特にこの資格業界で言えることなのですが、仕事をする上で正確で責任ある知識を集積することはとても基本的かつ肝要であると思います。
しかし、それを発揮する機会がなければ単なる「絵に描いた餅」で終わってしまいますので結局は勿体無いだけの話になりかねません。
(学者になるならば当然別の話ですが)

特に、我々のような仕事では顧客「ターゲット」が大半は中小企業の社長様で占めていますので、たとえば必要な許認可の話や債権回収の話などは若手の専門家よりも、細かい点までよくご存知の場合が多いのです。相続や遺産分割についても非常に詳しい。なぜなら、彼らは我々若手実務家よりも人生経験が長く、「実学」として色々な知識が既にあるからなのです。

そのような顧客様から報酬を頂いて仕事をするわけですから、こちらも相応の「胆力」が必要なのです。「人間力」とも置き換えられましょう。これは、正直一朝一夕ではどうにもならないもので、何を勉強すれば合格するものというものではありません。判断は常に顧客の目・社会の目から判断されます。しかも、毎日のように試験されるのです。

しかも、まだそれら「実践」の機会があれば幸せなことですが、その機会もなかなか現在得られる機会がないのもまた事実です。でも、「知識は動かす」ものでないと、やはり実務の面では無価値に等しいものになってしまいます。

おかげさまで、当事務所ではこの8年で実に様々な「実践の場」を顧客様から、社会から運良く頂きました。GW明けの明日より、さらにフル回転で知識を動かして参ります!