マイホームやライフプラン、保険の相談を数多く受けてきました。

お金に関するあらゆる分野についての相談なので、一人一人大きく違います。

面談の時には、様々な書類を見ます。

源泉徴収票
給与明細
家計簿
生命保険証券
固定資産税納付書
住民税納付書
住宅ローンの返済明細書
などなど

それらをみながら、さらに相談者から色々聞いています。

それを聞きながら、私の頭の中では何が起こっているか。

うまく言葉であらわすのは難しいのですが、様々なことが起こっています。

その書類に間違いがないか(意外とあります。源泉徴収票によく)

大きく損していることはないか

将来的な貯蓄はできるか。

10年後の貯蓄と家計状況から保険は十分足りているか。

このまま保険を更新していったら20年後には保険料はいくらになっているか。

住宅ローンの返済額は将来いくらくらいに上昇するか。

などなど。これからは複雑に絡みあっています。

10年後に住宅ローン返済額が上昇
→その時の貯蓄額はいくらだろう
→借換えできるだけの資金があるか
→繰上返済をすべきか
→繰上返済をしたら子どもの進学資金が足りるか
→教育ローンは借りられるか
→車の買い替えはいつか
→今すぐ借換えをしたほうがいいのではないか
→するといくら返済になるか
→そうなると進学資金はいくら貯まるか
→奥さんはどのくらい収入を増やせるか
→働き具合による社会保険料や税金はいくらで手取りはいくらになるか
→奥さんが働いてから住宅ローンの借換えをした方がいいだろうか。
→マンションだから修繕積立金の上昇があるな
→もしかしたら、今買い替えをした方がいいかも
→いずれ親と同居するらしい。親の健康保険料は世帯を一緒にするか
→後期高齢者医療制度の適用はいつからか
→今ある親の家は売却するのか
→同居しても世帯分離させた方がいいのでは

などなど。

走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。

すべて最初に相談者がおっしゃっていただければいいのですが、あとからあとから追加情報がでてくるとさきほどの頭の中の回転がまた複雑に動きます。

その追加情報を聞き出すのが腕なのですが。

とにかく、本人は他愛もないことだと思っても、すべて言っていただくのが大切です。

そうすることによって


「え・・・・。この人、本人が気づいてない隠れ財産があるんじゃないか?」

となることがあります。

事実、これで数百万円、1000万円超の隠れ財産を見つけて差し上げたこともあります。

FPは錬金術師かコンピューターか。