確定申告業務の忙しさの中で、納税者の多くの方は収入が減収して、慎ましい生活をしている姿を見てまいりました。人口減収・少子高齢化社会が進行していますので、致し方ない状況下と感じています。でありますが、日本の舵取りを任せた官僚と政治家が無為無策な時を過ごしていることには腹立たしい。産経新聞「正論」にホッとする記事がありましたので紹介します。


(官僚の失敗:官製不況 作家 堺屋太一 2008.3.11)

 アメリカとの戦争に負け、焦土と化した日本を世界第二の経済大国にさせた官僚組織もその金属疲労には目を覆いたい。堺屋氏は「組織はある目的を達成するために作られる、しかし、作られた組織は、本来の目的とは異なる目的を持つ。組織に属する者の安楽と富貴を追求するのだ。・・・各府省には情報の秘匿と年功人事で競争のない閉鎖社会ができ上がっている」と「省益あって国益なし」と書かれていました。


(民主発「永田町不況」か 東洋学園大学櫻田淳准教授 200.3.12)

 「世界第2位の経済大国は、時宜を得た統治が適切に行われたこと」であったが、資源のない国では「失政は許されない」との切迫感が、現在の政治家にない。世界経済が激動している中で、我が国の金融政策を司る日本銀行の総裁・副総裁の人事を党争の具とし、「国益より党益を優先している」民主党を批判をしている。


(二大政党の期待と落胆)

 国民の多くは、政権与党と批判野党という「55年体制」に日本の将来を託すのでなく、失政があれば、次の選挙で政権交代させる事を選択して、去年民主党を参議院第一党にした。それから、半年経過したが小沢党首の言うとおり民主党の成熟度が問われることばかりでした。国民に失望感だけ残せば、日本の政治が変わる折角の芽が消えてしまう、民主党の議員に再考を求めたい。健全な官僚組織は、識見のある政治家による監理が要であるから。


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