3日前(10/16)のニュースで、茨城県北茨城市の陶芸小屋で一人死
亡2人重体と言っていたのが、今日は2人死亡となってしまった事
故が有ったのをご存知でしょうか?

警察署の実況検分で部屋の換気を行わずに陶芸窯を使った為に一酸
化炭素中毒になってしまったようです。このブログの以前の記事の
機械換気の誤解」にも触れていますが、現在の住宅は特別な施行
をしなくても気密性が高いので、余程気を付けて換気を行わないと
燃焼の為の空気量が足りなくなるのは必須です。

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最近の住宅造りは専門家にお任せすると言う感じの意識の為か、
出来上がりの事には神経を使われますが、実際の製作過程に関心を
持たれる事が希薄になっているように感じます。
今回の事故の家に換気給気口が設けられていたのか否かは判りませ
んが、設計段階から適切な打合せが出来ていたら、このような事故
は防げたのかもしれません。

いずれにしても、火を使う場所には空気が必要なのは当たり前で、
私が子供だった頃は火を使う時には定期的に窓を開けるように親か
らよく言われた物ですが、このような基本的な教えは何時までも続
けて行って欲しいと思うのです。