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最近保険相談が増えています。

まもなく保険の更新だったり、結婚したけどまったく保険に入っていなかったりと。

基本的に事前予約が原則なのですが、平日の相談で構わなければ柔軟にお受けしております。

結構、電話での問い合わせもあります。

ただ、「相談は有料で1時間5千円です。」というとそのまま連絡が途絶えて相談予約にならないケースもいくつかあります。

おそらくそういった方は保険販売目的の代理店のおこなっている無料相談に行くのでしょう。

でも、いったんはそのような無料相談に行った方が私の有料相談にいらっしゃることも非常に多いです。

提案された月々払う保険料、その中にあきらかにムダ(ほぼ同じ内容でグループ保険や共済の方が安いケース)な保険料が数千円あることもざらです。

無料相談自体は利用いただいても構いませんが、セールスのうまい人にあたるとあれよあれよと契約してしまうかもしれません。

また、せっかくの休日をつぶして相談する時間自体がもったいないことも。


10年08月30日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
最近多い保険の無料相談。賃料いくらするんだ?と思うくらいの立地に広い相談ルームを設けている保険代理店。

私のところにはこのような無料相談に行って説明を受けてその場では納得したが、帰ってよく考えるとなんかおかしい。

そんな方がお金を払ってでもちゃんとしたところに相談しようといらっしゃいます。

そんな相談で、無料相談から提案された保険の保険料を合計すると家族でなんと月額4万円以上!!

手取りの給料は25万円弱くらい。

手取り給料の20%近くを保険料として払いましょうというプランを平気で出してくる。

もっとも保険料の中には終身保険が入ってい65歳を過ぎてから解約して老後資金にするものも1万円くらいは入っていました。

しかし、その方の家計を見てみると

25万円の給与に対して
家賃関係        △8万円
食費・光熱費等生活費  △8万円
自動車関連費     △ 3万円
子ども費       △ 3万円
その他        △ 1万円
合計         △23万円

ここに月4万円の保険料は払えません。ボーナスをあてにしないといけません。

つまり貯蓄がほとんど不可能になってしまいます。

将来奥さんが働くとかではまかなえるかもしれませんが今後のライフプラン上で10年くらいは働かないという方も多いでしょう。

そんな状態で月4万円の保険に加入したらどうなるか。

途中解約しても保険会社は損しませんが、加入者は損します。

保険料を払うために他でローンを組んだりして余計に利息を払うかもしれません。そういった余計なコストがかかることを考えずに保険のセールスをしている方が絶えません。

20代、30代の家族で月額3万円以上の保険料の提案をされたり、500万円以上の終身保険(収入が多い家庭ならいいかもしれませんが)を提案されたら逃げた方が得策です。



10年08月11日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
ある相談者から伺いましたところとあるセミナー(実質保険勧誘目ですが、一見FP的な勉強を装っている)で次のような話があったそうです。

仙台でのセミナーで

「銀座で倒れて救急車で運ばれると入院費用がとても高い病院に搬送されるので、医療保険は最低でも日額1万円以上にしましょう!できれば2万円とか3万円にしないと。」

と言っていたそうです。

私から見ればツッコミどころ満載です。

ツッコミその1

「本当に救急車で高い病院に搬送されるのか?」
確かにベッドの空き状況などによっては高い個室しか空いていない病院に搬送されるかもしれません。
しかし患者が希望していないのに病院の都合であれば差額ベッド代は請求してはいけないことと厚生労働省からの指導があります。

もっとも実務的には入院の際の念書に「個室を希望する。差額ベッド代を払う。」と書かされているケースもあるかと思います(そのケースも後で役所に相談するという手も)

どうしてもという場合であってもせいぜい1日か2日が個室であとは大部屋というのが通常ではないでしょうか。

ツッコミその2

「仙台在住の人が銀座で倒れている人は何人いるのか?」

統計でもあればいいですが、そんなものはおそらく存在しないでしょう。

ほとんどありえない状況をセミナーで話をして不安をあおるのはどんなものか。


ツッコミその3

「高額療養費制度は計算にいれているのか」
高額療養費制度を考えてみれば月に払う治療費(先のレアケースの個室代は対象になりませんが)の上限はあります。月額8万円台から13万円台でしょう。

最後に
まあ、どうしても妊娠中も出張などで遠くにいく機会が多いような方は妊娠期間中だけは高額な医療保険に加入するというのも有りだとは思いますが、生涯加入する医療保険の勧誘のためにこのような話をするのはいかがなものかと思います。

10年08月09日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv