このブログを読んでコメントを書いていただく事がよく有りますが
最近のコメントで日本建築に付いての質問があったのですが、その
コメント欄に書き込みきれない内容なのと、どうせコメントを返す
なら多くの人の目に触れたほうが良いかな? と、そんな感じの
今日のブログです。

そもそも、此処に日本建築やその部分などを紹介する記事を書いて
いるのは、自分自身としては過去の建築を見る事が自身の役に立つ
事も有ろうと思っている所も有って、建築を見ている訳ですが、
見る際に何も知らないで見るよりも知った上で見る事がより多くの
情報を得る事が出来るという経験から、皆さんが建築を見る楽しみ
の一助となればと思い、このブログに載せているのですが、元来古
建築を専門としている訳では無く、自分なりに調べた事を書いてい
るので、間違いなどあるかも知れませんので、承知して読んで下さ
い。

さて、前置きが長くなりましたが、今日の話は「鳥衾」(とりぶすま)
と「経の巻」(きょうのまき)

頂いた質問はこの鬼瓦の上の物の数の違いの意味について?

20090318_01.jpg

そこで鬼瓦の上の一本の物これは「鳥衾」という瓦で装飾的な意味
と、この鬼瓦と鬼瓦の後ろに積まれる棟瓦(棟熨斗積瓦)の接点に
上から雨の侵入を防ぐ役目が有ったようです。

20090318_02.jpg

もう1つの鬼瓦の上の三本の物、これは、もう少し正確に言うと元
来は鬼瓦では無く、屋根の勾配に合わせて屋根を跨ぐようになって
いる物でそれを”獅子口”と言い、その獅子口の上に載せる三本、
または5本の「経の巻」と言われる物です。これが何を表している
のかは定かでは有りませんが文字からすると経典の巻物であるよう
に感じますが、さてどうでしょうか。

ご質問ではこの獅子口の事を「卯立つ」と何処かで説明されたよう
ですが、おそらく棟がある壁が屋根より高くなっていて、それを指
したのでは無いかと思います。「卯立つ」は関西圏に多くてここ関
東ではあまり見かけないので現在手元に写真が有りませんので、
いつか写真が撮れたらブログの題材にしたいと思っています。