2月29日、磯子公会堂にて「新型インフルエンザ」に関する講演会を開催しました。主催は私が代表を務める異業種交流会ですが、今回の講師が横浜市保健局の医師免許を持たれる係長様がパワーポイントで貴重な資料と共に専門家ならではの解説をされるということもあり、会場は満席となりました。

しかも横浜市磯子区医師会長、医学博士、医学者、市内に複数の診療所を有する医療法人事務局長、NPO法人AIDSネットワーク理事長等の医療関係者の多くの方々に月末の多忙な最中、ご参集頂いたことから、通常の勉強会とは、また一味違うハイレベルな勉強会となりました。

この新型インフルエンザは人から人に伝播するものであり、過去にはスペイン風邪等で戦災よりも甚大な死者数を出してきたことから、今回もしも日本の首都圏で一人の感染者が出ると、10日で首都圏のほぼ全体がパンデミック(猛スピードでインフルエンザが蔓延する)に達するという恐ろしいシミュレーションを目の当たりにしました。

具体的な予防策としては、個人レベルではとにかく手を洗うことと、医療機関・行政としては,ワクチンや特殊マスクの開発と普及が待たれることのようです。あとは、感染が始まったら、とにかく外に出ないことです。

この新型インフルエンザについては、私自身「大地震並み、いやそれ以上の生命の危機」を感じたことと、この問題に関する関心度が、参加者の多さからみても非常に高かったことから、今年のなるべく早いうちに、     新型インフルエンザについてのシンポジウムを開催したいと思いました。

今回参加して頂いた方々を中心に、関係企業・行政・医療機関・そして地域住民の方々にもお声をかけて、600人の大ホールを満員にして、危機管理に対する思いをひとつにしたいと思います。