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08年01月06日

2008年の傾向

2008年は、戊子・一白水星本宮の年です。
黄帝内経を紐解くと、戊の年は、火運太過。
太過の気は、天の時に先立って到来するといいます。

火運太過の年は、炎暑が広がり、火剋金の理で、肺の金気が害を受けやすくなり
ます。
人は流行病に罹りやすくなって、呼吸が弱くなり、咳や息切れがして、血を吐い
たり鼻血が出たりしやすくなります。
また、大小便に血が混じり、大便が水状になる病にも注意が必要です。
そして、咽喉が渇き、耳が聞こえなくなったり、胸の中が熱くなって、肩や背中
の発熱などが起こりやすくなります。

これに対応して、天上では、火星の光が強くなるといいます。

火気が盛んになり過ぎると、胸の中が痛み、脇の下が張って痛んだり、胸、背、
肩胛骨の間や両腕の内側が痛むようになります。
また、発熱し、皮膚に痛みが出て、湿疹や爛れが起きやすくなります。

子年は、少陰が天を司ります。
少陰が天を司る年は、熱気を主としますので、火熱の気はさらに盛んになり、焼
かれるような炎暑になり、火剋金の症状はひどくなると予想されます。^^;

水枯れや植物も枯れやすく、咳とあえぎはひどくなり、喘息から呼吸困難に陥っ
たり、熱に浮かされてうわごとを言うようになったり、大小便に血が混じって止
まらなくなるような病気が起きやすくなるでしょう。

黄帝内経、素問の五常正大論によると、前半年に、異常な気温の上昇や大雨あっ
て、喘息、嘔吐、悪寒発熱の繰り返し、くしゃむ、鼻水、鼻づまりの症状が出や
すくなります。
心肺に熱あって、気持ちがイライラし、咽喉が渇き、右側脇肋部が肥大して、肩
背上・前腕や鎖骨上クボミが痛んだり、足が腫れたりします。
また、皮膚が痛んだり、悪くするとデキモノができたり、足が腫れて、黄色尿や
血便が出たりすることもあります。

金気が不足する人は、特にご注意くださいね。
夏でもクーラーの冷えに用心し、寝過ぎに注意しましょう。
辛味を補い、白い食物や衣服をよく用いると良いですね。
栗、桃、鶏肉、ネギが家庭薬膳のネタになります。
金気の根である、土気も補強し、黄緑色野菜、天然の甘味も補うとよろしいです。

火気は極限に達すると必ず衰え、水剋火の理で、寒水がこれに乗じて来たり、雨
や下が降り、氷が張って寒くなります。
これに対応して、天上の水星の光が強くなるといいます。

年が遅くなって水気が逆襲せずとも、黄砂はよく降り、雨が降るときは、どしゃ
降りや集中豪雨になりやすいでしょう。

一白水星中宮の年は、六白金星が暗剣殺に当たります。
欲を出したり大きな事業を計画して失敗したり、地位ある人と新しい交際が始まっ
て損失を招いたり、家族や部下・雇い人のことで悩みが生じたり、色情難や火難
・水難・盗難にも遭わないようにしたいですね。^^;

警察問題や裁判・訴訟事とか勝負事で失敗せぬよう、病気や怪我では頭部・心肺
にご用心を。^^

一白水星は、水の象意。
雲の自在さで拘らずに発想し、海の心で受け容れて、大河の如く悠々と動きたい
ものですね。^^v


08年01月06日 | Category: General
Posted by: kinokagaku
の〜んびり過ごすのは、お正月の醍醐味ですね。^^

外は寒いし、運動もおっくう。
動物は冬は太るモノですが、この時期、体重の増加は気になりませんか?(笑)

仕事もないし、時間はあるしと、正月の解放感から、ついつい食べ過ぎる。
おまけに、あまりお腹は減ってなくても、お菓子や果物、おツマミなどを間食する。
こうして、食べる量を意識しない「だらだら食い」は、最も太る原因です。^^;

そのほか、体重を増加させる過ごし方として・・・
○食事の時間を決めずに、適当に食べる。
○テレビやビデオを観ながら、食べ続ける。
○食べては転寝、寝ては食べと食っちゃ寝、寝ちゃ食いをする。
○ずっとウェストがルーズなズボンやスカートで過ごす。

ほんに、だらだら過ごしは、体重の増加も凄し。(笑)
せっかくの料理を、ダイエットのために食べないなんて、サビカナしいし、怨念が残る。(爆)

食べすぎを防ぐため、食べ方に工夫しましょう。^^v

例えば、おせち料理や皿鉢料理の場合、あらかじめ自分の食べたい分量を定め、
その分量だけを自分の皿に盛って食べることで、量を過ごしませぬ。^^

鍋料理の場合、
白菜や春菊、キノコ類などの低カロリーで食物繊維がたっぷりの野菜や、
豆腐などでボリューム感を出して、これらを先に食べ、主役の肉や魚を後から食べるようにすれば、
カロリーを摂り過ぎることなく、満腹感・満足感を味わうことができます。^^

また、鍋料理の場合、特にカニやアンコウ、太刀魚など、殻や骨が付いている食材を使うと、
食べるのに時間がかかるため、意識することなく食べすぎを防ぐことができます。

体調を整えるには、食べ合わせも重要ですね。

消化を促し、内臓の働きを助けてくれる食べ合わせを心がけましょう。^^

例えば、お餅などの炭水化物を食べるときは、大根おろし、カブラ、ヤマイモなどと一緒に食べると、
消化が良くなり、代謝しやすくなります。

油物を食べるときには、納豆、落花生、トウモロコシなどが、消化を助けてくれます。

肉を食べるときには、野菜を一緒にたっぷり食べ、不足しがちなビタミンや食物繊維を摂るように心がけましょう。

なお、油物や肉を食べるときに、米やパン、麺類など、炭水化物もたっぷり食べると・・・必ず、太りますっ!(爆)

もう、太ってしまった方は、これからでんぷん・糖質を減らして行きましょうね。^^;

不規則な生活リズムなどで胃の具合が悪い方、今日食べ過ぎや飲み過ぎた方は翌朝の養生法。^^v
胃の調子を整え、胃壁粘膜を修復してくれる食材、レモン、ミカン、リンゴなどを朝食にしましょう。

え?どうしても、米が食べたい?^^;
じゃ、梅干しで、おかゆにしてください。^^

夜更かしなどの不規則な生活は、胃酸過多につながるものです。^^;

胃部の圧迫感や胸焼け、げっぷなどの症状が出た場合は、キャベツ、アスパラカス、レタスなどを、
サッと湯がいて、おひたしや野菜シャブシャブにして食べると、胃酸の分泌を抑えて、荒れた胃壁が修復できますよ。

食べ過ぎたからといって、絶食で食事のリズムを破るより、
節食で淋しく哀しく食事の量をやたらと減らすことよりも、
栄養と代謝のバランスを考えながら、
規則正しく、楽しく美味しい食生活と適度な運動を心がけましょうね。^^v

愛と調和ある食事、適度な運動あれば、うん、うん。
08年01月02日 | Category: General
Posted by: kinokagaku