、神経や血管にとりついて花粉症の症状を引き起こします。
神経や血管にはヒスタミンを受け取る役目をするヒスタミン受容体があります。
抗ヒスタミン薬は神経や血管の受容体に先回りしてとりついてしまい、
ヒスタミンが働けないようにしてしまうのです。
こうして花粉症の症状が抑えられます。

かつて、抗ヒスタミン薬は即効性はあるけれど眠くなるなどといわれていました。
しかし、最近の第2世代抗ヒスタミン薬は即効性があり、
まったく眠くならない(中枢抑制作用が少ない)ものがあります。
薬店で気軽に買える花粉症の薬(抗ヒスタミン薬)は第1世代です。
第2世代の抗ヒスタミン薬は、お医者さんの処方が必要です。

また,科学伝達物質遊離抑制薬も有効です。

化学伝達物質遊離抑制薬は、肥満細胞の膜が破られるのを防ぐ働きがあります。
肥満細胞とは、花粉症の症状を引き起こすヒスタミンなどの
化学伝達物質が入っている細胞のことです。
この細胞の膜が破れなければ化学伝達物質は飛び出すことがなく、
刺激が伝わらないので花粉症の症状が起こらないわけです。
ただし、抗ヒスタミン薬に比べると即効性はありません。

初期療法とはいえ、花粉症の対症療法ですから完全な予防はできません。
しかし、症状の発言を遅くできて、しかも花粉症の治療期間が短く済みます。
細胞から出てしまったヒスタミンを抑えることは大変ですが、
症状の出る2週間前から予防しておけば、
3ヶ月以上の期間をこれまでよりも快適に過ごすことができるのです。

季節中は薬を続けることが必要です。
普通は1月、2月から抗ヒスタミンなどの投与を始めるのです。

甜茶やシソ茶など、ポリフェノールなど花粉症に効くものや、
スギ・ヒノキ茶など免疫をつくるものも、同様に、1月、2月から服用することが効果的なのです。

特にシソは日本を代表するハーブ。^^
アトピー・皮膚炎・喘息・健胃・解毒作用・疲労回復・精神安定などの効果が
期待されるものです。

シソ茶は、買わなくても、簡単にできるものです。
ご紹介しておきましょう。^^v

【1】紫蘇の葉を水洗いして汚れを落とす。
【2】2日間、陰干しをする。
【3】できた茶葉を、茶筒やビン、ビニール袋など密閉できる容器に入れて保存する。

入れ方は、鍋に20〜30枚ほどの紫蘇(しそ)を入れ、
約2リットルの水で、約30分弱火で煮出します。
飲み方の目安は、1回に茶碗1杯ほどを、1日3回くらい飲むと良いのです。

花粉症に対して、有効な漢方薬には、症状を抑える(標冶)のには、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)があります。

漢方薬は身体の免疫力を調整することによって、花粉症の症状を改善します。
西洋薬と違って、眠くなったり腫れたりなどの副作用はありません。

体質を改善し、花粉症にかからぬ身体を作るには、根本的な治療(本冶)が必要です。
これは、その人個人の陰陽五行のバランスを取るため、専門的に診ることが必要です。
専門の漢方医にかかることをお勧めします。


07年03月27日 | Category: General
Posted by: kinokagaku
方位の吉凶といえば、先ず、気学が定番になっていますね。

そもそも、「気学」という呼称は、大正14年、故園田真次郎(地角)氏によって命名された呼び名で、その内容は、干支九星学が主体であり、その根源は、易経に由来しています。

気学では、年々月々、方位の吉凶が移行していくものですが、その二大凶方位と呼ばれるものが、「暗剣殺」と「五黄殺」です。

「五黄殺」とは、後天定位盤の八方位に、五黄土星の巡った方位を指し、「暗剣殺」とは、その反対の方位を指します。

2007年では、五黄土星は、先天定位盤の八白土星の定位置「艮宮(ごんきゅう)」に巡りますので、艮(うしとら)の北東60度が、「五黄殺」に当たります。

「暗剣殺」はその反対側ですから、今年中宮に入る二黒土星の定位置、「坤宮(こんきゅう)」の方位、坤(ひつじさる)の南西60度が、2007年の「暗剣殺」となります。

「五黄殺」の方位を犯すと、自発的に、徐々にと、災難や損害が生じたり、縁や物事の結果を腐らせるといって恐れられます。(><)

艮の凶方位を用いたり、艮位凶相の家に住むと、次のようなことが生じやすくなるといいます。
●財産を失ったり、金銭の貸し借りや保証の件で損害を受けたり、信用を失う。
●商売や配偶者が悪く変わったり、縁や物事の流れが変動をきたす。
●長男が家出したり、相続人の縁が絶えたり、親子・兄弟や親戚の仲が悪くなる。
●欲を出して、損失を出したり、人間関係が悪化する。
●鼻や関節の病気、盲腸炎、乳癌などの病気に罹る。

「暗剣殺」の方位を犯すと、他動的、突発的な災いや損害を被り、その累を子孫にまで及ぼすことがあるといって恐れられています。(><)

坤の凶方位を用いたり、坤位凶相の家に住むと、次のようなことが生じやすくなるといいます。
●土地や営業で損害や損失を被る。
●怠惰に陥り、やる気や目標、希望を失う。
●疑いや不足が生じ、意地を張ったり、忍耐を失って、人間関係が悪化する。
●主婦や老婆に関係して、損害や災いが生じる。
●胃腸の悪性の病気を患ったり、それが元で生命をも失ったりする。

もちろん、陰陽五行の定理によって、相克相生の関係がありますので、生まれ年と生まれ月の干支九星との配合によって、その時々の吉凶も多少することは、自明の理ですが。^^;

こういったウラナイを、信じる、信じないは、人それぞれの自由です。^^
ただ、その時でなくても、後々災いが出た場合に、あの時こうしておけばと、後悔はしたくないですね。^^;

備えあれば憂いなしとか、心得あれば災難去るとか?(笑)

凶方位にゼッタイ出かけないなんて、できっこないですもんね。^^;

凶方位を防ぐ手段は、色々考えられます。

一般的によく用いられるのが、方除けのお札ですね。
地元の氏神、産土の神社や、方除け神社へ行って、ご祈祷を依頼し、お札とお守りをもらうこと。
身代わり不動や身代わり観音などの社寺で、災いや厄を形代が身代わりに受けるお守りをもらうこと。
気を込め、心を込めて、依頼されてそうした護符を作成することもありますが・・・
信じる者は救われるのか?未だ、クレームは付いたことがない。善哉、善哉。^^

次によく言われるのが、方違え(かたたがえ)の法ですね。
例えば、今年、一白水星の人が、暗剣殺の南西にある会社へ大事な商談に出かけるとします。
一白水星の人は、今年、南北各30度が大吉方、西方30度が吉方位ですので、南東へ直接赴かず、南30度にある顧客や関係業者を回ってから、西30度に入る目的地に向かうという方法です。

旅行や移転も、こうして吉方位に当たるところへ寄り、吉気を受けてから向かうが良しと言われています。

もう一つの手段は、気を養うという方法です。
日頃、吉のある気を養い、凶方位のダメージを受けないようにする方法ですね。
ノロウィルスやインフルエンザなどの流行しているところへ往くのに、日頃の元気と予防が大事な所以です。^^
予防は、凶方位に当たる方位を、家屋内できれいにして調えておくことです。
今年は、北東と南西が凶方位ですので、鬼門・裏鬼門は、日頃よく清掃して清めておくのが良いですね。
南天や生花を世話することも、良い方法です。
吉気を養う方法は、吉方位に当たる神社や気の良い土地の水や食物を取り寄せて、日頃の飲食に用いることです。
神社は、墓地と違って、その土地のエネルギースポットに建っていますので、産土社や吉方位の神社へ、お散歩や月参りなど、足しげく通うのもいいですね。^^

さて、お買い物に行って来よう。
原稿作成に集中した結果、今日の水曜会に出すドテ焼きが焦げ付き、鍋が一つ、パーになってしまった。。(><)
一月は南方30度が吉方ゆえに、物集街道を南下して・・・ふぬぬ。^^;

07年03月26日 | Category: General
Posted by: kinokagaku
07年03月26日

春の症状について

春は、木気の盛んになるシーズンです。

芽を出し、枝葉を伸ばすように、身体もうーんと伸ばすような姿勢で、
朝の深呼吸を続けて下さい。

気と呼吸は密接な関連があります。
高血圧の方は、30秒かけて息を長く吐き出しましょう。
低血圧の方は、20秒から30秒かけて息をゆっくり長く吸ってくださいね。

春は陽気が盛んになりますが、自然の変わり目で、天候や気温も不安定になります。

肝の気がバランスを取って、ホルモン代謝などを司ってくれていますが、この季節、
高血圧やめまい、のぼせ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや鼻炎、目のかゆみや炎症、
充血などになったり、精神不安定に陥る人が増えてきます。

腎の陰気が不足して、肝の陽気が亢進して、風と化す「陰虚陽亢化風」の症状が、
春の不調の6,7割に該当するようです。

薬膳では、しじみやクコ、菊茶を用いて、肝気を調え、ホウレン草、菊菜、セロリなどの
苦味ある緑野菜を食べて、血をきれいにして肝気の亢進や
抑鬱を整えることが効果的です。

苦味は、大人の味。
苦節半世紀を3年も越え、人生の苦味を味わいつつ・・・
陰極まれば陽になるが、陰を補う方が早く調うと思うぞ。
早く至れよ、我が春よ。

ひな祭りの朝、去年は来なかった番いのウグイスが、紅の椿をついばみに来ました。

女性不在のこの家に、これは吉兆!瑞兆!

ささいな吉のきっかけから、意識と気を用いて、
良いことが到るように行動しましょう。

変わり目こそ、チャンス。
苦節こそ、スプリング・ボード。
春はSpring.弾む季節。
希望を胸に、陽気を大事に、活き活き生きる生活を楽しみましょうね。
07年03月26日 | Category: General
Posted by: kinokagaku