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萌えいずる春の野は、生命の息吹を感じますね。
野山の幸である野草や山菜は、さまざまな成人病に有効な成分や抗菌作用などの優れた効能があります。

冬枯れの地上から、太陽を目指して生え出ずる緑の芽や葉は、鮮烈な生命力に溢れています。
枯れ葉、枯れ草、枯れ枝などの腐葉土を養分に育つので、抗菌作用や病気を防ぐ効能も備わっているようです。

野菜や果物などにもそうした効能はありますが、昨今の多くの作物はビタミン・ミネラルも野草の比ではなく、冷蔵庫に放置すると(ぉぃ、ぉぃ。放置はいかんぜよ)萎びて即身成仏せずに、溶けて腐るモノまで出てくる始末(笑)

それより怖いのは、化学肥料や農薬の危惧と問題ですね。^^;
近年は海外からの輸入品が増えていて、輸出時に大量の添加物や農薬の散布があり、とても安全とは思えませぬ。ーー

基準以内だからといって、本当に身体に影響がないでしょうか?
毎日、何十年と蓄積されると、必ずきっと何らかの悪影響は出てくると思う。ーー
事実、日本でガンなどの成人病になる人は、年々増えていますよね?

その点、野草や山菜は、基本的には無農薬、防腐剤など無添加で、
低カロリーなのに栄養価はたいへん高く いろいろな効能があります。
 
しかも、春の恵である野草や山菜は野趣あって美味で、特有の香りと食味が、心に和らぎをもたらし、自然の癒しの効果もあるのでは?^^
この時期、この旬を、ぜひ味わって、「自分とは自然の一部分であることよなあ」とか、「人は他の生命を摂り入れてあり難く生きているものよのう」とか、「春の萌える命よ、弾む力よ、我が身に宿れ」とか思いつつ、楽しんでください。(笑)

野草図鑑を片手に、野や山をサバイバル、ちゃう、散策するのも一興ですよ。
この草、こんな名前だったんだ?とか、タンポポは根っこまで美味いんだ!とかいろんな気づきがあることでしょう。^^

毒草は、舐めたら苦かったり、舌がしびれるので、すぐ分かります。
たいていの毒草は、干して漢方薬になりますけどね。^^
敢えてマズイのは食べなくていいかと?(笑)

野山を探るべく、古書を探ると、これこれ、1600年代に書かれた「清良記」。
伊予宇和島の土豪土居精良の一代を描いた軍記物ですが、その第7巻。別名、「新民鑑月集」は領主の勧農策が記されており、日本最古の農書といわれています。
この中に年間の食用植物が記されていますが、栽培野菜の他、月毎に多くの山菜が食用植物として記されており、日常の食物として利用されていたことが分かります。

ここにその部分を抜粋しておきますので、どうぞ、ご参考に。^^v

■ 食用山菜一覧表(「清良記」)

正月
萱(かや)草、蕪菜、大根、なずな、芹、はこべ、ふきのとう、たびら子、仏の座、苣(ちさ)、野大根、つは、蒜、千根(ちもと)、芥子の葉、三葉芹、蓮根、葛の根、蕨の根、防風、いびら、嫁がはぎ、ゆり、ほど、野老(ところ)、たんぽぽ、子持菜、高菜まめ葉

二月
芹、なずな、土筆、おばこ、韮、わらびな、防風、苣、嫁がはぎ、雉の尾、榎の葉、藤の葉、はきぎ、たびら子、仏の座、田にし、すぎな、子持葉、たんぽぽ、よもぎな、蒜、野びる、かづらな、芥子の葉、椎茸、蓮根、仙大黄、いびら、河苣、ぜんまい、ほど、野老、山芋、百合、葛の根、蕨の根、うど、三月大根、芋の子、葛の葉

三月
蒜、野びる、苣、韮、嫁がはぎ、うど、はらび菜、みょうが、芹、紫竹の子、うはぎな、よもぎな、杉菜、芥子の葉、漆の葉、つは、あさみ、はじの葉、むくげの葉、榎の葉、枌(にれ)の葉、藤の葉、くこ、うこぎ、仙大黄、のみの実、いたどり、おばこ、河苣、さんきらい、いちご、雉の尾、たんぽぽ



四月
つは、韮、苣、芹、茶、菽の葉、ひともじ、くこ、うこぎ、竹の子、あざみ、野そばの葉、ひゆ、あかざ、あんず、梅実、木槿の葉、榎の葉、枌の葉、仙大黄葉、いちご、くちなし、おばこ、蕗、みょうが、しその葉、いもづる、はなだの葉、さんきらい、のみの実、嫁がはぎ、よもぎな

五月
夕顔、ひともじ、芋の葉、蕗、菽の葉、苣、夏菜、晩梅実、ひゆ、ずへりひゆ、野そばの葉、あかざ、ふろうの葉、百合、芹、
節くづれ、おばこ、いちご、韮、枇杷の実、忍びくさ、かまつか、いもづる

六月
芋、豆葉、夕顔、韮、苣、百合、山桃、すもも、いもづる、ひともじ、みょうが
七月 芋、夕顔、みょうがの子、しょうが、蕨の根、苣、韮、むかご、小きび、ひゆ、百合の実

八月
しょうが、菽、くるみ、夕顔、みょうがの子、韮、松茸、椎茸、しめじ類、かやの実、夏菜、栗実、柿実、銀杏、梨実、むかご、山芋実、小秬、高秬、粟、稗、苣vvv

九月
粟、稗、栗実、柿実、梨子、椎子、樫子、山芋、ほど、野老、じれん芋、百合、あざみ、あかざの実、掃草子、あけび、ぶどう、ひし、くわい、たで穂、とち実、かやの実、なつめ、櫟子、柚、ひともじ、防ぶら、はきき

十月
山芋、野老、ほど、苣、ひし、くわい、あざみ、くはつろ子、晩梨、かやの実、ねぎ、樫子、椎子、櫟子、とちの実

十一月
山芋、ほど、百合、蕨の根、葛の根、ひともじ、苣、樫の実、椎子、櫟子、はこべ、芹、なずな、野老

十二月
山芋、ほど、百合、蕨の根、葛の根、ひともじ、苣、樫の実、椎子、櫟子、はこべ、芹、なずな、野老


さて、皆さん。山野を遊行して、これらの自然の恵みを手に入れたら、次は料理です。

野草や山菜は、油・醤油・くるみ・ゴマ・味噌といったものと相性がいいです。

初めての方々には、先ず、天ぷらをお勧めします。
天ぷらはほとんどの山菜ができますし、味や香りを和らげてくれますからね。
多少のアクや苦味も毒さえも天ぷらならば大丈夫っ。^^v

バターソテーやゴマ油炒めもお勧めの一品ですっ。^^

野趣を味わうなら、サッと湯がいて、和え物です。
ゴマやくるみ味噌と和えたり、おひたしにして醤油、マヨネーズなどで食べると特有の風味も味わえて美味ですよ。
各種ドレッシングをかけて、サラダにもなり、パスタにもよく合います。

山菜は古くから詩歌に詠まれ、行事食に取り込まれ、時には非常時の食物として、日本人にはなじみの深い食べ物でした。
温故知新で、休日などはご家族でもお楽しみください。^^

さて、私も今日の狩りに出かけるか?

飯(いい)乞ふと我が来しかども春の野に菫摘みつゝ時を経にけり(良寛)
いやいや、まだまだ気候と心のゆとりが。。
時おり、天候が崩れることもあり・・・^^;
君がため春の野に出でて若菜摘む我が衣手ころもでに雪は降りつつ(光孝天皇:仁和にんなのみかど)
七草サラダより、熱々の天ぷらにしよう。^^v

08年04月15日 | Category: General
Posted by: kinokagaku
酒は飲め、飲め。飲むならば♪っと。^^

皆さん、順調に楽しく晩酌を楽しんでますか?

私も連日連夜、幸せな気分を味わっていますよっ。(自爆)

うん、うん。今晩は「魔界への誘い」か「魔界のXOど黒」をロックで。(魅笑)



古今東西、酔うとその人の本音や本性が表れると言いますね。

大脳皮質がアルコールで麻痺して、古皮質の情動が現れやすくなるためですが、

さて、行動心理学の観点から、酔うと現れるその人の傾向についてお話しましょう。



その人への理解のために、またご自身の潜在的心理状態について、お役立てくださいね。^^v

ここでは、10種のパターンをご紹介しましょう。



1.よくしゃべる人。

無口気味の人が、アルコールが入ってよくしゃべるようになるのは・・・

平素の人間関係に、緊張がありすぎる場合ですっ。^^;

このタイプは、普段は礼儀正しい人が多く、性格は几帳面で、粘り強さがあります。

目上や年長者にはきちんとした態度をとり、女性に対しても普段はマジメそのものですね。



2.動作が活発になる人。

アルコールが入ると、動作が大きくなったり、さかんに身体を動かす人は・・・

性格的に反抗心が強く、欲求不満があるのです。^^;

既成の型にはまることを嫌っているのですが、どうしても相手や周囲に自分を合

わせていかなければならない状態が続いているとき、人はよくそうなるものです。

また、何か劣等感が強かったり、同僚や先輩にも不満を持っていることが多いも

のです。



3.しょんぼりして沈み込む人。

いつもは活発で行動的であったり、積極的に自分の考えを行動に移しているよう

に見える人が、何か心に引っかかるものがあると、黙り込んでこういう酔態にな

る場合が多いです。

攻撃に強く、何をやっても思うようになる一方、敵も多く、常に不安も持ち合わ

せているのです。

自分の生活や日常を変えたいと思っていることも多いものです。

普段、バリバリと頑張っている人が、ふとしょんぼりと沈み込むのは・・・

心理学的に診て、極めて危険な兆候なのですよ。^^;



4.涙もろくなり涙を流す人。

このタイプの人は、情熱家でロマンチストなのです。

恋したり愛する人には情が深く、自分の感情を抑えきることは難しいです。

また、毎日の生活で努力を傾け、誠意を尽くしているのに、報われていないとか

期待を裏切られているとかの不満が強い場合も多いものです。

アルコールが入ったときに涙もろくなる人は・・・

セックスに対して欲求度が強い場合も多くあります。^^;



5.人の身体に触りたがる人。

アルコールが入ると、タッチングをしたがる人は・・・

セックスの衰えや自分の欲求を、うまく発散できない人です。^^;

または、金銭上の問題があったり、仕事で自分にはやる気のないことをしなけれ

ばならない不平不満があるときに、この酔態が出る場合が多いものです。

中小企業のバイタリティ溢れる社長や、平素緊張度の高い役職の男性には、お触

り好きな人は多いものですね。^^;



6.歌を唄ったり、メロディを口ずさむ人。

この人は、陽気で明るく社交的なタイプで、世話好きな人が多いものです。

仕事は仕事、私生活は私生活と、はっきり区別して生活できるドライさも持ち合

わせていますので、将来性もあり、頼りがいもあるタイプですね。^^

失敗も怖れず、自分の技術や個性を、うまく仕事にあわせていけるタイプです。♪

(最近、歌ってないなあ。。。自滅^^;)



7.ケンカ腰になる人。

酔うに連れて、ケンカ腰になったり、周囲や傍にいる人に文句を言ったりする人は・・・

実は粘り強さがあり、行動型で、男性的なスポーツマンタイプの人が多いです。

後で酔いが醒めると、謝ったり、人間関係が悪化しないようにフォローするのですが、

荒れてるときには、まるで聴く耳を持っていません。><

平素は、マジメで、優しかったり大人しい人なのですが、なんでこんなに変わる

のよ?とか、酒癖悪いね!と言われちゃいますね。^^;

普段、もっと聞いて、聴いて、と話す欲求が高まっていることも多いものです。。



8.眠ってしまう人。

酒を飲むと、すぐ眠くなったり、腕組みをしてコックリコックリと白川夜船を漕

ぐ人は・・・

性格的には内向的で、実は意志の弱い人に多いものです。^^;

周囲にいつも同調する「イエスマン」タイプで、目上や親に反対されると、反抗

する勇気には欠けるタイプです。

おとなしく、度胸や気概には欠けますが、異性にとっては操縦しやすいパートナー

ですよ。^^



9.普段とあまり変わらない人。

酒が、あるいは酒に強いということでもありますが・・・

御免なさいね、面白みに欠けて。^^;

酔っても、本音や感情を表したり、自分を表に出したりしない人は・・・

過去にアルコールで失敗したとか、自分の欠点や失敗に必要以上の警戒心を抱い

ている場合が多いものですよ。^^;



10.酒がまるで飲めない人。

人にはそれぞれ体質があり、奈良漬でも酔ってしまう人もありますね。^^;

アルコールを飲むのは、社会的な体験と結びつきがあり、人付き合いのために飲

めるようになる人は多いものです。

アルコールをほどほどに楽しむ人と、まったく飲まない人では、性格や社交性の

面でも、かなりの違いがあると報告されています。

先ず、絶対に酒は飲まないという人は、かなり人間関係が片寄ったり、みんなと

ワイワイ楽しむことを嫌う、孤立型の人に多いものです。

自分の考えが正しいと思うと、なかなか相手に妥協しませんし、自分なりのモラ

ルや考え方に従って、相手を自分の枠の中に入れようとする傾向が働きます。

相手のミスを許さない厳しい性格の人が多く、大変頑固強情なところがあって、

金銭的にもうるさい人が多いものです。

相手の欠点や自分の尺度が、普通の人より気になり、完璧主義に陥りやすいタイ

プとなります。

一般に、丸顔でアルコールを飲まない人は、独りよがりで子供っぽい人が多く、

ほっそり顔でアルコールを飲まない人は、頑固型で不満が高くなると怒りっぽく

なる人が多いと発表されています。



さて、あなたの普段の酔態は?^^

周囲に飲ませて、マン・ウォッチングしてみますか?(笑)



ついでに言うと、お酒の勧め方にも、その人の心理状態が表れるのですよ。^^v



相手に、「飲みますか?」と訊いてから、酒を注ぐタイプの人は・・・

自分の考えを強引に押し出さないし、ソフトな性格が表れています。



相手の意向にかまわず、酒を注いでしまうタイプは・・・

自分の思うままに、相手をリードしたいという期待や希望の表れです。



また、全部飲んでいないのに、酒を注いでグラスに一杯にするのは・・・

その相手を誘惑したいとか、早く相手を自分の思うままにしたいという欲求の表れですよ。^^;



やたらと「乾杯!」を繰り返すのは・・・

優しそうでも、意外とこの人は強情であり、思い遣りがありそうでも、大変冷た

い性格があることを表しているのですよ。(コワイ笑)




08年04月02日 | Category: General
Posted by: kinokagaku