昨日の夜は住宅総合研究財団主催の世界のすまい方フォーラムに参
加する為に千駄ヶ谷へ行きました。

講師は山田昌弘氏(中央大学)でテーマは「リスク化,二極化する
家族と住宅」でしたので、住宅が家族にどのような影響を及ぼして
いるのかを聞く事が出来るのでは無いかと期待していたのですが、
その点に付いては少し期待外れ。

しかし、講義の内容は社会的な影響から家族の位置付けが決まり、
その家族が過ごす家の価値観は、豊かな家族生活を送る器という物
から、現在では必ずしもそうでは無くなって来ている、と言う指摘
が有りまして。

最近の建築雑誌に取り上げられる住宅などを見ると家族=家と言う
構図が崩れてきている感じを持っている私としては、家という器に
は空間が持つ力が有り、その空間をどのようにして行くべきか?
と言うテーマを課せられたフォーラムの参加となったのでした。