【質問】

●年3月にマンションを契約しました。
既に150万円支払いました。
竣工は2009年3月です。
マンションのモデルルームにある、価格表に花がついてるのが、でたらめなのに気がつきました。
(花=契約済みのお部屋)
これって、消費者をあおって買わせるための、詐欺行為にはならないのでしょうか?
私が契約した部屋には花はついてなく、ついているのに勧めてきた部屋や、ついていないのに「もう決まっている」とか。
私が知っているだけで、3つはあります。

入居したはいいけれど空家ばかり・値崩れするはだと泣くに泣けません。

一つでもこういうことがわかると、信頼度0で、この会社も営業も信用できません。とても名の通った会社だから、このマンションに決めたというのもあるのに、がっかりです。

こういうグレーな部分は、不動産の世界では当たり前なのでしょうか?

まだまだ、いっぱいあるんです。

スーパーで100円のお菓子を買っても「ありがとうございました」と気持ちよく買い物できるのに、4000万円もの買い物をするのに、腹の立つ、不愉快なことばかりなんです。
なぜでしょう?


【回答】

業者の味方をするわけではないのですが、商売の理論からするといかに消費者を買う気にさせるかの工夫のひとつです。

金額が安いので気づいていないと思いますが、美容院やスーパー、コンビニ、デパートなど普段の買い物でも売り手業者はいろんな仕掛けをして販売しています。

例:セール品のかごの中に商品が少しだけしか入っていない=みんなが買っているお買い得商品と勘違いする。しかし、裏にはまだまだ在庫があるがわざとかごに入れるのは少しにする。

それが詐欺と言えるかは難しいところです。

「花がついている=成約→早く買わないと売れてしまう」

とは消費者が勝手に勘違いしたことと主張されれば言い返せません。

「ただきれいだから花をつけた」
「その部屋に花を飾る予定だから花をつけた」とかそれらしい理由を並べられます。

※まあ、業者は消費者が勘違いしてくれるのを狙っているのも本当ですが。


もちろんまじめに契約が決まったところだけ花をつける業者もいます。

それでも嘘の花になることがあります。それは契約したが住宅ローンが通らなかったので解約になった。

その後1ヶ月くらいいくつかの金融機関に申し込んだかやはり通らなくて花がついているのに勧めるべき物件になります。

つまり成約していても住宅ローンが通らなければ解除になります。(住宅ローン条項がある場合)

>一つでもこういうことがわかると、信頼度0で、この会社も営>業も信用できません。とても名の通った会社だから、このマンションに決めたというのもあるのに、がっかりです。

食品偽装や耐震偽装でもわかるように名の通った会社だから安心という思い込みはとても危険です。

※大きな買い物であるからこそ契約前に慎重に第三者に相談して欲しいものです。

購入をやめたいのであれば早めに交渉されると良いでしょう。時間が経てば経つほど難しくなります。
交渉次第では払ってしまった150万円も少しは戻ってくるかもしれません。