Archives

You are currently viewing archive for April 2009
以前、親戚にマイホーム購入の相談をしてはいけないことを書きましたが、今回は別のパターンです。

親戚に占いや風水や宗教を深く信仰していらっしゃる方がいた場合、その方に相談してはいけません。

『その土地・建物を買って良いか、●●さん(占い師など)に相談してあげる!』
となります。

家相や風水などは、本人が気にしていなければ、みてもらうことはお勧めしません。

※本人が家相や風水を気にしていれば、かまいませんが。

それを気にしていたら、満足いく家は手に入りませんので。(予算が無限の人は別。)

親戚の人というのがかなりやっかいです。

そういった占い師などに相談したら、ダメという鑑定がおそらく出ます。

なぜか、それには明確な次のような理由があります。

「ダメという占いのをすれば、その判断した人(信じた人)は絶対に損をしないため。」

下記のいずれのパターンでも鑑定は当たったことになるので。

●ダメを無視して購入して、すぐ不幸(小さな不幸でも)が起きた場合→占いが当たった! 依頼した人は「私の言うことを聞かなかったからだ!ちゃんと私の言うことを聞きなさい!」と強気の立場になる。

●ダメを無視して購入して、まったく不幸が起きない場合→「今は起きないがいずれ起こる!」と言い続けて何十年もたつ。いつまでに不幸が起こるということはいわないので外れたことにはならない。

●ダメを信用して、後に鑑定で良いという物件を購入した場合で、すぐ不幸が起きた場合→占いのおかげでこれだけの小さな不幸で済んだ。前の土地だともっとひどいことになった。と言える。

●ダメを信用して、後に鑑定で良いという物件を購入した場合で、まったく不幸が起きない場合→占いのおかげだ!となる。


そして、
「最初に良いと占ってしまってすぐ不幸があると占ったた人の立場がまずくなるため。」

そういうことで、どうしてもそういう占いをする方は、最初の土地・建物はダメという鑑定を出さないといけないのです。

(2番目以降の土地なら1番目より不幸が少なく済んだといえるので良いといえる。)

単純な風水のルールに従っただけであれば最初から良いという可能性もありますが・・・。

できることなら、占い自体をしてもらわないで済んで欲しいものです。(お金もかかるでしょうし)

どんな結果になっても、親戚づきあいがきまずくなる原因になりますし。
私は色々なサイトで名前を出して(匿名ではなく)FPとしてアドバイスしています。



その一つの

「マンションってどうよ。関東版」
http://kanto.m-douyo.jp/

ここに消費者からの相談で、契約した分譲マンションのコンクリートがゴミを混ぜたものだった。というのがあります。
※どうやらゴミというか、ゴミの焼却灰のようです。

まだ、どこのことか調べていないのですが、複数の方からの相談があるので、事実だと思っています。

こうなると耐震強度どころじゃないですね。

昔からシャブコン(水が多いコンクリート)の問題は言われていましたが、ゴミを混ぜるとは・・・・。

もしかしたら、すでに建っているマンションにも多数そんなゴミ入りコンクリートを使っているものがあるとしたらゾッとします。

09年04月15日

建物取り壊し

色々ライフプランから資金計画まで行った結果。

自宅を建て直すということがよくあります。

先日の建て直しの際に古い建物の床下の奥を見たところ、束柱がずれていたと相談者から連絡がありました。

先日の地震でずれたのか、もともと欠陥住宅だったのかはわかりませんが、建替えかリフォームかで悩んでいた相談者は、私の建替え提案にして良かったと喜んでいます。

今回の地震は幸い同じ震度6強でも建物の倒壊が少ないタイプの地震で、ほとんど建物の被害は無かったようですが、いつ建物に被害が出る地震が来るかわかりません。

家族の命を守る建物のチェックはしっかりと。


トラブル相談が多い建売住宅。

購入後しばらく経ってから、
「家にいると変な感じがする。」
「子どもがアレルギーになったのは家のせいらしい。」
というような相談もあれば、

建築途中で契約したが、想像していた完成像と違っていて
「こんな安っぽい家なら契約しなかった。」
「建具や設備の場所が違う。」
「賃貸アパートみたいなキッチンやバスルームだ。」
というのも。

建売住宅は基本業者の決めた仕様で建てられたものを購入します。注文住宅のように自分の理想のものができると思ったら大間違いです。

※不動産業者の中には自由にできると錯覚させて契約させるところもありますが。

建売の場合は完成してしまうと壁の中などの構造がしっかりしているのかチェックができません。廃材の使用や断熱材の質などによっては酷い買い物になるケースがあります。

建売住宅を購入する際は20年後や地震でダメージを受けた際には建替えるようなライフプラン・住宅ローンプランでないとお勧めしません。
住宅の広告でこんなものを見つけました。

30年後に請負金額の60%以上で買取を保証するとのこと。

おそらく10年毎のメンテナンスをその業者がかけるのが条件とか、分割支払い、インフレ率を控除するとか色々条件があるのでしょうが、それは契約書に小さく書いてあるだけかもしれませんので注意が必要です。

でも本当に気になるのは30年後に本当に買い取ってくれるのか。

30年後にその会社が存在するのか。

存在するとしても別会社を立ち上げて、買取保証をした会社は倒産させていて買い取り義務が無くなっているかもしれません。

広告につられて、30年後に後悔しないようにしてください。
マイホーム業者にマイホームの夢だけ散々見せられたが住宅ローンが通らない方の相談もあります。

マイホーム業は日々競争で、展示場に来たお客さんをなんとか成約させようと必死になります。

はじめは、ただ展示場に遊びにきただけで家を買うつもりはなかったのに、マイホーム業者のトークに乗せられてその気になる。

すっかりプランニングをたててもらってその気になり、いざ住宅ローンの審査を申し込んだらさっぱり通らない。

マイホームの夢が膨らんで近所や親戚にも「マイホームを買うの。」と言って回っていた奥さんはショックと怒りでいっぱいに。

住宅ローンの審査に通らないのはご主人の稼ぎが悪いせいだと夫婦喧嘩に。

笑い話ではなく本当にあった話。

マイホーム業者は家族の幸せをも崩壊させることがあることを考えて営業してください。