公的年金(厚生年金・国民年金)の積立金の2008年度の市場運用実績が10兆円の損失となった。

単年度の赤字は2年連続で、赤字幅は過去最大となった。08年9月の米証券リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)に端を発した金融危機による株価下落や円高が要因で、運用利回りもマイナス10%台に落ち込んだ。厚生労働省は「単年度の赤字で長期の年金給付にすぐ影響がでるわけではない」としているが、今後の年金制度のあり方にも影を落としそうだ。

公的年金の積立金の運用は、積立金は約140兆円で、そのうち約90兆円を市場で運用している。運用割合は6割超が国内債券、2割が国内・外国株式、残る1割が外国債券となっている。

おいおいただでさえ、将来の年金が危ういのに、このような運用状況とは・・

しかし公務員の共済年金はほぼマイナスなく、財源も豊かなのは意外と知られていないのです。