近年、確定申告期にはスランプになります。法人の申告書では社長さん始め従業員皆さんの頑張りの成果を拝見させて頂くのですが、確定申告書では一人一人の生活を覗くことになり、生活の厳しさに、人生の有り様に、介護の現実に、気が滅入ります。


(厳しい生活)

 税理士は特定の方々の確定申告作成をお手伝いしています。従い、過去の申告内容が頭に浮かべながら今年の数値を拝見することとなります。この業界にはいった時、先輩から「一枚の伝票からその実際の場面を想像できないと物事の判断はできない」と指導いただきました。確かに、デフレで物価が下がり、企業業績悪化、給料の減少に伴い、個々人の生活レベルは確実に下がってきています。


(人生の有り様)

 親の世代と子供の世代では、先の見通しの善し悪しが違います。右肩上がりの給与増加が期待できた時代と現代では違います。そこで、高額耐久品の購入、特に住居・車の購入資金には親の出番が多くなりました。「入りを量りて出ずるを為す」で生活を律しなければいけないのに、いつまでも親のスネをかじっていく末が心配。


(介護の現実)

 自宅で寝たっきりになりながら懸命に生きている方もいらっしゃります。そんな方のお宅を訪問し、確定申告の資料(収入と医療費)をいただいてきます。そこでは、訪問されたお医者さん、ホームヘルパーさん、社協の方々のサポートされているお姿が映ります。今日お邪魔した方は明るいご性格で、話題は健康法でした。


(明日の我が身を考える)

 様々な事象は、因果応報。原因があって結果が表れるので有るならば、先達の姿は明日の我が身であり、今の選択が将来を決めると、今日一日を大事にしなければと考える日々が15日まで続きます。




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