大手都市銀行は5月に適用する「固定型」の住宅ローン金利を引き上げると発表しました。
「アベノミクス」の第1の矢となった日銀の新金融緩和は、円安や株高で即効性を示した。半面、長期国債市場は政策を消化しきれず金利は落ち着いておらず、住宅ローンがそのあおりを受けている格好だ。
日銀が4月4日に新たな量的緩和策を導入した直後、長期金利の指標となる新発10年国債の利回りは過去最低の0.315%に急落。その後反転し、0.5%台後半から0.6%前半でもみ合うジェットコースターの様な展開になった。
 このため、3大銀は借入時の金利が相対的に低い「変動型」を2.4%台に据え置く一方、長期金利に連動する固定型について、0.05~0.1%、それぞれ引き上げることにした。
これから住宅ロー借りる人や既に借りている人は固定型の比率を高めることを検討するのも重要です。