「シニアのための財産と生活を守る会」の第12回定例セミナーは、大和ハウス工業?北嶋長野支店長をお招きして、「住宅にとって安心、安全とは!」を演題にお話を伺いました。


(案内文には・・・)

 家には家族の営みがあり、親・兄弟に思いがつながり、故郷を連想させます。そんな大切な家がもろくも崩れ去る現実に私たちは直面することがあります。阪神淡路大震災や、中越地震、最近では諏訪岡谷地方の集中豪雨などです。まさか自分に降りかかるとは誰も想像しなかったことでしょう。
 しかし天災は予知できなくても、わが身が年を重ね、行動が鈍くなっていくことは予測できます。そして一人暮らしの家庭が増えています。最後は誰と、どこで、どのように暮らしたいかを真剣に考え、主張する傾向が出てきました。
 そこで今回は個人住宅から医療介護にも目を向けた建築を手掛けている専門家から、様々な事例をお聞きし、あなたにとって住み良い住宅を思い描く機会になれたら幸いです。


(北嶋さんのお話は・・・)

(1)年齢とともに身体機能は低下するもの。これは誰にも避けられない現実です。チェックしたい家庭内での事故ポイント。
(2)毎日トイレで健康管理、「尿糖値」「血圧」「体脂肪」「体重」を測定する。見逃さない体の危険信号。
(3)シックハウス症候群、目に見えない身体に影響を与える室内の空気汚染とは何か。
(4)ドロボウから狙われにくい家、侵入手口の第一位、窓をガードする。
(5)地震で倒壊しない耐震構造から、家具が転倒してケガしない免震構造への備えとは。

 人生において最大の投資であります家のチェックポイントを教えた頂きました。50才になれば老後資金・健康管理と、過ごし易い「終い家」に関心が高まります、北嶋さんから家族関係に応じて家を替え充実したシルバーライフを営んでいるアメリカの事例を紹介して頂き、日本人も大家族を前提とした家で我慢することなく、シルバー世代に安心・安全な家への智慧を示唆頂きました。