90日超の報酬減額を凍結 75歳以上の特定入院料

 自民、公明両党の高齢者医療制度に関するプロジェクトチームは5日、急性期向けの一般病棟で75歳以上の脳卒中や認知症の患者の入院が90日を超えた場合、診療報酬を減額する仕組みの導入について、10月からの実施予定を事実上凍結する方針を決めた。

 これを受け厚生労働省は、患者の退院に向けた支援計画書を医師が作成し、社会保険事務局に提出すれば90日超でも減額せず、それまでと同額を請求できるよう改めることを決定。一部の病院や野党から「報酬切り下げで病院は減収となり、患者の追い出しにつながる」との批判が上がったため、姿勢を転換した。

 この仕組みは「後期高齢者特定入院基本料」と呼ばれ、本年度の診療報酬改定で見直しが決まっていた。入院から90日以内では、看護師の配置が最も手厚い病院で1日当たり報酬が1万5550円だが、91日目から9280円に減額するとしていた。

(8月5日山陽新聞)

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新聞の片隅でしたが、このような記事。

今の政府の支持率が高ければ実行されていたであろう、90日以内での患者の追い出し。

凍結ですのでまだ廃止ではありません。ただ医療の現状からするといずれは・・・・。(そもそもベッド数が足りませんので、長期入院されると新たな急患が入院できないということにもなりますし。)

昨日に引き続き、長期入院ができない日本の現状が垣間見えます。