屋根で切妻屋根の妻側の端部の事を螻羽(けらば)と言い、この所に用
いる瓦の事を螻羽瓦(けらばかわら)と言いますが、現在では切妻屋根
の妻側ばかりでなく他の屋根形態の妻側の事もケラバと呼んでいます。

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このケラバ、文字からすると1文無しになる意味の隠語として使われる
あの「オケラ」の語源の一説がある螻(けら)というバッタのような虫
で地中にもぐって行く虫と同じ文字。
その虫の羽根がどうして端部を指すようになったのかは判りませんが、
今度調べてみようかな、と思っています。

まぁ、世の中の言葉もそうですが建築用語も語源がハッキリしない言葉
も結構ある物です。