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今日は七夕でここ何年かは曇り空でしたが、今朝の世田谷は快晴で
今年は牽牛と織姫は無事会えるだろうと思うのです。
そんな七夕の話は有名ですが、その話に付随したのがこの写真の松
です。この松は長野県の蓑輪町の萱野高原にある松でこの地帯に
100本余あるそうです。(現地で見た感じではそれ程有る様にも
見えませんでしたが。)

兎に角、この松は現地に掲げられていた看板によると「昔、牽牛と
織姫が熱烈な恋をし、2人は天の川にはばまれ想いを遂げえず、余
の悲しさに天の川の両岸に立ち大声を出して泣きつづけたため、涙
が雨となって落ち、宙に迷っているのを知った夫婦岩が、かわいそ
うに思い空を仰いで手招きをして叫び続けたその声が通じて、拠の
地で涙が結ばれ夫婦松と化して、それ以来この報徳に夫婦岩を守り
続けていると伝えられている。」だそうです。

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要するにこの二股の松は元々は牽牛と織姫の涙と言う事。そして手
招きした夫婦岩がこの写真の岩です。それではこの夫婦岩はなんで
夫婦岩?と思ったらその謂れも有りました。「大昔、このあたりに
住んでいた人たちの中から選ばれた知勇に勝れた夫婦が、一生この
高原に住んで、四方に睨みを利かし、谷合の村人を外敵から守り続
けていたが、老齢になるに及びついに一念凝って、この夫婦岩に
なったという。」

長野県で偶然に出会った七夕に縁のある話でした。