楽天の三木谷社長の本を読んで、

楽天が成長を果たした軌跡とともに、仕事に取組む姿勢を再度確認できた。

楽天社内で掲げていらっしゃる「成功のコンセプト」が

実例を挙げながら論理的且つ明快に書かれている。

僕を含め仕事だけでなく何かを成し遂げようと考えていらっしゃる方々が

それをなしえるために必要なスタンスが一冊に凝縮された激励の本のような気がする。


成功のコンセプト/三木谷 浩史



¥1,470

Amazon.co.jp


いくつかエッセンスを。。。



何かを成し遂げるには適切な目標を立て、

その目標を絶対に達成しなければならない。

目標達成できなくとも、

「ここまでやったんだから、去年よりもよかったから、いいじゃないか」

と考える姿勢を「Best effort basis」といい、

いかなる方法を使っても何が何でも物事を達成する姿勢を

「Get thing done」と表現するそうだ。

たとえどちらも毎日同じように努力したとしてもこの二つの姿勢には

天と地の開きがある。

後者のこの姿勢があって、何を改善すべきか徹底的に分析し、

何をすべきかが決まってくる。

そして、常に改善、常に前進が必要なのである。

後者の姿勢で、アメリカのNASAは人間を月面着陸させる偉業を成し遂げた。



また、

失敗には消極的失敗と積極的失敗がある。

積極的失敗はチャレンジしてその結果が失敗に終わること。

消極的失敗とはすべきことを何もしない失敗。

前者はそこから学ぶことができる。

それを次に生かせるならそれは失敗とすら呼べない。

後者はプラスの面が何もない。

何より危険なのは失敗したことにすら気付かない。



目的のない旅がただの放浪であるのと同じ、目標がなければ仕事

も労働になってしまう。

食べていくために自分の時間を切り売りしていたら、人生なんてあっと

いう間に過ぎてしまう。

仕事が面白くないという理由の大半はそこにある。




人類の長い挑戦の歴史で一つだけ証明した真理、

それは、「この世に不可能なことなど一つもない」ということ。

道は必ずある。

普通の人が垂直ながけを見上げたら、登れるわけないとおもう。

登れない理由なんていくらでも見つかる。

けど、フリークライマーは体一つで登ってしまう。奇跡のように見えるが、奇跡ではない。

それは、フリークライマーは、登れない理由など探さない。登るための手がかりとなる

岩の突起や隙間だけを見ているから。




まだまだあるのですが、これくらいに。。。

ともあれ、

私の仕事のスタンスや姿勢にも

大きな影響を与えてくれる一冊であることは間違いない。

おすすめです。