先日、あるお客様のマイホーム用土地の契約に立ち会いました。

私は買い側の立場でしたので、売り側の事情は知りません。

ほとんどの契約段取り(重要事項説明や書類の準備)は売主側の不動産屋が行いました。

業歴30年を超える老舗の不動産屋。

売買の取り扱い件数もかなりのものだと思うのですが、出てきた契約書を見てびっくり!!

誤字脱字はいっぱい。
重要な費用負担について明記が無い。
製本の仕方が間違っていてページの順番が違う・・・・。

さらにびっくりがそのまま契約を成立させようとしたところ。

私は慌てて「気持ちよく契約するために、きちんとつくり直してください。待ってますから。」と提案しました。

※そのせいで私は次の約束をキャンセルせざるを得ませんでした。

さらに驚いたことに、契約書に印紙を貼らないで良いとその老舗不動産屋は言っていました。

実際、1万円の印紙を貼っていませんし、貼らなくともよいと。

その不動産屋いわく
「個人同士の売買なんだから印紙はいらない。」
と。

おそらく30年以上そうしてきたのでしょう。

正解は、印紙は個人同士の売買でも必要です。(翌日税務署に確認しました。)

私の買主側のお客様には印紙を貼ってもらいました。

売主側はその不動産屋が言うとおり印紙は貼っていないようです。

税務調査を受けたら、3倍の印紙代を払うことになるでしょう。

ひさしぶりにここまでいいかげんな不動産屋にあたりました。

業歴が長い=安心とはいえないのが不動産業界です。