街を歩いていて見ているようで見ていないなぁ、と、思わせる事に
良く出会い、反省す事があるのですが、そんな出来事の1つで赤坂
に行った時に日枝神社を通った時の事。

この神社の位置はホテルニュージャパンが有った近くで、一般の人
にはこのホテルが1982年に火災になった事で知っていると思い
ます。
建築的にはこのホテルの設計は佐藤武夫で、形態がフラクタル構造
をしている事で知られていますが、ホテルが火災に遭った時にプラ
ン的な事が取り上げられた為か、イメージが悪いようで設計者の作
品集などには掲載されていないようです。

そんなホテルの事が気になっていたのか、見ているようで見ていな
かったのがこの日枝神社の鳥居で良く見られる鳥居とは少し違う形
で鳥居に関心を持っている私としては、見落としていたと言う感じ。

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この鳥居は山王鳥居という形で明神系鳥居の一種、良く見る鳥居の
形とは違い笠木の上に屋根が乗っているような形が特徴で別名を
破風鳥居や合掌鳥居と言われているようです。

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そんな鳥居をくぐると社殿に向かう階段が有るのですが、現代的に
階段の横にはエスカレーターが設置され足の悪い人にも便利なよう
に出来ていました。そして本殿から正面の階段を下りたのですが
何と正面よりも脇から上るほうが立派に出来ていたのには驚きで、
そんな驚きの有った日枝神社でした。